デンマーク、オールボーで開催されたグランフォンド世界選手権で高岡亮寛(Roppongi Express)が独走勝利。男子45-49歳の部で世界チャンピオンに輝いた。



念願のアルカンシエルを手にした高岡亮寛(Roppongi Express) photo:小林一美

6度目の挑戦でアルカンシエルを手にした photo:森廣真奈
「UCIグランフォンド世界選手権」の2024年大会開催地となったのはデンマークのオールボー。ホビーレーサーにとっての世界一を決める大会であり、世界各地で開催される予選レースの上位選手だけが参戦できる。なお2026年は北海道ニセコでの開催が決まっている(2026年8月26〜30日開催)。

男子45-49歳カテゴリーに参戦した高岡亮寛(Roppongi Express)は序盤で単独走に持ち込み、距離152.9km/獲得標高1326mのコースで1分半リードを保ち続けてフィニッシュ。7年前の初挑戦から数えて6度目となる今年、公言していたアルカンシエル獲得を叶えた。

「いつかは獲りたいと公言していたが、本当に自分が世界チャンピオンになるなんて。朝にめまいは感じなかった。心配した天気も問題ない。300人の最後尾スタートも10分で先頭まで上がれた。細い道での速度の上げ下げを嫌って先頭で少しペースアップしたら一人で抜け出してしまった。

まさか単独逃げをする事になるとは。またリスク大き過ぎる無謀な走りをしてしまったか…。結局色々なラッキーが重なり、最終的に9割以上の道のりでトップを走り続け、後続に1.5分差をつけて優勝。

表彰式で皆に祝福してもらい、夜は打ち上げで仲間と美味しい料理とお酒。海外遠征で結果が悪かったからつまらなかったと思ったことはない。けど結果が良いと尚楽しいのは言うまでもない。5人が153kmのレースを走り、落車パンクなどのトラブルゼロというのは奇跡的な結果だと思う。間違いなく2024年のハイライトの一つになるだろう良き海外遠征だった」と、自身のSNSに喜びを綴っている。


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