ツアー・オブ・ジャパン6日目、スルガ銀行富士山ステージは、マッテオ・ファッブロが1位、カミール・ボヌーが2位となり、ソリューションテックNIPPOラーリが1-2フィニッシュを達成。ファッブロが総合首位に立った。日本人選手では留目夕陽(愛三工業レーシングチーム)が11位となり、総合10位に浮上した。

NIPPO応援団が駆けつけた photo:Satoru Kato 
風間翔眞と山田拓海は整列位置ボードの周りでウォームアップ? photo:Satoru Kato

富士霊園前からスタート photo:Satoru Kato
ツアー・オブ・ジャパン第6ステージは、勝負を決する富士山。標高2,000mの富士山五合目にフィニッシュするツアー・オブ・ジャパンのクイーンステージを迎えた。
今回はコースが一部改められ、富士霊園前をスタートしたのち、東京五輪の個人タイムトライアルコースをショートカットするように新たに設定された1周10.3kmの周回コースを4周回(+パレード1周)する。最大勾配22%のふじあざみラインの登りは従来通り。計62.1kmのレースとなる。

スタート直後に先行した7名の集団 photo:Satoru Kato

メイン集団は一時3分以上離される photo:Satoru Kato
直前までの雨予報を覆す夏のような陽射しと暑さ。しかし富士山は雲の奥に隠れたまま姿を見せない中リアルスタートが切られると、早速7名が先行する。メンバーは、昨年の富士山ステージ覇者のナホム・ゼライ・アラヤ(TEAM UKYO)、アレッサンドロ・イアッキ(ソリューションテックNIPPOラーリ)、ニルス・シンシェック(リーニン スター)、ファーガス・ブラウニング(トレンガヌ サイクリングチーム)、エリオット・シュルツ(ヴィクトワール広島)、織田聖(愛三工業レーシングチーム)、マティアス・マルンベア(スワットクラブ)。

ふじあざみラインの登りに入り集団の前にソリューションテックNIPPOラーリのメンバーが出る ©︎TOJ2026
2周目に入るとアラヤが遅れて6名となるも、後続集団との差は3分以上まで開く。周回を終えてふじあざみラインに入ると先頭集団は崩壊。シンシェックとブラウニングの2名が先行し、その後ブラウニングが単独で先行する。ブラウニングはふじあざみラインの中間点となる旧馬返しを過ぎても先頭を維持。しかし後方からマッテオ・ファッブロ(ソリューションテック NIPPO ラーリ)を含む7名の追走集団が30秒差まで迫る。

トップで登ってきたマッテオ・ファッブロ(ソリューションテックNIPPOラーリ) photo:Satoru Kato

マッテオ・ファッブロ(ソリューションテックNIPPOラーリ)が富士山を制した ©︎TOJ2026
残り5kmを過ぎたところで、追走集団を切り離したファッブロとカミール・ボヌー(ソリューションテックNIPPOラーリ)がブラウニングに追いついて抜き去り、2名で先行。エドアルド・セプルベダ (リーニン スター)が追いかけるものの、1分前後の差は縮まらない。残り2kmを過ぎるとファッブロが先行。ボヌーに30秒以上の差をつけてフィニッシュした。

総合2位につけていたベンジャミ・プラデス(VC福岡)は1分3秒遅れの4位 photo:Satoru Kato 
リーダージャージのトンマーゾ・ダーティ(TEAM UKYO)は5分近く遅れて18位 photo:Satoru Kato
リーダージャージのトンマーゾ・ダーティ(TEAM UKYO)は4分46秒遅れの18位でフィニッシュ。この結果、50秒遅れで総合4位につけていたファッブロが逆転して総合首位に立ち、2位のボヌーが総合でも2位となり、ソリューションテックNIPPOラーリが総合上位を占めた。総合3位につけていたベンジャミ・プラデス(VC福岡)は1分3秒遅れの4位でフィニッシュし、総合3位を維持。2位ボヌーと3秒差で残り2ステージを迎える。

11位でフィニッシュした留目夕陽(愛三工業レーシングチーム) ©︎TOJ2026 
山岳賞ジャージの山本元喜(キナンレーシングチーム) photo:Satoru Kato
日本人選手では、留目夕陽(愛三工業レーシングチーム)の11位が最上位。留目はこの結果総合10位に浮上した。山本元喜(キナンレーシングチーム)は20分以上遅れるも、第5ステージまでに稼いだポイントで山岳賞を維持した。

マッテオ・ファッブロ(ソリューションテックNIPPOラーリ)が新リーダーに photo:Satoru Kato
マッテオ・ファッブロ コメント
「みんなで他のチームに差をつけて前に行く作戦で臨んだ。登りに入って1人が先行していたので、(ティレン)フィンクスト、(アレッサンドロ・)イアッキ、(カミール・)ボヌーと私で集団をハイペースで牽引した。その後残ったのは私とボヌーの2人になり、後続との差がどのくらいなのか分からなかったので、最後は1人でプッシュした。
ここまでTEAM UKYOがとにかく強かったけれど、この富士山での総合逆転は最初から狙っていた。明日はとにかくコントロールして首位を守りたい。もちろんボヌーの総合2位も守って最後の東京まで行きたい」

第6ステージを終えての各賞ジャージ photo:Satoru Kato



ツアー・オブ・ジャパン第6ステージは、勝負を決する富士山。標高2,000mの富士山五合目にフィニッシュするツアー・オブ・ジャパンのクイーンステージを迎えた。
今回はコースが一部改められ、富士霊園前をスタートしたのち、東京五輪の個人タイムトライアルコースをショートカットするように新たに設定された1周10.3kmの周回コースを4周回(+パレード1周)する。最大勾配22%のふじあざみラインの登りは従来通り。計62.1kmのレースとなる。


直前までの雨予報を覆す夏のような陽射しと暑さ。しかし富士山は雲の奥に隠れたまま姿を見せない中リアルスタートが切られると、早速7名が先行する。メンバーは、昨年の富士山ステージ覇者のナホム・ゼライ・アラヤ(TEAM UKYO)、アレッサンドロ・イアッキ(ソリューションテックNIPPOラーリ)、ニルス・シンシェック(リーニン スター)、ファーガス・ブラウニング(トレンガヌ サイクリングチーム)、エリオット・シュルツ(ヴィクトワール広島)、織田聖(愛三工業レーシングチーム)、マティアス・マルンベア(スワットクラブ)。

2周目に入るとアラヤが遅れて6名となるも、後続集団との差は3分以上まで開く。周回を終えてふじあざみラインに入ると先頭集団は崩壊。シンシェックとブラウニングの2名が先行し、その後ブラウニングが単独で先行する。ブラウニングはふじあざみラインの中間点となる旧馬返しを過ぎても先頭を維持。しかし後方からマッテオ・ファッブロ(ソリューションテック NIPPO ラーリ)を含む7名の追走集団が30秒差まで迫る。


残り5kmを過ぎたところで、追走集団を切り離したファッブロとカミール・ボヌー(ソリューションテックNIPPOラーリ)がブラウニングに追いついて抜き去り、2名で先行。エドアルド・セプルベダ (リーニン スター)が追いかけるものの、1分前後の差は縮まらない。残り2kmを過ぎるとファッブロが先行。ボヌーに30秒以上の差をつけてフィニッシュした。


リーダージャージのトンマーゾ・ダーティ(TEAM UKYO)は4分46秒遅れの18位でフィニッシュ。この結果、50秒遅れで総合4位につけていたファッブロが逆転して総合首位に立ち、2位のボヌーが総合でも2位となり、ソリューションテックNIPPOラーリが総合上位を占めた。総合3位につけていたベンジャミ・プラデス(VC福岡)は1分3秒遅れの4位でフィニッシュし、総合3位を維持。2位ボヌーと3秒差で残り2ステージを迎える。


日本人選手では、留目夕陽(愛三工業レーシングチーム)の11位が最上位。留目はこの結果総合10位に浮上した。山本元喜(キナンレーシングチーム)は20分以上遅れるも、第5ステージまでに稼いだポイントで山岳賞を維持した。

マッテオ・ファッブロ コメント
「みんなで他のチームに差をつけて前に行く作戦で臨んだ。登りに入って1人が先行していたので、(ティレン)フィンクスト、(アレッサンドロ・)イアッキ、(カミール・)ボヌーと私で集団をハイペースで牽引した。その後残ったのは私とボヌーの2人になり、後続との差がどのくらいなのか分からなかったので、最後は1人でプッシュした。
ここまでTEAM UKYOがとにかく強かったけれど、この富士山での総合逆転は最初から狙っていた。明日はとにかくコントロールして首位を守りたい。もちろんボヌーの総合2位も守って最後の東京まで行きたい」

ツアー・オブ・ジャパン2026 スルガ銀行富士山ステージ 結果(62.1km)
| 1位 | マッテオ・ファッブロ (ソリューションテック NIPPO ラーリ、イタリア) | 2時間3分54秒 |
| 2位 | カミール・ボヌー (ソリューションテック NIPPO ラーリ、ベルギー) | +32秒 |
| 3位 | エドアルド・セプルベダ (リーニン スター、アルゼンチン) | +52秒 |
| 4位 | ベンジャミ・プラデス・レヴェルテル (VC福岡、スペイン) | +1分3秒 |
| 5位 | ファーガス・ブラウニング (トレンガヌ サイクリング チーム、オーストラリア) | +1分10秒 |
| 6位 | マシュー・グリーンウッド (シーキャッシュ X ボディラップ、オーストラリア) | +1分15秒 |
| 7位 | アドネ・ヴィレムヤン・ファン・エングレン (トレンガヌ サイクリング チーム、オランダ) | +1分20秒 |
| 8位 | ニコロ・ガリッボ (TEAM UKYO、イタリア) | +1分37秒 |
| 9位 | ホム・ゼライ・アラヤ (TEAM UKYO、エリトリア) | +1分50秒 |
| 10位 | ルーク・バーンズ (ヴィクトワール広島、オーストラリア) | +1分59秒 |
| 個人総合成績(第6ステージ終了時) | ||
| 1位 | マッテオ・ファッブロ (ソリューションテック NIPPO ラーリ、イタリア) | 11時間4分28秒 |
| 2位 | カミール・ボヌー (ソリューションテック NIPPO ラーリ、ベルギー) | +59秒 |
| 3位 | ベンジャミ・プラデス・レヴェルテル (VC福岡、スペイン) | +1分2秒 |
| 4位 | エドアルド・セプルベダ (リーニン スター、アルゼンチン) | +1分17秒 |
| 5位 | ファーガス・ブラウニング (トレンガヌ サイクリング チーム、オーストラリア) | +1分29秒 |
| 6位 | ニコロ・ガリッボ (TEAM UKYO、イタリア) | +1分39秒 |
| ポイント賞 トンマーゾ・ダーティ (TEAM UKYO、イタリア) | ||
| 山岳賞 山本元喜(キナンレーシングチーム、日本) | ||
| 新人賞 ウィル・ヒース(シーキャッシュXボディラップ、オーストラリア) | ||
| チーム順位1位 トレンガヌ サイクリング チーム |
明日、神奈川県相模原市での第6ステージは、山岳賞が設定される最後のステージ。山岳賞トップの山本元喜と同2位のフランチェスコ・カローロ(スワットクラブ)との差はたった3点。2級山岳が3回設定され、1位通過5点、2位通過3点、3位通過1点が与えられるため、1位通過2回以上で山本の山岳賞が確定する。スワットクラブは山岳賞ジャージを取り返すために動いてくると思われ、4名になってしまったキナンレーシングチームは厳しい戦いになりそうだ。
一方、総合首位争いは、ソリューションテックNIPPOラーリが総合1位と2位を守るか否かが焦点となりそう。2位ボヌーと3位プラデスとの3秒差は中間スプリントのボーナスタイムでも逆転可能な差だが、今大会唯一のプロチームの力を見せてくるか?
text&photo:Satoru Kato
一方、総合首位争いは、ソリューションテックNIPPOラーリが総合1位と2位を守るか否かが焦点となりそう。2位ボヌーと3位プラデスとの3秒差は中間スプリントのボーナスタイムでも逆転可能な差だが、今大会唯一のプロチームの力を見せてくるか?
text&photo:Satoru Kato
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