日本学生自転車競技連盟は、9月1日に長野県大町市で開催予定の「全日本大学対抗選手権自転車競技ロードレース(インカレロードレース)」について、台風10号の影響を考慮して延期または中止すると発表した。



長野県北部の大町市美麻地区で昨年4年ぶりに開催されたインカレロードレース photo:Satoru Kato

日本学生自転車競技連盟(=学連)は、公式サイトでコミュニケを発表し、9月1日に長野県大町市の美麻地区で開催を予定していたインカレロードレースを延期または中止すると発表した。

延期または中止とする理由として、コミュニケの中で接近中の台風10号による以下のような影響を挙げている。

・公共交通機関の計画運休により移動手段が車移動に制限される。
・開催地に向かう道中において悪天候の中を移動せざるを得ない。
・その際、高速道路や一般道の通行止めが予測される。
・必要な安全柵や審判車両・モーターバイク・審判員が予定通り現地に揃わないおそれがある。
・前日迄に予定している安全柵設置などの安全対策が事前に充分に行えないおそれがある。
・地元での設営準備業務を悪天候の中で行わざるを得なくなるおそれがある。
・大雨の中での開催となった場合、選手だけでなく地元から協力いただくコース管理ボランティアにもリスクが及ぶ。
・競技コースやアプローチ道路で落石やコンディション悪化の可能性がある。

なお、代替開催については今後検討される。可能になった場合は「延期」とし、開催不可能となった場合は「中止」とされる。

今年のインカレは8月23日から25日に千葉県千葉市の千葉JPFドームでトラック競技が行われ、大学対抗の総合成績で男子は日本大学、女子は早稲田大学が首位となっている。

詳細については下記リンクより日本学生自転車競技連盟の公式サイトをご参照のこと。



text&photo: Satoru Kato