2024/08/16(金) - 13:10
終盤に落車が連続したツール・ド・ポローニュ第4ステージ。集団スプリントでオラフ・コーイ(オランダ、ヴィスマ・リースアバイク)がライバルたちを退け、5月のジロ・デ・イタリア以来となる勝利を手に入れた。
7日間で争われるツール・ド・ポローニュ(UCIワールドツアー)の第4ステージは、今大会の最長距離である195.3kmの平坦ステージ。前半に2つの登りが登場するものの、それ以降はフィニッシュ地点のプルドニクまで平坦路が続くため、大会最初の集団スプリントが予想された。
この日逃げを打ったのは山岳賞ジャージを着るミハウ・パルタ(ポーランド・ナショナルチーム)とシュモン・サイノク(ポーランド、Q36.5プロサイクリング)の2名。パルタは狙い通りこの日唯一の2級山岳をトップ通過し、山岳賞ランキングのリードを拡大。その後プロトンに戻った2名と入れ替わるように、21歳のカクパー・ギエリク(ポーランド・ナショナルチーム)が単独先頭に立った。
そのギエリクも残り41km地点でメイン集団に捉えられ、2日目勝者のティム・ウェレンス(ベルギー、UAEチームエミレーツ)やフレッド・ライト(イギリス、バーレーン・ヴィクトリアス)がアタックするシーンも。しかしいずれも決まらず、残り27km地点でキャメロン・ワーフ(オーストラリア、イネオス・グレナディアーズ)や4名を含む落車が発生する。また残り21kmではシルヴァン・ディリエ(スイス、アルペシン・ドゥクーニンク)ら10名が巻き込まれる落車が起こり、混沌とする雰囲気のなか予想通り集団スプリントが幕開けた。
集団先頭でトレインを並べ最終ストレートに入ったのはリドル・トレック。その最後尾につくマッズ・ピーダスン(デンマーク)がスプリント開始のタイミングを伺い、残り200mから踏み込む。ピッタリと背後についたオラフ・コーイ(オランダ、ヴィスマ・リースアバイク)が残り100mでピーダスンに並び、フィニッシュラインの手前で抜き去った。
ポローニュで3年連続となるステージ優勝を飾ったコーイ。「ここで再び勝利することができてとても嬉しい。厳しかったステージを越え、今日が勝つチャンスだと分かっていた。最後は緊張したが、ラスト1kmから完璧な位置を取ることができた」と、5月のジロ・デ・イタリア第9ステージ以来となる勝利をコーイは喜んだ。
2位にはフィニッシュ直前で失速したピーダスンを抜き、サム・ベネット(アイルランド、デカトロンAG2Rラモンディアル)が2位。終盤の落車で足止めされたヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク、ヴィスマ・リースアバイク)はチームメイトのアシストもあり無事トップと同タイムでフィニッシュ。総合リーダージャージを守っている。
翌日の第5ステージも平坦ステージのため、2日連続の集団スプリントが予想される。
7日間で争われるツール・ド・ポローニュ(UCIワールドツアー)の第4ステージは、今大会の最長距離である195.3kmの平坦ステージ。前半に2つの登りが登場するものの、それ以降はフィニッシュ地点のプルドニクまで平坦路が続くため、大会最初の集団スプリントが予想された。
この日逃げを打ったのは山岳賞ジャージを着るミハウ・パルタ(ポーランド・ナショナルチーム)とシュモン・サイノク(ポーランド、Q36.5プロサイクリング)の2名。パルタは狙い通りこの日唯一の2級山岳をトップ通過し、山岳賞ランキングのリードを拡大。その後プロトンに戻った2名と入れ替わるように、21歳のカクパー・ギエリク(ポーランド・ナショナルチーム)が単独先頭に立った。
そのギエリクも残り41km地点でメイン集団に捉えられ、2日目勝者のティム・ウェレンス(ベルギー、UAEチームエミレーツ)やフレッド・ライト(イギリス、バーレーン・ヴィクトリアス)がアタックするシーンも。しかしいずれも決まらず、残り27km地点でキャメロン・ワーフ(オーストラリア、イネオス・グレナディアーズ)や4名を含む落車が発生する。また残り21kmではシルヴァン・ディリエ(スイス、アルペシン・ドゥクーニンク)ら10名が巻き込まれる落車が起こり、混沌とする雰囲気のなか予想通り集団スプリントが幕開けた。
集団先頭でトレインを並べ最終ストレートに入ったのはリドル・トレック。その最後尾につくマッズ・ピーダスン(デンマーク)がスプリント開始のタイミングを伺い、残り200mから踏み込む。ピッタリと背後についたオラフ・コーイ(オランダ、ヴィスマ・リースアバイク)が残り100mでピーダスンに並び、フィニッシュラインの手前で抜き去った。
ポローニュで3年連続となるステージ優勝を飾ったコーイ。「ここで再び勝利することができてとても嬉しい。厳しかったステージを越え、今日が勝つチャンスだと分かっていた。最後は緊張したが、ラスト1kmから完璧な位置を取ることができた」と、5月のジロ・デ・イタリア第9ステージ以来となる勝利をコーイは喜んだ。
2位にはフィニッシュ直前で失速したピーダスンを抜き、サム・ベネット(アイルランド、デカトロンAG2Rラモンディアル)が2位。終盤の落車で足止めされたヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク、ヴィスマ・リースアバイク)はチームメイトのアシストもあり無事トップと同タイムでフィニッシュ。総合リーダージャージを守っている。
翌日の第5ステージも平坦ステージのため、2日連続の集団スプリントが予想される。
ツール・ド・ポローニュ2024第4ステージ
1位 | オラフ・コーイ(オランダ、ヴィスマ・リースアバイク) | 4:46:20 |
2位 | サム・ベネット(アイルランド、デカトロンAG2Rラモンディアル) | |
3位 | マッズ・ピーダスン(デンマーク、リドル・トレック) | |
4位 | ヨルディ・メーウス(ベルギー、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ) | |
5位 | ティム・メルリール(ベルギー、スーダル・クイックステップ) | |
6位 | スタニスワフ・アニオコウスキ(ポーランド、コフィディス) | |
7位 | ヘルベン・テイッセン(ベルギー、アンテルマルシェ・ワンティ) | |
8位 | アルベルト・ダイネーゼ(イタリア、チューダー・プロサイクリング) | |
9位 | イェンセン・プロウライト(オーストリア、アルペシン・ドゥクーニンク) | |
10位 | フィル・バウハウス(ドイツ、バーレーン・ヴィクトリアス) |
個人総合成績
1位 | ヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク、ヴィスマ・リースアバイク) | 12:51:08 |
2位 | ディエゴ・ウリッシ(イタリア、UAEチームエミレーツ) | +0:19 |
3位 | ウィルコ・ケルデルマン(オランダ、ヴィスマ・リースアバイク) | +0:20 |
4位 | ロマン・グレゴワール(フランス、グルパマFDJ) | +0:33 |
5位 | マグナス・シェフィールド(アメリカ、イネオス・グレナディアーズ) | +0:37 |
6位 | マテイ・モホリッチ(スロベニア、バーレーン・ヴィクトリアス) | +0:44 |
7位 | エドアルド・ザンバニーニ(イタリア、バーレーン・ヴィクトリアス) | |
8位 | ヤニス・ヴォワザール(スイス、チューダー・プロサイクリング) | +0:49 |
9位 | ミッケルフレーリク・ホノレ(デンマーク、EFエデュケーション・イージーポスト) | |
10位 | フェリックス・グロスシャートナー(オーストリア、UAEチームエミレーツ) | +0:50 |
その他の特別賞
ポイント賞 | ディエゴ・ウリッシ(イタリア、UAEチームエミレーツ) |
山岳賞 | ミハウ・パルタ(ポーランド・ナショナルチーム) |
チーム総合成績 | UAEチームエミレーツ |
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
photo:CorVos
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