2024/08/15(木) - 13:06
フィニッシュ手前に急勾配坂が設定されたツール・ド・ポローニュ3日目。先行したウリッシをフィニッシュ手前で抜いたティボー・ネイス(ベルギー、リドル・トレック)が大会2勝目を挙げ、ヴィンゲゴーは総合首位キープに成功している。
ツール・ド・ポローニュ(UCIワールドツアー)の第3ステージはバウブジフから丘陵地帯を巡り、ドゥシュニキ・ズドルイを目指す156.5km。コース前半に3つの2級山岳を越え、後半は2級山岳カルウフ(距離7km/平均5.1%)を含むコースを2周。ラストは距離900m/平均8.1%の短い登りを駆け上がる。
この日はヤン・マース(オランダ、ジェイコ・アルウラー)と山岳賞ジャージを着るミハウ・パルタ(ポーランド・ナショナルチーム)、ニコラ・ドゥボーマルシェ(フランス、コフィディス)の3名が逃げを打つ。1つ目の2級山岳ではマースとの熾烈なKOM争いをパルタが制し、2つ目は争うことなくパルタが連続でトップ通過。パルタは3つ目も先頭通過して山岳ポイントを加算する一方で、約1分差で追いかける後方ではペリョ・ビルバオ(スペイン、バーレーン・ヴィクトリアス)ら7名が追走集団を形成した。
残り76km地点で追走は逃げ集団を捉え、この日4つ目の2級山岳カルウフに入るとパルタがアタック。ここもパルタはトップ通過で最大ポイントを獲得し、戻った逃げ集団では残り53kmでペピン・レインデリンク(オランダ、スーダル・クイックステップ)とドゥボーマルシェが落車する。レインデリンクは無事レースに復帰したものの、レインデリンクは棄権し、レース後チームが脊椎を骨折したことを伝えた。
先頭集団は残り19km地点でプロトンに吸収され、それと同時にヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク、ヴィスマ・リースアバイク)がアタック。オスカー・オンリー(イギリス、DSMフィルメニッヒ・ポストNL)などが食らいついたためヴィンゲゴーは踏むのを止め、後続も追いつき集団は一つに戻った。
そのままアタックもなくレースは進み、集団は最後の距離900m/平均8.1%の丘に突入する。道幅の狭いコースを前年の総合優勝者マテイ・モホリッチ(スロベニア)のためにバーレーン・ヴィクトリアスがペースを作り、勾配が上がる残り200mからディエゴ・ウリッシ(イタリア、UAEチームエミレーツ)が加速。コーナーが連続するテクニカルな終盤を先頭で進むウリッシの背後にはウィルコ・ケルデルマン(オランダ、ヴィスマ・リースアバイク)がつき、最終ストレートでティボー・ネイス(ベルギー、リドル・トレック)が迫る。
フィニッシュ手前25mでネイスは先頭に立ち、そのまま先頭で両手を振り上げた。
初日の登りフィニッシュに続き、大会2勝目を手に入れた21歳のネイス。「僕を信じ、アシストしてくれたチームメイトに感謝したい。前にいた選手のスリップストリームに入り、今日は位置取りと脚の残し具合の勝負だった。そしてタイミングを見計らいステージ勝利を手に入れた」とネイスはレースを振り返った。
総合首位は区間9位のヴィンゲゴーがキープし、ステージ2位のウリッシが総合2位に上がっている。
ツール・ド・ポローニュ(UCIワールドツアー)の第3ステージはバウブジフから丘陵地帯を巡り、ドゥシュニキ・ズドルイを目指す156.5km。コース前半に3つの2級山岳を越え、後半は2級山岳カルウフ(距離7km/平均5.1%)を含むコースを2周。ラストは距離900m/平均8.1%の短い登りを駆け上がる。
この日はヤン・マース(オランダ、ジェイコ・アルウラー)と山岳賞ジャージを着るミハウ・パルタ(ポーランド・ナショナルチーム)、ニコラ・ドゥボーマルシェ(フランス、コフィディス)の3名が逃げを打つ。1つ目の2級山岳ではマースとの熾烈なKOM争いをパルタが制し、2つ目は争うことなくパルタが連続でトップ通過。パルタは3つ目も先頭通過して山岳ポイントを加算する一方で、約1分差で追いかける後方ではペリョ・ビルバオ(スペイン、バーレーン・ヴィクトリアス)ら7名が追走集団を形成した。
残り76km地点で追走は逃げ集団を捉え、この日4つ目の2級山岳カルウフに入るとパルタがアタック。ここもパルタはトップ通過で最大ポイントを獲得し、戻った逃げ集団では残り53kmでペピン・レインデリンク(オランダ、スーダル・クイックステップ)とドゥボーマルシェが落車する。レインデリンクは無事レースに復帰したものの、レインデリンクは棄権し、レース後チームが脊椎を骨折したことを伝えた。
先頭集団は残り19km地点でプロトンに吸収され、それと同時にヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク、ヴィスマ・リースアバイク)がアタック。オスカー・オンリー(イギリス、DSMフィルメニッヒ・ポストNL)などが食らいついたためヴィンゲゴーは踏むのを止め、後続も追いつき集団は一つに戻った。
そのままアタックもなくレースは進み、集団は最後の距離900m/平均8.1%の丘に突入する。道幅の狭いコースを前年の総合優勝者マテイ・モホリッチ(スロベニア)のためにバーレーン・ヴィクトリアスがペースを作り、勾配が上がる残り200mからディエゴ・ウリッシ(イタリア、UAEチームエミレーツ)が加速。コーナーが連続するテクニカルな終盤を先頭で進むウリッシの背後にはウィルコ・ケルデルマン(オランダ、ヴィスマ・リースアバイク)がつき、最終ストレートでティボー・ネイス(ベルギー、リドル・トレック)が迫る。
フィニッシュ手前25mでネイスは先頭に立ち、そのまま先頭で両手を振り上げた。
初日の登りフィニッシュに続き、大会2勝目を手に入れた21歳のネイス。「僕を信じ、アシストしてくれたチームメイトに感謝したい。前にいた選手のスリップストリームに入り、今日は位置取りと脚の残し具合の勝負だった。そしてタイミングを見計らいステージ勝利を手に入れた」とネイスはレースを振り返った。
総合首位は区間9位のヴィンゲゴーがキープし、ステージ2位のウリッシが総合2位に上がっている。
ツール・ド・ポローニュ2024第3ステージ
1位 | ティボー・ネイス(ベルギー、リドル・トレック) | 4:03:21 |
2位 | ディエゴ・ウリッシ(イタリア、UAEチームエミレーツ) | |
3位 | ウィルコ・ケルデルマン(オランダ、ヴィスマ・リースアバイク) | |
4位 | アーチー・ライアン(アイルランド、EFエデュケーション・イージーポスト) | |
5位 | マグナス・シェフィールド(アメリカ、イネオス・グレナディアーズ) | |
6位 | エドアルド・ザンバニーニ(イタリア、バーレーン・ヴィクトリアス) | |
7位 | ロマン・グレゴワール(フランス、グルパマFDJ) | |
8位 | マテイ・モホリッチ(スロベニア、バーレーン・ヴィクトリアス) | |
9位 | ヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク、ヴィスマ・リースアバイク) | |
10位 | ベン・オコーナー(オーストラリア、デカトロンAG2Rラモンディアル) |
個人総合成績
1位 | ヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク、ヴィスマ・リースアバイク) | 8:04:48 |
2位 | ディエゴ・ウリッシ(イタリア、UAEチームエミレーツ) | +0:19 |
3位 | ウィルコ・ケルデルマン(オランダ、ヴィスマ・リースアバイク) | +0:20 |
4位 | ロマン・グレゴワール(フランス、グルパマFDJ) | +0:33 |
5位 | マグナス・シェフィールド(アメリカ、イネオス・グレナディアーズ) | +0:37 |
6位 | エドアルド・ザンバニーニ(イタリア、バーレーン・ヴィクトリアス) | +0:45 |
7位 | ヤニス・ヴォワザール(スイス、チューダー・プロサイクリング) | +0:49 |
8位 | マテイ・モホリッチ(スロベニア、バーレーン・ヴィクトリアス) | |
9位 | ミッケルフレーリク・ホノレ(デンマーク、EFエデュケーション・イージーポスト) | |
10位 | フェリックス・グロスシャートナー(オーストリア、UAEチームエミレーツ) | +0:50 |
その他の特別賞
ポイント賞 | ディエゴ・ウリッシ(イタリア、UAEチームエミレーツ) |
山岳賞 | ミハウ・パルタ(ポーランド・ナショナルチーム) |
チーム総合成績 | UAEチームエミレーツ |
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
photo:CorVos
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