2024/07/09(火) - 05:37
ジロ・デ・イタリア・ウィメン2日目の集団スプリントでキアラ・コンソンニ(イタリア、UAEチームADQ)が勝利。エリーザ・ロンゴボルギーニ(イタリア、リドル・トレック)がマリアローザを守っている。
ジロ・デ・イタリア・ウィメン(UCIウィメンズワールドツアー)2日目は、ガルダ湖に突き出た風光明媚な村シルミオーネを出発する、110kmの短距離ステージ。コース後半には登坂距離1.2kmの4級山岳を含む周回コースを2周するが、なんとかスプリンターもこなせる難易度。フィニッシュ予想は100%集団スプリントだ。
今大会初のマスドステージ。翌日のマリアアッズーラ(山岳賞ジャージ)着用権利を狙ってアナヴィトリア・マガリャエス(ブラジル、ビーピンク・ボンジョアンニ)とアレッシーナ・ミッシアッジア(イタリア、トップガールズ・ファッサボルトロ)が飛び出し、大集団に最大7分弱のリードを得て逃げた。中間スプリントはミッシアッジアが獲ったものの、残り33km地点から始まる1つ目の山岳では登坂力に秀でるマガリャエスが先行を開始した。
勢いよく逃げ続けるマガリャエスのリードは、残り1周回の鐘を聞いた時点(残り22.1km)で3分半。2回目の4級山岳山頂(残り10km)でも2分半を維持していたが、メイン集団も登坂を苦手にするスプリンターを振り落とすべくペースアップが行われたことで猛烈にリードを奪い取る。結局、逃げ切りの可能性も見出していたマガリャエスは残り1.8km地点で引き戻されている。
緩斜面の登りスプリント。セラティツィットWNTプロサイクリングがリードアウトトレインを機能させたものの失速し、ロッテ・コペッキー(ベルギー、SDワークス・プロタイム)が真ん中で力強くスプリント。しかしこの日はキアラ・コンソンニ(イタリア、UAEチームADQ)の勢いが世界女王を上回った。
ハンドルを投げ込む接戦スプリントの末、「コペッキーのスプリントを待って、冷静に加速して追い抜くことができた」と言うコンソンニがホイール半分差で勝利。リドル・トレックに所属する兄(シモーネ・コンソンニ)と同じくスプリントを得意とする25歳が、一昨年、昨年に続くジロ通算3勝目を獲得した。
マリアローザを着るエリーザ・ロンゴボルギーニ(イタリア、リドル・トレック)は、スプリント中に生じた差を自ら埋めてタイム差なしの9位でフィニッシュ。総合首位を守っている。
ジロ・デ・イタリア・ウィメン(UCIウィメンズワールドツアー)2日目は、ガルダ湖に突き出た風光明媚な村シルミオーネを出発する、110kmの短距離ステージ。コース後半には登坂距離1.2kmの4級山岳を含む周回コースを2周するが、なんとかスプリンターもこなせる難易度。フィニッシュ予想は100%集団スプリントだ。
今大会初のマスドステージ。翌日のマリアアッズーラ(山岳賞ジャージ)着用権利を狙ってアナヴィトリア・マガリャエス(ブラジル、ビーピンク・ボンジョアンニ)とアレッシーナ・ミッシアッジア(イタリア、トップガールズ・ファッサボルトロ)が飛び出し、大集団に最大7分弱のリードを得て逃げた。中間スプリントはミッシアッジアが獲ったものの、残り33km地点から始まる1つ目の山岳では登坂力に秀でるマガリャエスが先行を開始した。
勢いよく逃げ続けるマガリャエスのリードは、残り1周回の鐘を聞いた時点(残り22.1km)で3分半。2回目の4級山岳山頂(残り10km)でも2分半を維持していたが、メイン集団も登坂を苦手にするスプリンターを振り落とすべくペースアップが行われたことで猛烈にリードを奪い取る。結局、逃げ切りの可能性も見出していたマガリャエスは残り1.8km地点で引き戻されている。
緩斜面の登りスプリント。セラティツィットWNTプロサイクリングがリードアウトトレインを機能させたものの失速し、ロッテ・コペッキー(ベルギー、SDワークス・プロタイム)が真ん中で力強くスプリント。しかしこの日はキアラ・コンソンニ(イタリア、UAEチームADQ)の勢いが世界女王を上回った。
ハンドルを投げ込む接戦スプリントの末、「コペッキーのスプリントを待って、冷静に加速して追い抜くことができた」と言うコンソンニがホイール半分差で勝利。リドル・トレックに所属する兄(シモーネ・コンソンニ)と同じくスプリントを得意とする25歳が、一昨年、昨年に続くジロ通算3勝目を獲得した。
マリアローザを着るエリーザ・ロンゴボルギーニ(イタリア、リドル・トレック)は、スプリント中に生じた差を自ら埋めてタイム差なしの9位でフィニッシュ。総合首位を守っている。
ジロ・デ・イタリア・ウィメン2024第2ステージ結果
1位 | キアラ・コンソンニ(イタリア、UAEチームADQ) | 2:41:58 |
2位 | ロッテ・コペッキー(ベルギー、SDワークス・プロタイム) | |
3位 | エリーザ・バルサモ(イタリア、リドル・トレック) | |
4位 | アルレニス・シエラ(キューバ、モビスター) | |
5位 | ミレーヌ・デズート(オランダ、セラティツィットWNTプロサイクリング) | |
6位 | キンバリー・ルコート(モーリシャス、AGインシュアランス・スーダル) | |
7位 | シルビア・ザナルディ(イタリア、ヒューマンパワードヘルス) | |
8位 | レティツィア・ボルゲージ(イタリア、EFエデュケーション・キャノンデール) | |
9位 | エリーザ・ロンゴボルギーニ(イタリア、リドル・トレック) | |
10位 | カトリン・シュヴァインバーガー(オーストリア、セラティツィットWNTプロサイクリング) |
個人総合成績(マリアローザ)
1位 | エリーザ・ロンゴボルギーニ(イタリア、リドル・トレック) | 3:02:35 |
2位 | グレース・ブラウン(オーストラリア、FDJ・スエズ) | +0:01 |
3位 | ブローディー・チャップマン(オーストラリア、リドル・トレック) | +0:13 |
4位 | ロッテ・コペッキー(ベルギー、SDワークス・プロタイム) | +0:19 |
5位 | ジュリエット・ラブース(フランス、DSMフィルメニッヒ・ポストNL) | +0:29 |
6位 | ルース・エドワーズ(アメリカ、ヒューマンパワードヘルス) | +0:30 |
7位 | セドリーヌ・ケルバオル(フランス、セラティツィットWNTプロサイクリング) | +0:38 |
8位 | ルース・アドヘースツ(オランダ、FDJスエズ) | |
9位 | カトリーヌ・アーレルッド(ノルウェー、ウノエックスモビリティ) | +0:45 |
10位 | フランシスカ・コッホ(ドイツ、DSMフェルミニッヒ・ポストNL) | +0:47 |
その他の特別賞
ポイント賞 | キアラ・コンソンニ(イタリア、UAEチームADQ) |
山岳賞 | アナヴィトリア・マガリャエス(ブラジル、ビーピンク・ボンジョアンニ) |
ヤングライダー賞 | アントニア・ニーダーマイヤー(ドイツ、キャニオン・スラムレーシング) |
チーム総合成績 | リドル・トレック |
text:So Isobe
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