2024/06/25(火) - 08:30
ツール・ド・フランスの開幕が4日後と迫るなか、各チームが続々と出場メンバーを発表。共にエーススプリンターを務めるマーク・カヴェンディッシュ(イギリス、アスタナ・カザクスタン)やヤスペル・フィリプセン(ベルギー、アルペシン・ドゥクーニンク)が順当に選出され、イネオス・グレナディアーズは総合エースのカルロス・ロドリゲス(スペイン)を豪華メンバーが支える。
各国のロードナショナル王者が決まり、ヨーロッパの自転車ロードレースは6月29日(土)に開幕するツール・ド・フランス一色。その大一番に向けボーラ・ハンスグローエやスーダル・クイックステップなどを除く各チームが、続々と8名の出場メンバーを発表している。
今年もファンデルプール&フィリプセンによる勝利量産なるか
昨年は区間4勝と共にマイヨヴェール(ポイント賞)を獲得したヤスペル・フィリプセン(ベルギー)をエーススプリンターに擁するのは、ベルギー籍のアルペシン・ドゥクーニンク。またその成功を最終リードアウトとして支え、4月のパリ〜ルーベでは2年連続のワンツーフィニッシュを決めたマチュー・ファンデルプール(オランダ)は今年、アルカンシエルを着て大会に臨む。
前哨戦の一つであるバロワーズ・ベルギーツアーで1勝を挙げ上々なコンディションを見せたフィリプセンに対し、4月のリエージュ〜バストーニュ〜リエージュ以来レースから離れて調整を進めているファンデルプール。期待されるのは2021年大会以来となる勝利であり、またファンデルプールはパリ五輪でMTBには出場せず、ツールとその後に控える五輪のロードレースに出場予定だ。
経験豊富なメンバーがカヴェンディッシュの記録更新を支える
そのフィリプセンとスプリントステージで激突するのがアスタナ・カザクスタンのマーク・カヴェンディッシュ(イギリス)。サー(勲爵士)の称号を得た39歳にとってこれが正真正銘最後のツールとなり、落車リタイヤした昨年のリベンジと通算区間優勝記録の更新(35勝目)を狙うべく、チームが獲得した同い年のリードアウト職人ミケル・モルコフ(デンマーク)も選ばれた。
またそこに既存戦力であるケース・ボル(オランダ)やコーチから監督に昇格したマーク・レンショーも加わり、カヴェンディッシュの記録更新に向けてチームはこれ以上ない体制を整えた。また他のステージでは、昨年逃げから何度も勝利に迫ったアレクセイ・ルツェンコ(カザフスタン)などがステージ優勝を狙う。
歴代総合優勝者が若き総合エースのロドリゲスをサポート
今大会で注目されるビッグフォー(ヴィンゲゴー、ポガチャル、ログリッチ、エヴェネプール)に次ぐ総合選手と目されているのが、イネオス・グレナディアーズのカルロス・ロドリゲス(スペイン)だ。
昨年は第14ステージの山岳ステージで勝利し、総合5位に入った23歳の若き総合エースを支えるのはゲラント・トーマス(イギリス)とエガン・ベルナル(コロンビア)という総合優勝経験者の2人。また昨年のステージ優勝者であるミハウ・クフィアトコフスキ(ポーランド)は通算10回目のツール出場を決め、総合争いに挑戦中のトーマス・ピドコック(イギリス)も不本意な結果に終わった昨年のリベンジを狙う。
各国のロードナショナル王者が決まり、ヨーロッパの自転車ロードレースは6月29日(土)に開幕するツール・ド・フランス一色。その大一番に向けボーラ・ハンスグローエやスーダル・クイックステップなどを除く各チームが、続々と8名の出場メンバーを発表している。
今年もファンデルプール&フィリプセンによる勝利量産なるか
昨年は区間4勝と共にマイヨヴェール(ポイント賞)を獲得したヤスペル・フィリプセン(ベルギー)をエーススプリンターに擁するのは、ベルギー籍のアルペシン・ドゥクーニンク。またその成功を最終リードアウトとして支え、4月のパリ〜ルーベでは2年連続のワンツーフィニッシュを決めたマチュー・ファンデルプール(オランダ)は今年、アルカンシエルを着て大会に臨む。
前哨戦の一つであるバロワーズ・ベルギーツアーで1勝を挙げ上々なコンディションを見せたフィリプセンに対し、4月のリエージュ〜バストーニュ〜リエージュ以来レースから離れて調整を進めているファンデルプール。期待されるのは2021年大会以来となる勝利であり、またファンデルプールはパリ五輪でMTBには出場せず、ツールとその後に控える五輪のロードレースに出場予定だ。
経験豊富なメンバーがカヴェンディッシュの記録更新を支える
そのフィリプセンとスプリントステージで激突するのがアスタナ・カザクスタンのマーク・カヴェンディッシュ(イギリス)。サー(勲爵士)の称号を得た39歳にとってこれが正真正銘最後のツールとなり、落車リタイヤした昨年のリベンジと通算区間優勝記録の更新(35勝目)を狙うべく、チームが獲得した同い年のリードアウト職人ミケル・モルコフ(デンマーク)も選ばれた。
またそこに既存戦力であるケース・ボル(オランダ)やコーチから監督に昇格したマーク・レンショーも加わり、カヴェンディッシュの記録更新に向けてチームはこれ以上ない体制を整えた。また他のステージでは、昨年逃げから何度も勝利に迫ったアレクセイ・ルツェンコ(カザフスタン)などがステージ優勝を狙う。
歴代総合優勝者が若き総合エースのロドリゲスをサポート
今大会で注目されるビッグフォー(ヴィンゲゴー、ポガチャル、ログリッチ、エヴェネプール)に次ぐ総合選手と目されているのが、イネオス・グレナディアーズのカルロス・ロドリゲス(スペイン)だ。
昨年は第14ステージの山岳ステージで勝利し、総合5位に入った23歳の若き総合エースを支えるのはゲラント・トーマス(イギリス)とエガン・ベルナル(コロンビア)という総合優勝経験者の2人。また昨年のステージ優勝者であるミハウ・クフィアトコフスキ(ポーランド)は通算10回目のツール出場を決め、総合争いに挑戦中のトーマス・ピドコック(イギリス)も不本意な結果に終わった昨年のリベンジを狙う。
ツール・ド・フランス2024 アルペシン・ドゥクーニンク出場メンバー
ヤスペル・フィリプセン(ベルギー) |
マチュー・ファンデルプール(オランダ) |
ヨナス・リカールト(ベルギー) |
アクセル・ローランス(フランス) |
ジャンニ・フェルミールス(ベルギー) |
ロベ・ヘイス(ベルギー) |
シルヴァン・ディリエ(スイス) |
セーアン・クラーウアナスン(デンマーク) |
ツール・ド・フランス2024 アスタナ・カザクスタン出場メンバー
マーク・カヴェンディッシュ(イギリス) |
ミケル・モルコフ(デンマーク) |
ダヴィデ・バッレリーニ(イタリア) |
ケース・ボル(オランダ) |
エフゲニー・フェドロフ(カザフスタン) |
アロルド・テハダ(コロンビア) |
ミケーレ・ガッツォーリ(イタリア) |
アレクセイ・ルツェンコ(カザフスタン) |
ツール・ド・フランス2024 イネオス・グレナディアーズ出場メンバー
トーマス・ピドコック(イギリス) |
ゲラント・トーマス(イギリス) |
カルロス・ロドリゲス(スペイン) |
ミハウ・クフィアトコフスキ(ポーランド) |
ベン・ターナー(イギリス) |
ジョナタン・カストロビエホ(スペイン) |
エガン・ベルナル(コロンビア) |
ローレンス・デプルス(ベルギー) |
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
photo:CorVos
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