METが展開するオフロードプロテクションブランドのブルーグラスより、自転車用ジェットヘルメットのJETRO MIPSが登場。フルフェイスとハーフキャップの間を埋める、ユニークな立ち位置の一着だ。



ブルーグラス JETRO MIPS (c)ミズタニ自転車

ロード用ヘルメットで高い人気を博するイタリアのMETが、グラビティライドに特化したブランドとして展開するブルーグラス。METのプロテクションギアに対する深い知見と、先進のテクノロジーが反映された高品質なプロダクトを展開している。

今回ブルーグラスが新たに発表したのが、ジェットタイプのMTBヘルメットであるJETRO MIPS。ダウンヒルなどで主流のフルフェイスヘルメットと、トレイルライドでよく使われるハーフキャップヘルメットの間に位置する存在だ。

ブルーグラス JETRO MIP(BLACK/MATT) (c)ミズタニ自転車
ブルーグラス JETRO MIP(BLACK/MATT) (c)ミズタニ自転車



JETROのデザインは、ブルーグラスの軽量エンデューロモデルであるVANGUARDをベースとしている。VANGUARDのチンバー部分を取り除いたような造形で、軽さと保護性能を高い次元で融合させた。

重量面ではVANGUARDに比べ、チンバーレスとすることで100g近い軽量化を達成している。一方、プロテクション性能に関しては、後頭部から下顎枝までを確実に保護するデザインで、ハーフキャップヘルメットとは段違いの安全性を実現した。

Mips C2ローテーションマネジメントシステムテクノロジーを搭載し、単なる衝撃への耐性だけでなく脳震盪の原因となる回転衝撃にも優れた保護性能を発揮する。バイザーはどの角度からの衝撃でも首のねじれを防止するフレキシブルなセーフティーリリースバイザーとされた。

後頭部から下顎枝までしっかりと守ってくれる設計だ (c)ミズタニ自転車
高いプロテクション性能は、アグレッシブなライドに挑める安心感につながる (c)ミズタニ自転車



これらのプロテクションテクノロジーを盛り込んだJETROは、E-BIKE向けの新しい安全規格「NTA-8776」認証を取得しているほか、自転車用ヘルメットの安全性評価において多くのメーカーが指標として用いるバージニア工科大学ヘルメットラボで5つ星の評価を獲得。マウンテンバイクヘルメットの中でも最も安全な部類のヘルメットとして評価されている。

また、フィット感や操作性についても妥協されていない。完璧なフィット感を実現するチークパッド、そしてSafe-T Hetaフィットシステムを採用。フィドロックのマグネットバックルを搭載し、ロングフィンガーグローブを着用していても開閉しやすくなっている。

よりアグレッシブなライドでも安心できるプロテクション性能を有している (c)ミズタニ自転車

ペダルアップも視野に入れているモデルだけに、通気性も重視されている。帽体には21個のベンチレーションホールが設けられ、ペダリング時にもオーバーヒートしないクーリング性能を確保した。TRENTAやMANTAといったエアロロードヘルメットにおいて、高い評価を得るMETのエアフロー設計はこのモデルにも活かされているはずだ。

現在ハーフキャップヘルメットを使用しているが、よりアグレッシブなライドへ挑むことを考えているライダーや、登りの強度を下げつつ多くの下りをこなせるE-MTBライダーにとって、重量とプロテクション性能の絶妙なバランスをついたJETRO MIPS。サイズはM(56/58cm)、L(58/61cm)の2種類で、カラーはBlack/Mattのみの展開となる。価格は33,000円(税込)。



ブルーグラス JETRO MIPS
サイズ:M(56/58cm)、L(58/61cm)
重量:M 595g/L 660g
カラー:Black/Matt
価格:33,000円(税込)


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