2024/06/06(木) - 08:28
34.4kmの個人タイムトライアルで争われたクリテリウム・デュ・ドーフィネ第4ステージで、レムコ・エヴェネプール(ベルギー、スーダル・クイックステップ)が圧巻の走りを披露。4月の骨折から復活をアピールする区間優勝と共に、総合首位に立った。
ツール・ド・フランスを見据える選手たちが集ったクリテリウム・デュ・ドーフィネは4日目を迎えた。この日行われたのは個人タイムトライアルで、コースはサン・ジェルマン・ラヴァルからヌリーズまでの34.4km。後半に緩やかな登りが登場するものの、その大半はTTスペシャリストに有利な平坦路だ。
総合争いにクリティカルな影響を及ぼすこの個人TTは、総合最下位のイェンセン・プロウライト(オーストリア、アルペシン・ドゥクーニンク)から1分間隔で148名がスタート。その3名後にTTヨーロッパ王者のジョシュア・ターリング(イギリス、イネオス・グレナディアーズ)がコースへと飛び出し、42分6秒のタイムでフィニッシュラインを通過した。
白地に3種類の青色が入ったジャージで駆けたターリングは平均速度49.014km/hのハイスピードをマーク。20歳のターリングはレース直後「路面状況の影響もありスピードを上げることに苦労した。自分の感覚的には遅く感じた」と語ったものの、その後2時間近くをホットシートでレースを見守ることとなった。
その後、総合上位候補が登場するまでターリングのタイムに迫る選手は現れず、全体の117番目にTT世界王者のレムコ・エヴェネプール(ベルギー、スーダル・クイックステップ)が登場した。メタリックカラーのバイクとヘルメットでスタートしたアルカンシエルは、第1中間計測(10km地点)でターリングを2秒上回るハイペースで入る。第2計測(24.9km)こそターリングより0.89秒遅く通過したものの、登り基調の後半でスピードを取り戻したエヴェネプールは41分49秒というトップタイムを叩き出した。
ターリングのタイムを17秒更新し、平均スピードが50km/hに迫るハイペースを刻んだエヴェネプール。そのタイムにテイオ・ゲイガンハート(イギリス、リドル・トレック)は1分38秒遅れ(区間10位)、フアン・アユソ(スペイン、UAEチームエミレーツ)は1分27秒(区間9位)と届かない。そしてこの日の優勝候補であるプリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ボーラ・ハンスグローエ)がスタートを切った。
前日の序盤に落車したためその状態が心配されたログリッチ。本人が「落車の影響はない」と語る通り安定したテンポで踏み続け、エヴェネプールには39秒届かなかったものの、区間3位とまずまずの結果を残した。
そして前日勝者でマイヨジョーヌを着るデレク・ジー(カナダ、イスラエル・プレミアテック)が1分24秒という好走でこの日のレースを締めくくった結果、区間優勝はエヴェネプールの手に。また総合でも首位に浮上し、マイヨジョーヌに袖を通した。
今年4月のイツリア・バスクカントリーで鎖骨と肩甲骨を骨折し、3週間バイクに乗れず僅か4週間でトップコンディションに戻したエヴェネプール。「とても嬉しいし、この勝利を誇りに思う。今日のTTは骨折から2ヶ月経った状態を確認するためのものであり、この勝利はツールへの大きな自信に繋がった。ここまでサポートしてくれた家族やチームに感謝したい」と語った。
しかし、総合争いに関して「自分のコンディションが総合優勝を目指すまで十分かどうかは分からない」と慎重なコメントを残している。
総合2位には33秒遅れでログリッチ、3位には1分4秒差でマッテオ・ヨルゲンソン(アメリカ、ヴィスマ・リースアバイク)が入っている。
ツール・ド・フランスを見据える選手たちが集ったクリテリウム・デュ・ドーフィネは4日目を迎えた。この日行われたのは個人タイムトライアルで、コースはサン・ジェルマン・ラヴァルからヌリーズまでの34.4km。後半に緩やかな登りが登場するものの、その大半はTTスペシャリストに有利な平坦路だ。
総合争いにクリティカルな影響を及ぼすこの個人TTは、総合最下位のイェンセン・プロウライト(オーストリア、アルペシン・ドゥクーニンク)から1分間隔で148名がスタート。その3名後にTTヨーロッパ王者のジョシュア・ターリング(イギリス、イネオス・グレナディアーズ)がコースへと飛び出し、42分6秒のタイムでフィニッシュラインを通過した。
白地に3種類の青色が入ったジャージで駆けたターリングは平均速度49.014km/hのハイスピードをマーク。20歳のターリングはレース直後「路面状況の影響もありスピードを上げることに苦労した。自分の感覚的には遅く感じた」と語ったものの、その後2時間近くをホットシートでレースを見守ることとなった。
その後、総合上位候補が登場するまでターリングのタイムに迫る選手は現れず、全体の117番目にTT世界王者のレムコ・エヴェネプール(ベルギー、スーダル・クイックステップ)が登場した。メタリックカラーのバイクとヘルメットでスタートしたアルカンシエルは、第1中間計測(10km地点)でターリングを2秒上回るハイペースで入る。第2計測(24.9km)こそターリングより0.89秒遅く通過したものの、登り基調の後半でスピードを取り戻したエヴェネプールは41分49秒というトップタイムを叩き出した。
ターリングのタイムを17秒更新し、平均スピードが50km/hに迫るハイペースを刻んだエヴェネプール。そのタイムにテイオ・ゲイガンハート(イギリス、リドル・トレック)は1分38秒遅れ(区間10位)、フアン・アユソ(スペイン、UAEチームエミレーツ)は1分27秒(区間9位)と届かない。そしてこの日の優勝候補であるプリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ボーラ・ハンスグローエ)がスタートを切った。
前日の序盤に落車したためその状態が心配されたログリッチ。本人が「落車の影響はない」と語る通り安定したテンポで踏み続け、エヴェネプールには39秒届かなかったものの、区間3位とまずまずの結果を残した。
そして前日勝者でマイヨジョーヌを着るデレク・ジー(カナダ、イスラエル・プレミアテック)が1分24秒という好走でこの日のレースを締めくくった結果、区間優勝はエヴェネプールの手に。また総合でも首位に浮上し、マイヨジョーヌに袖を通した。
今年4月のイツリア・バスクカントリーで鎖骨と肩甲骨を骨折し、3週間バイクに乗れず僅か4週間でトップコンディションに戻したエヴェネプール。「とても嬉しいし、この勝利を誇りに思う。今日のTTは骨折から2ヶ月経った状態を確認するためのものであり、この勝利はツールへの大きな自信に繋がった。ここまでサポートしてくれた家族やチームに感謝したい」と語った。
しかし、総合争いに関して「自分のコンディションが総合優勝を目指すまで十分かどうかは分からない」と慎重なコメントを残している。
総合2位には33秒遅れでログリッチ、3位には1分4秒差でマッテオ・ヨルゲンソン(アメリカ、ヴィスマ・リースアバイク)が入っている。
クリテリウム・デュ・ドーフィネ2024第4ステージ結果
1位 | レムコ・エヴェネプール(ベルギー、スーダル・クイックステップ) | 41:49 |
2位 | ジョシュア・ターリング(イギリス、イネオス・グレナディアーズ) | +0:17 |
3位 | プリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ボーラ・ハンスグローエ) | +0:39 |
4位 | マッテオ・ヨルゲンソン(アメリカ、ヴィスマ・リースアバイク) | +1:07 |
5位 | オイエル・ラスカノ(スペイン、モビスター) | +1:21 |
6位 | デレク・ジー(カナダ、イスラエル・プレミアテック) | +1:24 |
7位 | ニールソン・パウレス(アメリカ、EFエデュケーション・イージーポスト) | |
8位 | ブリュノ・アルミライユ(フランス、デカトロンAG2Rラモンディアル) | +1:26 |
9位 | フアン・アユソ(スペイン、UAEチームエミレーツ) | +1:27 |
10位 | テイオ・ゲイガンハート(イギリス、リドル・トレック) | +1:38 |
個人総合成績
1位 | レムコ・エヴェネプール(ベルギー、スーダル・クイックステップ) | 12:27:22 |
2位 | プリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ボーラ・ハンスグローエ) | +0:33 |
3位 | マッテオ・ヨルゲンソン(アメリカ、ヴィスマ・リースアバイク) | +1:04 |
4位 | デレク・ジー(カナダ、イスラエル・プレミアテック) | +1:11 |
5位 | オイエル・ラスカノ(スペイン、モビスター) | +1:21 |
6位 | ブリュノ・アルミライユ(フランス、デカトロンAG2Rラモンディアル) | +1:25 |
7位 | ニールソン・パウレス(アメリカ、EFエデュケーション・イージーポスト) | |
8位 | フアン・アユソ(スペイン、UAEチームエミレーツ) | +1:27 |
9位 | テイオ・ゲイガンハート(イギリス、リドル・トレック) | +1:39 |
10位 | カルロス・ロドリゲス(スペイン、イネオス・グレナディアーズ) | +1:41 |
その他の特別賞
ポイント賞 | プリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ボーラ・ハンスグローエ) |
山岳賞 | マティス・ルベール(フランス、アルケアB&Bホテルズ) |
ヤングライダー賞 | レムコ・エヴェネプール(ベルギー、スーダル・クイックステップ) |
チーム総合成績 | ボーラ・ハンスグローエ |
text:Sotaro.Arakawa
photo:A.S.O.
photo:A.S.O.
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