2024/05/31(金) - 08:25
ベルギーで行われたワンデーレース、シルキュイ・フランコ・ベルジュでビニヤム・ギルマイ(エリトリア、アンテルマルシェ・ワンティ)が集団スプリントを制す。ジロ・デ・イタリアを4日目で棄権した悔しさを、チーム一丸となった勝利で晴らした。
ジロ・デ・イタリアが閉幕した3日後の5月29日(水)、ベルギーのワロン地域エノー州を舞台にシルキュイ・フランコ・ベルジュ(UCI1.Pro)が行われた。コースはトゥールネを出発して北にあるモン・ド・ランクリュを目指す190.6kmで、レース中盤から3つの小さな丘を含むコースを5周回する。
細かいアップダウンのあるベルギーらしいワンデーレースには、春のクラシックでの不調をジロ区間4勝で払拭したスーダル・クイックステップが出場。またジロで総合優勝を飾ったUAEチームエミレーツは、マルク・ヒルシ(スイス)をエースに完走直後のフアン・モラノ(コロンビア)も出場した。
レースは序盤にヴィクトル・フェルクーイェ(ベルギー、フランダース・バロワーズ)ら5名が逃げ集団を作り、それをアンテルマルシェ・ワンティとアルペシン・ドゥクーニンクが先導するメイン集団が追走する。アンテルマルシェはジロでポイント賞ランキング2位だったカーデン・グローブス(オーストリア)をエースに、またアンテルマルシェはビニヤム・ギルマイ(エリトリア)での勝負を目論んだ。
2チームのハイペースな牽引により逃げは残り60km地点で捉えられ、縦長に伸びたプロトンからヨナス・アブラハムセン(ノルウェー、ウノエックス・モビリティ)が仕掛ける。それにパスカル・エインコールン(オランダ、ロット・デスティニー)ら2名が追従したものの、これも残り24km地点で吸収。その後もシュールト・バックス(オランダ、UAEチームエミレーツ)などがアタックしたが、メイン集団は許さず勝負は集団スプリントで決着した。
最終ストレートの手前に設定された丘でラスムス・ティレル(ノルウェー、ウノエックス・モビリティ)がアタックし、マルク・ヒルシ(スイス、UAEチームエミレーツ)がそれをキャッチ。直後にギルマイがコース右側からスプリントを開始し、ヒルシの背後からアクセル・ジングレ(フランス、コフィディス)が飛び出す。そしてトップスピードに乗ったギルマイがスプリントを制した。
ジロでは第3ステージで3位に入ったものの、翌日のステージで2度落車して棄権したギルマイ。「チームとして相応しい勝利。彼らのハードワークを勝利という結果で報いることができた。最終ストレートではスプリントで勝つ自信があり、ツール・ド・フランスが楽しみだ」と、ギルマイは今季2勝目を喜んだ。
2位にはジングレ、3位はヒルシが入り表彰台に上がっている。またグローブスは10位だった。
ジロ・デ・イタリアが閉幕した3日後の5月29日(水)、ベルギーのワロン地域エノー州を舞台にシルキュイ・フランコ・ベルジュ(UCI1.Pro)が行われた。コースはトゥールネを出発して北にあるモン・ド・ランクリュを目指す190.6kmで、レース中盤から3つの小さな丘を含むコースを5周回する。
細かいアップダウンのあるベルギーらしいワンデーレースには、春のクラシックでの不調をジロ区間4勝で払拭したスーダル・クイックステップが出場。またジロで総合優勝を飾ったUAEチームエミレーツは、マルク・ヒルシ(スイス)をエースに完走直後のフアン・モラノ(コロンビア)も出場した。
レースは序盤にヴィクトル・フェルクーイェ(ベルギー、フランダース・バロワーズ)ら5名が逃げ集団を作り、それをアンテルマルシェ・ワンティとアルペシン・ドゥクーニンクが先導するメイン集団が追走する。アンテルマルシェはジロでポイント賞ランキング2位だったカーデン・グローブス(オーストリア)をエースに、またアンテルマルシェはビニヤム・ギルマイ(エリトリア)での勝負を目論んだ。
2チームのハイペースな牽引により逃げは残り60km地点で捉えられ、縦長に伸びたプロトンからヨナス・アブラハムセン(ノルウェー、ウノエックス・モビリティ)が仕掛ける。それにパスカル・エインコールン(オランダ、ロット・デスティニー)ら2名が追従したものの、これも残り24km地点で吸収。その後もシュールト・バックス(オランダ、UAEチームエミレーツ)などがアタックしたが、メイン集団は許さず勝負は集団スプリントで決着した。
最終ストレートの手前に設定された丘でラスムス・ティレル(ノルウェー、ウノエックス・モビリティ)がアタックし、マルク・ヒルシ(スイス、UAEチームエミレーツ)がそれをキャッチ。直後にギルマイがコース右側からスプリントを開始し、ヒルシの背後からアクセル・ジングレ(フランス、コフィディス)が飛び出す。そしてトップスピードに乗ったギルマイがスプリントを制した。
ジロでは第3ステージで3位に入ったものの、翌日のステージで2度落車して棄権したギルマイ。「チームとして相応しい勝利。彼らのハードワークを勝利という結果で報いることができた。最終ストレートではスプリントで勝つ自信があり、ツール・ド・フランスが楽しみだ」と、ギルマイは今季2勝目を喜んだ。
2位にはジングレ、3位はヒルシが入り表彰台に上がっている。またグローブスは10位だった。
シルキュイ・フランコ・ベルジュ2024結果
1位 | ビニヤム・ギルマイ(エリトリア、アンテルマルシェ・ワンティ) | 4:37:52 |
2位 | アクセル・ジングレ(フランス、コフィディス) | |
3位 | マルク・ヒルシ(スイス、UAEチームエミレーツ) | |
4位 | イェノ・ベルクムース(ベルギー、ロット・デスティニー) | |
5位 | エミリアン・ジャニエール(フランス、トタルエネルジー) | |
6位 | ヴィンチェンツォ・アルバネーゼ(イタリア、アルケアB&Bホテルズ) | |
7位 | パウ・ミケル(スペイン、エキポ・ケルンファルマ) | |
8位 | マティアシュ・コペツキー(チェコ、チーム ノボ ノルディスク) | |
9位 | エデュアルド・プラデス(スペイン、カハルラル・セグロスRGA) | |
10位 | カーデン・グローブス(オーストリア、アルペシン・ドゥクーニンク) |
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
photo:CorVos
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