2024/05/25(土) - 15:12
スペシャライズドが「最高のライドデーを後押しする完璧なウェア」をコンセプトに制作したアパレルのPrimeコレクション。半袖ジャージの「PRIME SHORT SLEEVE JERSEY」とビブショーツ「PRIME SWAT BIB SHORTS」を編集部員がインプレッションしていく。
TARMAC SL8やAETHOSのフラッグシップバイクをはじめ、ホイールやタイヤなどバイクを構成するコンポーネントから、ライダーが身に着けるヘルメットやシューズ、ウェアなど様々な製品を取り扱い、総合自転車ブランドになったスペシャライズド。
そんなスペシャライズドが「最高のライドデーを後押しする完璧なウェア」をコンセプトに手掛けるアパレルがPrime(プリーム)コレクション。サイクルジャージやビブショーツなどが展開されている。
半袖ジャージ「MEN'S PRIME SHORT SLEEVE JERSEY」はメイン素材にナイロン×エラスタン生地を採用し、伸縮性に優れている。また、特別に設計された生地は、触れるとヒンヤリする冷感効果を備えている。さらに、UPF 30+の機能も備わり、有害な紫外線から肌を守ってくれる。
背面には大きな3つのバックポケットを搭載し、ジャケットやジレ、補給食などライドの必需品を収納するのに十分な容量を確保。さらに、右側にはジッパー付きポケットが備わっているため、貴重品も安心して携帯できる。
VISLON製のジッパーの採用により、上げ下げがとてもスムーズになっている。柄ありのバーチホワイト/マルチギャザー、単色のダークネイビーソリッドとフォレストグリーン、テラコッタの計4色が展開されている。サイズはXS~XLまでの5サイズで、価格は18,700円(税込)。
対となる「MEN'S PRIME SWAT BIB SHORTS」は太腿と下背部にメッシュポケットを配置したストレージ付きビブショーツ。週末のロードサイクリングやグラベルライドまで、幅広いシーンで活躍してくれるカーゴビブとなっている。ちなみに、SWATとはStrage(収納)、Water(水)、Air(空気)、Tool(ツール)のアクロニム。ライドに必要な様々なものをスマートに持ち運べるように、スペシャライズドが開発したテクノロジーで、バイクやウェアなど様々なプロダクトに搭載されている。
ビブショーツに搭載されているサスペンダーは肌触りが良く、伸縮性にも優れている。さらに、ストラップの位置をずらさない起毛トリコット製サスペンダーアンカーが搭載され、ビブショーツのフィット感を高めてくれる。
全周を縫ったウエストバンドが搭載され胴回りのフィット感も高い。脚を優しくしっかりホールドしてくれる伸縮性に優れた裾と、ホールド感を高めてくれるシリコングリッパーを搭載している。
インナーパッドとして採用している「Body Geometry Contour 3Dシャモア」は3種類の異なる密度のフォームをあらかじめ成型。体の形状に沿ってフィットしつつ、必要な箇所に必要なだけのクッション性をもたらす設計となっている。
カラーはブラックとダークネイビーの2色展開。サイズはS~XLサイズが用意され、価格は24,200円(税込)。それでは編集部のインプレッションに移っていこう。
―編集部インプレッション
スペシャライズド Primeコレクションのインプレッションを担当するのはCW編集部員の高木(身長175cm、体重61kg)。やせ型の細身体系であるため、アソスやラファではXSサイズ、カステリではSサイズを愛用している。
これまでスペシャライズドのアパレルとしてはヘルメットやシューズは愛用してきた。一方、ジャージやビブについては、スペシャライズドストアなどで手に取ったことはあるものの、しっかり着用するのは今回が初となる。気になるサイズ感だが、このPrimeコレクションでは上下ともにSサイズがジャストフィットだった。
MEN'S PRIME SHORT SLEEVE JERSEYに袖を通してみるとナイロン素材の生地がピタッと身体に追従してくれる。接触冷感効果もあるというこの生地は、実際に着用するとヒンヤリした感覚で肌触りも非常に良く、ジャージを着ているのを忘れる程だ。
ボトムスのMEN'S PRIME SWAT BIB SHORTSもフィット感は良好で、腿周りや胴回りを適度な着圧感を与えてくれる。テンションの強めなサスペンダーのおかげで、ショーツ本体、そしてインナーパッドがしっかり身体に密着してくれるため、ペダリング時にも安定感のありそうな着心地だ。
さて、今回は早朝から昼過ぎまで走る180kmのトレーニングライドでテストを実施。最低気温は7℃、最高気温は25℃と寒暖差が激しく、家を出るときは肌寒いのに、日中は汗ばむ初夏のような気候でウェア選びが難しい季節だ。
早朝は一桁の気温のため、今回はPRIME SHORT SLEEVE JERSEYとPRIME SWAT BIB SHORTSの上下の組み合わせにアームカバーを身につけてライド開始。走り出すと春らしい暖かい風が吹きはじめ、PRIMEシリーズのウェアだけでも快適に走っていけるように。40km/h巡航でもウェアがバタつくことなくエアロ性能にも優れている。
山間、川沿いを駆け抜けていき、峠に到着。ここからはヒルクライムで降り注ぐ太陽の日差しと、強度アップにより体温も上昇傾向に。汗をかきつつ登っていくがウェアはドライに保たれているため、不快感というものは全く感じない。これだけ身体にフィットしているのだから、汗でベタベタしそうなものだが、さらっとしていて快適だ。
一方のビブショーツのホールド感も期待通り。長距離を乗ったり、ダンシングやシッティングを繰り返す中で、パッドの位置がずれるショーツもあるけれど、このPRIME SWAT BIB SHORTSは180kmという長距離を走る中でも不快な位置ずれはゼロ。また、少し厚みがある印象のインナーパッドは、クッション性に優れていつつも決してふわふわとした感触ではなく、ペダリングロスも感じない安定性も備えている。
PRIME SHORT SLEEVE JERSEYの背面には大きな3つのバックポケットが搭載されている。iPhoneで一番大きなPRO MAXシリーズもすっぽりと入るサイズ感。ジャケットやジレ、補給食などライドの必需品を詰め込んでも余裕のある設計だ。
PRIME SWAT BIB SHORTSは、"SWAT"と冠するだけあって、更なるストレージを備えている。太腿と下背部にメッシュポケットが備えられ、スマートフォン、予備チューブ、補給ジェルなどをすぐに取り出せるため、トレーニングライドにもぴったり。
PRIMEコレクションはカフェライドや週末サイクリングから、過酷なトレーニングライドやグラベルライドまで活躍してくれるウェアだった。PRIMEコレクションのウェアを纏って、一味違うサイクリングを楽しんでみては。
スペシャライズド MEN'S PRIME SHORT SLEEVE JERSEY
カラー:バーチホワイト/マルチギャザー、ダークネイビーソリッド、フォレストグリーン、テラコッタ
サイズ:XS、S、M、L、XL
価格:18,700円(税込)
スペシャライズド MEN'S PRIME SWAT BIB SHORTS
カラー:ブラック、ダークネイビー
サイズ:S、M、L、XL
価格:24,200円(税込)
TARMAC SL8やAETHOSのフラッグシップバイクをはじめ、ホイールやタイヤなどバイクを構成するコンポーネントから、ライダーが身に着けるヘルメットやシューズ、ウェアなど様々な製品を取り扱い、総合自転車ブランドになったスペシャライズド。
そんなスペシャライズドが「最高のライドデーを後押しする完璧なウェア」をコンセプトに手掛けるアパレルがPrime(プリーム)コレクション。サイクルジャージやビブショーツなどが展開されている。
半袖ジャージ「MEN'S PRIME SHORT SLEEVE JERSEY」はメイン素材にナイロン×エラスタン生地を採用し、伸縮性に優れている。また、特別に設計された生地は、触れるとヒンヤリする冷感効果を備えている。さらに、UPF 30+の機能も備わり、有害な紫外線から肌を守ってくれる。
背面には大きな3つのバックポケットを搭載し、ジャケットやジレ、補給食などライドの必需品を収納するのに十分な容量を確保。さらに、右側にはジッパー付きポケットが備わっているため、貴重品も安心して携帯できる。
VISLON製のジッパーの採用により、上げ下げがとてもスムーズになっている。柄ありのバーチホワイト/マルチギャザー、単色のダークネイビーソリッドとフォレストグリーン、テラコッタの計4色が展開されている。サイズはXS~XLまでの5サイズで、価格は18,700円(税込)。
対となる「MEN'S PRIME SWAT BIB SHORTS」は太腿と下背部にメッシュポケットを配置したストレージ付きビブショーツ。週末のロードサイクリングやグラベルライドまで、幅広いシーンで活躍してくれるカーゴビブとなっている。ちなみに、SWATとはStrage(収納)、Water(水)、Air(空気)、Tool(ツール)のアクロニム。ライドに必要な様々なものをスマートに持ち運べるように、スペシャライズドが開発したテクノロジーで、バイクやウェアなど様々なプロダクトに搭載されている。
ビブショーツに搭載されているサスペンダーは肌触りが良く、伸縮性にも優れている。さらに、ストラップの位置をずらさない起毛トリコット製サスペンダーアンカーが搭載され、ビブショーツのフィット感を高めてくれる。
全周を縫ったウエストバンドが搭載され胴回りのフィット感も高い。脚を優しくしっかりホールドしてくれる伸縮性に優れた裾と、ホールド感を高めてくれるシリコングリッパーを搭載している。
インナーパッドとして採用している「Body Geometry Contour 3Dシャモア」は3種類の異なる密度のフォームをあらかじめ成型。体の形状に沿ってフィットしつつ、必要な箇所に必要なだけのクッション性をもたらす設計となっている。
カラーはブラックとダークネイビーの2色展開。サイズはS~XLサイズが用意され、価格は24,200円(税込)。それでは編集部のインプレッションに移っていこう。
―編集部インプレッション
スペシャライズド Primeコレクションのインプレッションを担当するのはCW編集部員の高木(身長175cm、体重61kg)。やせ型の細身体系であるため、アソスやラファではXSサイズ、カステリではSサイズを愛用している。
これまでスペシャライズドのアパレルとしてはヘルメットやシューズは愛用してきた。一方、ジャージやビブについては、スペシャライズドストアなどで手に取ったことはあるものの、しっかり着用するのは今回が初となる。気になるサイズ感だが、このPrimeコレクションでは上下ともにSサイズがジャストフィットだった。
MEN'S PRIME SHORT SLEEVE JERSEYに袖を通してみるとナイロン素材の生地がピタッと身体に追従してくれる。接触冷感効果もあるというこの生地は、実際に着用するとヒンヤリした感覚で肌触りも非常に良く、ジャージを着ているのを忘れる程だ。
ボトムスのMEN'S PRIME SWAT BIB SHORTSもフィット感は良好で、腿周りや胴回りを適度な着圧感を与えてくれる。テンションの強めなサスペンダーのおかげで、ショーツ本体、そしてインナーパッドがしっかり身体に密着してくれるため、ペダリング時にも安定感のありそうな着心地だ。
さて、今回は早朝から昼過ぎまで走る180kmのトレーニングライドでテストを実施。最低気温は7℃、最高気温は25℃と寒暖差が激しく、家を出るときは肌寒いのに、日中は汗ばむ初夏のような気候でウェア選びが難しい季節だ。
早朝は一桁の気温のため、今回はPRIME SHORT SLEEVE JERSEYとPRIME SWAT BIB SHORTSの上下の組み合わせにアームカバーを身につけてライド開始。走り出すと春らしい暖かい風が吹きはじめ、PRIMEシリーズのウェアだけでも快適に走っていけるように。40km/h巡航でもウェアがバタつくことなくエアロ性能にも優れている。
山間、川沿いを駆け抜けていき、峠に到着。ここからはヒルクライムで降り注ぐ太陽の日差しと、強度アップにより体温も上昇傾向に。汗をかきつつ登っていくがウェアはドライに保たれているため、不快感というものは全く感じない。これだけ身体にフィットしているのだから、汗でベタベタしそうなものだが、さらっとしていて快適だ。
一方のビブショーツのホールド感も期待通り。長距離を乗ったり、ダンシングやシッティングを繰り返す中で、パッドの位置がずれるショーツもあるけれど、このPRIME SWAT BIB SHORTSは180kmという長距離を走る中でも不快な位置ずれはゼロ。また、少し厚みがある印象のインナーパッドは、クッション性に優れていつつも決してふわふわとした感触ではなく、ペダリングロスも感じない安定性も備えている。
PRIME SHORT SLEEVE JERSEYの背面には大きな3つのバックポケットが搭載されている。iPhoneで一番大きなPRO MAXシリーズもすっぽりと入るサイズ感。ジャケットやジレ、補給食などライドの必需品を詰め込んでも余裕のある設計だ。
PRIME SWAT BIB SHORTSは、"SWAT"と冠するだけあって、更なるストレージを備えている。太腿と下背部にメッシュポケットが備えられ、スマートフォン、予備チューブ、補給ジェルなどをすぐに取り出せるため、トレーニングライドにもぴったり。
PRIMEコレクションはカフェライドや週末サイクリングから、過酷なトレーニングライドやグラベルライドまで活躍してくれるウェアだった。PRIMEコレクションのウェアを纏って、一味違うサイクリングを楽しんでみては。
スペシャライズド MEN'S PRIME SHORT SLEEVE JERSEY
カラー:バーチホワイト/マルチギャザー、ダークネイビーソリッド、フォレストグリーン、テラコッタ
サイズ:XS、S、M、L、XL
価格:18,700円(税込)
スペシャライズド MEN'S PRIME SWAT BIB SHORTS
カラー:ブラック、ダークネイビー
サイズ:S、M、L、XL
価格:24,200円(税込)
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