2024/03/29(金) - 20:05
全国高等学校選抜大会最終日は、大分県のオートポリスでロードレースが行われた。男子は岩村元嗣(初芝立命館高校)が、女子は白井愛美(広島工業高校)が、いずれも最終周回を独走逃げ切りで優勝を決めた。
4日間にわたり開催された全国高等学校選抜大会の最終日はロードレース。大分県日田市のオートポリスに場所を移し、男子は79.458km、女子は37.392kmのレースが行われた。
自動車の国際レースも開催できる1周4.674kmのサーキットは、最大勾配7.2%の登りと52mの高低差のあるコース。今回は新城幸也が全日本選手権初優勝した2007年前後に生まれた高校生達がレースを走る。
濃霧になることが多いオートポリス。この日も朝は霧がかっていたが、時間の経過と共に青空が広がり、真冬のような寒さも少し和らいだ。それでも冷たい風が強めに吹き続け、体感温度を押し下げる1日。日田市では桜がほぼ満開になっていたが、オートポリス周辺はまだ春が遠く感じる中でのレースとなった。
女子 白井愛美が終盤独走で優勝
女子は8周回のレースに38名が出走した。スタート直後から、トラック中距離種目でも活躍した西原夕華(北桑田高校)、近田ちひろ(松山学院高校)らが集団前方で動きを見せ、周回が進むごとに集団の人数が絞られていく。
レース終盤までに先頭集団に残ったのは10名。残り3周となる6周目、登り区間で白井愛美(広島工業高校)がアタック。今西紗楽(榛生昇陽・宇陀高校)が追従し、2名が先行する。次の周には今西が遅れて白井が単独先行。後続に40秒前後の差をつけて最終周回に入る。白井は差を維持したままフィニッシュまで逃げ切り、優勝を決めた。
白井愛美 コメント
「独走すると決めてはいなかったけれど、勇気を出して1人で行く覚悟を決めて行った。後ろは気になっていたけれど、40秒まで差が開いたと聞いて、このまま行けるかなと思った。ロードレースは昨年のインターハイで7位が最高で、優勝は初めて。オートポリスのようなコースは得意かもしれないと感じた。今年のインターハイでは今回のように逃がしてくれないと思うけれど、自信をもって行けるかなと思う。やはりインターハイのようなデカい大会で優勝したい」
4日間にわたり開催された全国高等学校選抜大会の最終日はロードレース。大分県日田市のオートポリスに場所を移し、男子は79.458km、女子は37.392kmのレースが行われた。
自動車の国際レースも開催できる1周4.674kmのサーキットは、最大勾配7.2%の登りと52mの高低差のあるコース。今回は新城幸也が全日本選手権初優勝した2007年前後に生まれた高校生達がレースを走る。
濃霧になることが多いオートポリス。この日も朝は霧がかっていたが、時間の経過と共に青空が広がり、真冬のような寒さも少し和らいだ。それでも冷たい風が強めに吹き続け、体感温度を押し下げる1日。日田市では桜がほぼ満開になっていたが、オートポリス周辺はまだ春が遠く感じる中でのレースとなった。
女子 白井愛美が終盤独走で優勝
女子は8周回のレースに38名が出走した。スタート直後から、トラック中距離種目でも活躍した西原夕華(北桑田高校)、近田ちひろ(松山学院高校)らが集団前方で動きを見せ、周回が進むごとに集団の人数が絞られていく。
レース終盤までに先頭集団に残ったのは10名。残り3周となる6周目、登り区間で白井愛美(広島工業高校)がアタック。今西紗楽(榛生昇陽・宇陀高校)が追従し、2名が先行する。次の周には今西が遅れて白井が単独先行。後続に40秒前後の差をつけて最終周回に入る。白井は差を維持したままフィニッシュまで逃げ切り、優勝を決めた。
白井愛美 コメント
「独走すると決めてはいなかったけれど、勇気を出して1人で行く覚悟を決めて行った。後ろは気になっていたけれど、40秒まで差が開いたと聞いて、このまま行けるかなと思った。ロードレースは昨年のインターハイで7位が最高で、優勝は初めて。オートポリスのようなコースは得意かもしれないと感じた。今年のインターハイでは今回のように逃がしてくれないと思うけれど、自信をもって行けるかなと思う。やはりインターハイのようなデカい大会で優勝したい」
女子ロードレース 結果(37.392km)
1位 | 白井愛美(広島工業高校) | 1時間5分31秒 |
2位 | 三谷優空(松山学院高校) | 1時間6分5秒 |
3位 | 近田ちひろ(松山学院高校) | 1時間6分6秒 |
4位 | 筒井 楓(笛吹高校) | 1時間6分8秒 |
5位 | 今西紗楽(榛生昇陽・宇陀高校) | 1時間6分09秒 |
6位 | 西原夕華(北桑田高校) | 1時間6分36秒 |
男子 4名の集団から抜け出した岩村元嗣が優勝
男子は17周のレースに153名が出走した。序盤から三浦一真(湘南工科大付属高校)や望月蓮(山梨吉田高校)ら優勝候補に挙げられるメンバーが集団前方で動きを見せ、アタックと吸収が繰り返されていく。
レースが中盤に差し掛かる頃、4名の先頭集団が形成される、メンバーは、金井健翔(松山学院高校)、岩村元嗣(初芝立命館高校)、神谷啓人(一色高校)、秋元碧(北桑田高校)。後続集団は追走の動きがまとまらず、先行する4名との差は8周目までに2分以上まで開く。
終盤に入ると、望月がメイン集団をペースアップさせる動きを見せ、残り4周となる14周目には集団を飛び出して追走する。しかし開き過ぎた差を単独で縮めるのは難しく、勝負は先行した4名に絞られた。
残り2周、岩村が他の3名を置き去りにして独走し、最終周回に入る。遅れた3名はバラバラになって続くが、岩村に追いつくペースはない。岩村はそのまま独走逃げ切りで優勝を決め、今年の選抜大会最後の勝者となった。
岩村元嗣 コメント
「先行した4人で回していくことで一致していて、後ろに強い選手が残っていたけどがむしゃらに行くしかないと思っていた。残り2周で普通に踏んでいたら他の3人が遅れはじめたので、ここで行こうと決めた。スプリントに持ち込みたくなかったので一人逃げで勝つことを考えていたが、その通りに勝てて良かった。
今年は海外レースで活躍することを目標に、世界選手権で活躍することを目指したい。憧れている留目夕陽選手のようになりたい」
男子ロードレース 結果(79.458km)
1位 | 岩村元嗣(初芝立命館高校) | 1時間57分45秒 |
2位 | 金井健翔(松山学院高校) | 1時間58分24秒 |
3位 | 神谷啓人(一色高校) | 1時間58分35秒 |
4位 | 秋元 碧(北桑田高校) | 1時間59分9秒 |
5位 | 望月 蓮(山梨吉田高校) | 2時間0分9秒 |
6位 | 倉谷俠俐(愛知産大工業高校) | 2時間01分47秒 |
総合成績は男女共に松山学院高校が優勝
4日間を終えての総合成績は、松山学院高校が男女共に2位以下の高校に大差をつけて優勝を決めた。昨年のインターハイでも総合優勝をしているが、世代交代しても平均値の高さは変わらないようだ。今年のインターハイではその勢いを止める高校が現れるのか?
令和5年度全国高等学校選抜自転車競技大会 総合成績
男子 | 女子 | |||
---|---|---|---|---|
1位 | 松山学院高校 | 37p | 松山学院高校 | 58p |
2位 | 初芝立命館高校 | 21p | 祐誠高校 | 23p |
3位 | 南大隅高校 | 14p | 北桑田高校 | 19p |
text&photo: Satoru Kato
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