2024/03/23(土) - 23:54
Jプロツアー第3戦の「真岡芳賀ロードレース」は、最終周回に抜け出した4名でのスプリント勝負となり、ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)が2022年以来のJプロツアー勝利を挙げた。プロリーダージャージは石原悠希(シマノレーシング)が新たに獲得した。
「真岡芳賀ロードレース」は、昨年までジャパンサイクルリーグ(JCL)のレースとして開催されてきたが、今年はJプロツアーに組み込まれての開催となった。
コースは、宇都宮市の東に位置する栃木県真岡市の井頭公園をスタート・フィニッシュとする1周7.2km。真岡市と芳賀町の2市町にまたがり、アップダウン控えめな平坦基調のコースレイアウトだ。コース幅の変化と直角コーナーの多さが特徴で、集団後方はストップ&ゴーの繰り返しで消耗し、中切れの餌食になることが予想される。
この日は午前中に雪が降る寒さ。Jプロツアーがスタートした午後には雨に変わり、陽差しも戻ったものの、真岡市での最高気温はレース終了後の16時に記録した7.9℃止まりで、ロードレースよりもシクロクロス向きな気候の中でのレースとなった。
14周100.8kmのレースは、Jプロツアーとしては短距離のレースとあってリアルスタート直後からペースが上がる。5周目、岡本隼(愛三工業レーシングチーム)と入部正太朗(シマノレーシング)の2名が先行すると、メイン集団との差は一気に30秒以上まで開く。その後も差は広がり、レース終盤に差し掛かる9周目には1分近くまでになった。
これに対し、地元チームの宇都宮ブリッツェンがメイン集団のコントロールを開始。11周目に40秒差まで縮め、12周目にはキナンレーシングチームも加担して一気に20秒未満の差まで縮める。
残り2周となる13周目、メイン集団が岡本と入部が吸収。最終周回に入り、アタック合戦の中から4名が先行する。メンバーは、ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)、石原悠希(シマノレーシング)、渡邉和貴(アヴニールサイクリング山梨)。エヴァー・サウル(レバンテフジ静岡)。メイン集団は追走の脚が止まり、差は10秒前後に開いて残り2kmを通過する。
先行した4名はそのまま逃げ切り、最後のスプリント勝負へ。地元勝利を狙う石原を、「残り50mで前に出た」と言うトリビオがかわして先着。2022年10月のかすみがうらロードレース以来、約1年半ぶりのJプロツアー優勝を決めた。
フィニッシュ直後、ハンドルを叩いて悔しがった石原だったが、このレースの結果リーダージャージを獲得。寺田吉騎のU23リーダーとあわせ、シマノレーシングが2種のリーダージャージを独占する結果となった。
「真岡芳賀ロードレース」は、昨年までジャパンサイクルリーグ(JCL)のレースとして開催されてきたが、今年はJプロツアーに組み込まれての開催となった。
コースは、宇都宮市の東に位置する栃木県真岡市の井頭公園をスタート・フィニッシュとする1周7.2km。真岡市と芳賀町の2市町にまたがり、アップダウン控えめな平坦基調のコースレイアウトだ。コース幅の変化と直角コーナーの多さが特徴で、集団後方はストップ&ゴーの繰り返しで消耗し、中切れの餌食になることが予想される。
この日は午前中に雪が降る寒さ。Jプロツアーがスタートした午後には雨に変わり、陽差しも戻ったものの、真岡市での最高気温はレース終了後の16時に記録した7.9℃止まりで、ロードレースよりもシクロクロス向きな気候の中でのレースとなった。
14周100.8kmのレースは、Jプロツアーとしては短距離のレースとあってリアルスタート直後からペースが上がる。5周目、岡本隼(愛三工業レーシングチーム)と入部正太朗(シマノレーシング)の2名が先行すると、メイン集団との差は一気に30秒以上まで開く。その後も差は広がり、レース終盤に差し掛かる9周目には1分近くまでになった。
これに対し、地元チームの宇都宮ブリッツェンがメイン集団のコントロールを開始。11周目に40秒差まで縮め、12周目にはキナンレーシングチームも加担して一気に20秒未満の差まで縮める。
残り2周となる13周目、メイン集団が岡本と入部が吸収。最終周回に入り、アタック合戦の中から4名が先行する。メンバーは、ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)、石原悠希(シマノレーシング)、渡邉和貴(アヴニールサイクリング山梨)。エヴァー・サウル(レバンテフジ静岡)。メイン集団は追走の脚が止まり、差は10秒前後に開いて残り2kmを通過する。
先行した4名はそのまま逃げ切り、最後のスプリント勝負へ。地元勝利を狙う石原を、「残り50mで前に出た」と言うトリビオがかわして先着。2022年10月のかすみがうらロードレース以来、約1年半ぶりのJプロツアー優勝を決めた。
フィニッシュ直後、ハンドルを叩いて悔しがった石原だったが、このレースの結果リーダージャージを獲得。寺田吉騎のU23リーダーとあわせ、シマノレーシングが2種のリーダージャージを独占する結果となった。
Jプロツアー2024 第3戦 真岡芳賀ロードレース 結果(100.8km)
1位 | ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ) | 2時間20分45秒 |
2位 | 石原悠希(シマノレーシング) | +0秒 |
3位 | 渡邉和貴(アヴニールサイクリング山梨) | +2秒 |
4位 | エヴァー・サウル(レバンテフジ静岡) | +3秒 |
5位 | 草場啓吾(愛三工業レーシングチーム) | +8秒 |
6位 | 織田 聖(マトリックスパワータグ) | +8秒 |
Jプロツアーリーダー 石原悠希(シマノレーシング)
U23リーダー 寺田吉騎(シマノレーシング)
中間スプリント賞 岡本隼(愛三工業レーシングチーム)
敢闘賞 岡本隼(愛三工業レーシングチーム)
ベストアシストライダー 沢田時(宇都宮ブリッツェン)
ベストアグレッシブライダー 入部正太朗(シマノレーシング)
ベストホープフルライダー 渡邉和貴(アヴニールサイクリング山梨)
栃木県民賞 石原悠希(シマノレーシング)
ベストチーム賞 シマノレーシング
text&photo:Satoru Kato
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