2024/02/13(火) - 08:40
前日の豪雨により76.4kmコースに変更されたツアー・オブ・オマーン第3ステージ。1月にプロ初勝利を挙げた19歳ポール・マニエ(フランス、スーダル・クイックステップ)が登りスプリントを制し、ランパーティと共にワンツーフィニッシュを決めた。
フィン・フィッシャーブラック(ニュージーランド、UAEチームエミレーツ)が前哨戦であるマスカット・クラシックに続き、登りスプリントを制したツアー・オブ・オマーン(UCI2.Pro)は3日目を迎えた。前日の大雨により169.3kmだったコースは76.4kmに短縮され、フィニッシュ地点もイースタン・マウンテンからアル・ブスタンに変更。そのため軽量スプリンターにチャンスのあるステージとなった。
この日JCLチーム右京は逃げに選手を送ることはなく、ダビ・デルガド(スペイン、ブルゴスBH)ら3名が飛び出す。それにスキーマウンテニアリングから転身したアントン・パルツァー(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ)が遅れて合流し、短距離となったレースで逃げ切りを目指した。
オマーンの首都マスカットの郊外を巡るように東の丘陵地帯をレースで、メイン集団はUAEチームエミレーツが中心となってコントロール。フィニッシュまで残り23km地点でパルツァーが逃げ集団から飛び出し、スーダル・クイックステップに牽引がスイッチしたプロトンに揺さぶりをかける。しかしその後パルツァーは捉えられ、直後に飛び出したオマーンナショナルチームによる攻撃も実らない。
ひと塊の集団は500mの登りに入り、勝負はパンチャーやスプリンター、総合勢を含むスプリントへ。そして軽量スプリンターのブライアン・コカール(フランス、コフィディス)よりも早く登りを駆け上がり、先頭でフィニッシュラインに到達したのはポール・マニエ(フランス、スーダル・クイックステップ)だった。
フィニッシュ手前200mで先頭に立ったマニエのスピードにコカールが遅れ、追従できたのはチームメイトのルーク・ランパーティ(アメリカ)唯一人。そして先んじてガッツポーズを作ったランパーティの目の前で、19歳のマニエがプロ2勝目を手に入れた。
「また勝てたなんて信じれらない。計画では僕がルークのリードアウトを務めるはずだったが、違う結果となった。最後の登りは全力で踏み込んだだけ。僕らはこのまま止まることなく、良い結果を追い求め続ける」とプロ1年目で早くも2勝目を掴んだマニエは語った。
一方、2日連続で2位だったランパーティは「僕らは勝利を掴むためにやってきた。だからこの結果は嬉しいし、同じチーム(トリニティレーシング)から来たポールとは特別な結びつきを感じるよ」とコメント。ボーナスタイムを加算したことにより総合首位に立ったことについては「総合トップに立つことができて光栄だ。天候により予測できない事態のなか、僕らはベストを尽くすのみ」と喜びと共に、残りのステージに向けた意気込みを語っている。
フィン・フィッシャーブラック(ニュージーランド、UAEチームエミレーツ)が前哨戦であるマスカット・クラシックに続き、登りスプリントを制したツアー・オブ・オマーン(UCI2.Pro)は3日目を迎えた。前日の大雨により169.3kmだったコースは76.4kmに短縮され、フィニッシュ地点もイースタン・マウンテンからアル・ブスタンに変更。そのため軽量スプリンターにチャンスのあるステージとなった。
この日JCLチーム右京は逃げに選手を送ることはなく、ダビ・デルガド(スペイン、ブルゴスBH)ら3名が飛び出す。それにスキーマウンテニアリングから転身したアントン・パルツァー(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ)が遅れて合流し、短距離となったレースで逃げ切りを目指した。
オマーンの首都マスカットの郊外を巡るように東の丘陵地帯をレースで、メイン集団はUAEチームエミレーツが中心となってコントロール。フィニッシュまで残り23km地点でパルツァーが逃げ集団から飛び出し、スーダル・クイックステップに牽引がスイッチしたプロトンに揺さぶりをかける。しかしその後パルツァーは捉えられ、直後に飛び出したオマーンナショナルチームによる攻撃も実らない。
ひと塊の集団は500mの登りに入り、勝負はパンチャーやスプリンター、総合勢を含むスプリントへ。そして軽量スプリンターのブライアン・コカール(フランス、コフィディス)よりも早く登りを駆け上がり、先頭でフィニッシュラインに到達したのはポール・マニエ(フランス、スーダル・クイックステップ)だった。
フィニッシュ手前200mで先頭に立ったマニエのスピードにコカールが遅れ、追従できたのはチームメイトのルーク・ランパーティ(アメリカ)唯一人。そして先んじてガッツポーズを作ったランパーティの目の前で、19歳のマニエがプロ2勝目を手に入れた。
「また勝てたなんて信じれらない。計画では僕がルークのリードアウトを務めるはずだったが、違う結果となった。最後の登りは全力で踏み込んだだけ。僕らはこのまま止まることなく、良い結果を追い求め続ける」とプロ1年目で早くも2勝目を掴んだマニエは語った。
一方、2日連続で2位だったランパーティは「僕らは勝利を掴むためにやってきた。だからこの結果は嬉しいし、同じチーム(トリニティレーシング)から来たポールとは特別な結びつきを感じるよ」とコメント。ボーナスタイムを加算したことにより総合首位に立ったことについては「総合トップに立つことができて光栄だ。天候により予測できない事態のなか、僕らはベストを尽くすのみ」と喜びと共に、残りのステージに向けた意気込みを語っている。
ツアー・オブ・オマーン2024第3ステージ結果
1位 | ポール・マニエ(フランス、スーダル・クイックステップ) | 1:47:54 |
2位 | ルーク・ランパーティ(アメリカ、スーダル・クイックステップ) | |
3位 | ブライアン・コカール(フランス、コフィディス) | |
4位 | ドリース・デポーテル(ベルギー、アンテルマルシェ・ワンティ) | |
5位 | ロジャー・アドリア(スペイン、ボーラ・ハンスグローエ) | |
6位 | エフゲニー・ギディッチ(カザクスタン、アスタナ・カザクスタン) | |
7位 | イェノ・ベルクムース(ベルギー、ロット・デスティニー) | |
8位 | リオネル・タミニオー(ベルギー、ロット・デスティニー) | |
9位 | アレクサンダー・クリストフ(ノルウェー、ウノエックス・モビリティ) | |
10位 | フィン・フィッシャーブラック(ニュージーランド、UAEチームエミレーツ) |
個人総合成績
1位 | ルーク・ランパーティ(アメリカ、スーダル・クイックステップ) | 10:15:16 |
2位 | フィン・フィッシャーブラック(ニュージーランド、UAEチームエミレーツ) | |
3位 | ディエゴ・ウリッシ(イタリア、UAEチームエミレーツ) | +0:08 |
4位 | ロジャー・アドリア(スペイン、ボーラ・ハンスグローエ) | +0:12 |
5位 | イェノ・ベルクムース(ベルギー、ロット・デスティニー) | |
6位 | アダム・イェーツ(イギリス、UAEチームエミレーツ) | |
7位 | アントン・チャーム(デンマーク、アスタナ・カザクスタン) | |
8位 | マウリ・ファンセヴェナント(ベルギー、スーダル・クイックステップ) | |
9位 | ベン・ツィーホフ(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ) | +0:16 |
10位 | トーマス・ペゼンティ(イタリア、JCLチーム右京) |
その他の特別賞
ポイント賞 | ルーク・ランパーティ(アメリカ、スーダル・クイックステップ) |
ヤングライダー賞 | ルーク・ランパーティ(アメリカ、スーダル・クイックステップ) |
チーム総合成績 | UAEチームエミレーツ |
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
photo:CorVos
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