2024/02/11(日) - 15:40
4日後に開幕するヴォルタ・アン・アルガルヴェを前にポルトガルでフィゲイラ・チャンピオンズ・クラシックが開催。留目夕陽(EFエデュケーション・イージーポスト)も出場した起伏の激しいコースで、レムコ・エヴェネプール(ベルギー、スーダル・クイックステップ)が50kmの独走で今季初勝利を掴んだ。
日本では3連休の初日である2月10日、南ヨーロッパのポルトガルで第2回フィゲイラ・チャンピオンズ・クラシックが行われた。4日後に開幕するヴォルタ・アン・アルガルヴェ(UCI2.Pro)の前哨戦という位置づけだが、同じプロシリーズと高いカテゴリーのワンデーレースには10のワールドチームを含む23チームが出場した。
その舞台となるのはポルトガル中部コインブラ県のフィゲイラ・ダ・フォズを巡る192.4km。平坦基調のコース前半を経て1級と2級山岳を含む35kmコースを2周し、最後は8.7kmの下りと平坦路がフィニッシュまで続いていく。留目夕陽(EFエデュケーション・イージーポスト)が今季3戦目として臨んだレースは、地元ポルトガルと隣国スペイン人による7名の逃げグループ形成で幕開けた。
それを追うメイン集団は、今年ツール・ド・フランス出場を予定するレムコ・エヴェネプール(ベルギー)と新加入ミケル・ランダ(スペイン)など強力メンバーを揃えるスーダル・クイックステップがコントロールした。そのため逃げは最大5分からリードを拡大することができず、残り86km地点で早々とプロトンに捉えられた。
集団が一つのままアップダウンの激しい周回コースに入り、その2周め、1級山岳の頂上手前で早くもエヴェネプールが動く。今シーズンの初戦にもかかわらず、フィニッシュまで50km地点から飛び出したエヴェネプール。それにプロ1年目で昨年のツール・ド・ラヴニール覇者であるイサーク・デルトロ(メキシコ、UAEチームエミレーツ)が単独で追いかけたものの、必勝態勢に持ち込んだエヴェネプールには届かない。
結果的に後続集団に1分48秒差をつけた前ロード世界王者かつ現TT世界王者のエヴェネプールが、50kmの独走勝利を決めた。
「今シーズンを勝利でスタートすることができて嬉しい。ここのコースを楽しにながら50kmを1人で走ることができた。本当はもっと後に仕掛ける予定だったが、チームメイトが作るペースに多くの選手が苦しんでいるのがわかっていた。だから攻めたんだ」とレースを振り返ったエヴェネプール。
この後はヴォルタ・アン・アルガルヴェからパリ〜ニース(3月3日〜)からイツリア・バスクカントリー(4月1日〜)とステージレースを転戦し、春のクラシックへと入る予定だ。
2位を争うスプリントはフィト・ブラーツ(ベルギー、アンテルマルシェ・ワンティ)が制し、チームメイトであるマライン・ファンデンベルフ(オランダ)の7位入賞に貢献した留目は9分30秒遅れの56位で完走している。
日本では3連休の初日である2月10日、南ヨーロッパのポルトガルで第2回フィゲイラ・チャンピオンズ・クラシックが行われた。4日後に開幕するヴォルタ・アン・アルガルヴェ(UCI2.Pro)の前哨戦という位置づけだが、同じプロシリーズと高いカテゴリーのワンデーレースには10のワールドチームを含む23チームが出場した。
その舞台となるのはポルトガル中部コインブラ県のフィゲイラ・ダ・フォズを巡る192.4km。平坦基調のコース前半を経て1級と2級山岳を含む35kmコースを2周し、最後は8.7kmの下りと平坦路がフィニッシュまで続いていく。留目夕陽(EFエデュケーション・イージーポスト)が今季3戦目として臨んだレースは、地元ポルトガルと隣国スペイン人による7名の逃げグループ形成で幕開けた。
それを追うメイン集団は、今年ツール・ド・フランス出場を予定するレムコ・エヴェネプール(ベルギー)と新加入ミケル・ランダ(スペイン)など強力メンバーを揃えるスーダル・クイックステップがコントロールした。そのため逃げは最大5分からリードを拡大することができず、残り86km地点で早々とプロトンに捉えられた。
集団が一つのままアップダウンの激しい周回コースに入り、その2周め、1級山岳の頂上手前で早くもエヴェネプールが動く。今シーズンの初戦にもかかわらず、フィニッシュまで50km地点から飛び出したエヴェネプール。それにプロ1年目で昨年のツール・ド・ラヴニール覇者であるイサーク・デルトロ(メキシコ、UAEチームエミレーツ)が単独で追いかけたものの、必勝態勢に持ち込んだエヴェネプールには届かない。
結果的に後続集団に1分48秒差をつけた前ロード世界王者かつ現TT世界王者のエヴェネプールが、50kmの独走勝利を決めた。
「今シーズンを勝利でスタートすることができて嬉しい。ここのコースを楽しにながら50kmを1人で走ることができた。本当はもっと後に仕掛ける予定だったが、チームメイトが作るペースに多くの選手が苦しんでいるのがわかっていた。だから攻めたんだ」とレースを振り返ったエヴェネプール。
この後はヴォルタ・アン・アルガルヴェからパリ〜ニース(3月3日〜)からイツリア・バスクカントリー(4月1日〜)とステージレースを転戦し、春のクラシックへと入る予定だ。
2位を争うスプリントはフィト・ブラーツ(ベルギー、アンテルマルシェ・ワンティ)が制し、チームメイトであるマライン・ファンデンベルフ(オランダ)の7位入賞に貢献した留目は9分30秒遅れの56位で完走している。
フィゲイラ・チャンピオンズ・クラシック2024結果
1位 | レムコ・エヴェネプール(ベルギー、スーダル・クイックステップ) | 4:42:25 |
2位 | フィト・ブラーツ(ベルギー、アンテルマルシェ・ワンティ) | +1:48 |
3位 | シモーネ・ヴェラスコ(イタリア、アスタナ・カザクスタン) | |
4位 | ラルス・ボーフェン(オランダ、アルペシン・ドゥクーニンク) | |
5位 | マリウス・マイヤーホーファー(ドイツ、チューダー・プロサイクリング) | |
6位 | マルク・ヒルシ(スイス、UAEチームエミレーツ) | |
7位 | マライン・ファンデンベルフ(オランダ、EFエデュケーション・イージーポスト) | |
8位 | クリスティアン・スカローニ(イタリア、アスタナ・カザクスタン) | |
9位 | ルーベン・ゲレイロ(ポルトガル、モビスター) | |
10位 | ペラヨ・サンチェス(スペイン、モビスター) | |
56位 | 留目夕陽(EFエデュケーション・イージーポスト) | +9:30 |
text:Sotaro.Arakawa
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