フィゲイラ・チャンピオンズ・クラシック2024コースプロフィール image:Figueira Champions Classic 日本では3連休の初日である2月10日、南ヨーロッパのポルトガルで第2回フィゲイラ・チャンピオンズ・クラシックが行われた。4日後に開幕するヴォルタ・アン・アルガルヴェ(UCI2.Pro)の前哨戦という位置づけだが、同じプロシリーズと高いカテゴリーのワンデーレースには10のワールドチームを含む23チームが出場した。
50kmの独走から今季初勝利を飾ったレムコ・エヴェネプール(ベルギー、スーダル・クイックステップ) photo:Figueira Champions Classic 集団が一つのままアップダウンの激しい周回コースに入り、その2周め、1級山岳の頂上手前で早くもエヴェネプールが動く。今シーズンの初戦にもかかわらず、フィニッシュまで50km地点から飛び出したエヴェネプール。それにプロ1年目で昨年のツール・ド・ラヴニール覇者であるイサーク・デルトロ(メキシコ、UAEチームエミレーツ)が単独で追いかけたものの、必勝態勢に持ち込んだエヴェネプールには届かない。
これ以上ないシーズン開幕戦となったレムコ・エヴェネプール(ベルギー、スーダル・クイックステップ) photo:Figueira Champions Classic 「今シーズンを勝利でスタートすることができて嬉しい。ここのコースを楽しにながら50kmを1人で走ることができた。本当はもっと後に仕掛ける予定だったが、チームメイトが作るペースに多くの選手が苦しんでいるのがわかっていた。だから攻めたんだ」とレースを振り返ったエヴェネプール。
2位争いはフィト・ブラーツ(ベルギー、アンテルマルシェ・ワンティ)が先着した photo:Figueira Champions Classic 2位を争うスプリントはフィト・ブラーツ(ベルギー、アンテルマルシェ・ワンティ)が制し、チームメイトであるマライン・ファンデンベルフ(オランダ)の7位入賞に貢献した留目は9分30秒遅れの56位で完走している。