2024/02/01(木) - 08:40
アルウラー・ツアー第2ステージは岡篤志(JCLチーム右京)が逃げに乗り、アクティブライダー賞ジャージを獲得。レースは登りでスプリンターが遅れた集団スプリントを195cmの長身ルーラー、ソーレン・ヴァーレンショルト(ノルウェー、ウノエックス・モビリティ)が制した。
中東のサウジアラビアで開催中のアルウラー・ツアー(UCI2.1)は大会2日目を迎え、アルウラー・ウィンター公園からサラーン自然保護区までの199.1kmで争われた。この日も平坦の砂漠地帯を巡るレイアウトだが、フィニッシュラインの手前3km地点に6.1%の登りが1kmに渡り設定される。そのためピュアスプリンターには厳しいレースとなった。
レースは序盤に小石祐馬(JCLチーム右京)を含む5名が逃げ集団を作り、一時は約3分のリードを得たものの、横風が逃げとメイン集団を襲う。そのため横風分断を嫌ったプロトンがペースアップを敢行。逃げが捉まり振り出しに戻ったレースは、新たに岡篤志(JCLチーム右京)ら5名の逃げグループが形成された。
順調にメイン集団とタイム差を拡げていった逃げ集団は、コース後半に設定されたアクティブポイントに到達する。そこで岡が2連続で先頭通過し、ポイント賞とは別に与えられるオレンジ色のアクティブライダー賞ジャージを獲得。しかし砂漠に吹き荒れた風の影響もあり、残り34km地点でプロトンに吸収された。
フィニッシュが近づくにつれスピードの上がるプロトンでは、今年UAEチームエミレーツからモビスターに移籍し、総合エースを任せられたダヴィデ・フォルモロ(イタリア)がパンクで遅れるシーンも。しかしフォルモロはチームメイトのアシストもあって残り15km地点で集団に追いつき、残り3km地点から始まる登りでディラン・フルーネウェーヘン(オランダ、ジェイコ・アルウラー)らピュアスプリンターが脱落した。
登り坂でUAEがラファウ・マイカ(ポーランド)からフィン・フィッシャーブラック(ニュージーランド)と連続攻撃を仕掛けるものの、いずれも決め手に欠くなかピエール・ラトゥール(フランス、トタルエネルジー)が2kmを過ぎた地点からアタック。そのままラトゥールは砂煙の舞う最終ストレートに突入したものの、後続から猛スピードで追い上げたソーレン・ヴァーレンショルト(ノルウェー、ウノエックス・モビリティ)が差し切った。
「どうやら僕は家から遠く離れたレースで強いみたいだね」と語ったのは、カスペル・ファンウーデン(オランダ、DSMフィルメニッヒ・ポストNL)の繰り下げでヤングライダー賞ジャージを着て勝利したヴァーレンショルト。「最後のスプリントは追い風だったので(195cmと)長身の僕には有利になった」と、23歳で現ノルウェータイムトライアル王者であるヴァーレンショルトは喜んだ。
2位にはアフリカ大陸チャンピオンであるヘノック・ムルブラン(エリトリア、アスタナ・カザクスタン)が入り、3位はニルス・エーコフ(オランダ、DSMフィルメニッヒ・ポストNL)。前日勝者で総合首位のファンウーデンは5位だったため、ヴァーレンショルトが総合リーダージャージを射止めた。
またレース後に詳細なレポートを綴った岡も、オーバーサイズなアクティブライダー賞ジャージを着て表彰台に上がっている。
中東のサウジアラビアで開催中のアルウラー・ツアー(UCI2.1)は大会2日目を迎え、アルウラー・ウィンター公園からサラーン自然保護区までの199.1kmで争われた。この日も平坦の砂漠地帯を巡るレイアウトだが、フィニッシュラインの手前3km地点に6.1%の登りが1kmに渡り設定される。そのためピュアスプリンターには厳しいレースとなった。
レースは序盤に小石祐馬(JCLチーム右京)を含む5名が逃げ集団を作り、一時は約3分のリードを得たものの、横風が逃げとメイン集団を襲う。そのため横風分断を嫌ったプロトンがペースアップを敢行。逃げが捉まり振り出しに戻ったレースは、新たに岡篤志(JCLチーム右京)ら5名の逃げグループが形成された。
順調にメイン集団とタイム差を拡げていった逃げ集団は、コース後半に設定されたアクティブポイントに到達する。そこで岡が2連続で先頭通過し、ポイント賞とは別に与えられるオレンジ色のアクティブライダー賞ジャージを獲得。しかし砂漠に吹き荒れた風の影響もあり、残り34km地点でプロトンに吸収された。
フィニッシュが近づくにつれスピードの上がるプロトンでは、今年UAEチームエミレーツからモビスターに移籍し、総合エースを任せられたダヴィデ・フォルモロ(イタリア)がパンクで遅れるシーンも。しかしフォルモロはチームメイトのアシストもあって残り15km地点で集団に追いつき、残り3km地点から始まる登りでディラン・フルーネウェーヘン(オランダ、ジェイコ・アルウラー)らピュアスプリンターが脱落した。
登り坂でUAEがラファウ・マイカ(ポーランド)からフィン・フィッシャーブラック(ニュージーランド)と連続攻撃を仕掛けるものの、いずれも決め手に欠くなかピエール・ラトゥール(フランス、トタルエネルジー)が2kmを過ぎた地点からアタック。そのままラトゥールは砂煙の舞う最終ストレートに突入したものの、後続から猛スピードで追い上げたソーレン・ヴァーレンショルト(ノルウェー、ウノエックス・モビリティ)が差し切った。
「どうやら僕は家から遠く離れたレースで強いみたいだね」と語ったのは、カスペル・ファンウーデン(オランダ、DSMフィルメニッヒ・ポストNL)の繰り下げでヤングライダー賞ジャージを着て勝利したヴァーレンショルト。「最後のスプリントは追い風だったので(195cmと)長身の僕には有利になった」と、23歳で現ノルウェータイムトライアル王者であるヴァーレンショルトは喜んだ。
2位にはアフリカ大陸チャンピオンであるヘノック・ムルブラン(エリトリア、アスタナ・カザクスタン)が入り、3位はニルス・エーコフ(オランダ、DSMフィルメニッヒ・ポストNL)。前日勝者で総合首位のファンウーデンは5位だったため、ヴァーレンショルトが総合リーダージャージを射止めた。
またレース後に詳細なレポートを綴った岡も、オーバーサイズなアクティブライダー賞ジャージを着て表彰台に上がっている。
アルウラー・ツアー2024第2ステージ結果
1位 | ソーレン・ヴァーレンショルト(ノルウェー、ウノエックス・モビリティ) | 4:42:04 |
2位 | ヘノック・ムルブラン(エリトリア、アスタナ・カザクスタン) | |
3位 | ニルス・エーコフ(オランダ、DSMフィルメニッヒ・ポストNL) | |
4位 | ブライアン・コカール(フランス、コフィディス) | |
5位 | カスペル・ファンウーデン(オランダ、DSMフィルメニッヒ・ポストNL) |
個人総合成績
1位 | ソーレン・ヴァーレンショルト(ノルウェー、ウノエックス・モビリティ) | 8:00:49 |
2位 | カスペル・ファンウーデン(オランダ、DSMフィルメニッヒ・ポストNL) | |
3位 | ヘノック・ムルブラン(エリトリア、アスタナ・カザクスタン) | +0:04 |
4位 | ニルス・エーコフ(オランダ、DSMフィルメニッヒ・ポストNL) | +0:06 |
5位 | ティム・メルリール(ベルギー、スーダル・クイックステップ) | +0:08 |
その他の特別賞
ポイント賞 | ソーレン・ヴァーレンショルト(ノルウェー、ウノエックス・モビリティ) |
ヤングライダー賞 | ソーレン・ヴァーレンショルト(ノルウェー、ウノエックス・モビリティ) |
アクティブライダー賞 | 岡篤志(JCLチーム右京) |
チーム総合成績 | ウノエックス・モビリティ |
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
photo:CorVos
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