ロードでもMTBでもしのぎを削りあう小林あか里、石田唯、渡部春雅の3人が、この日も接戦を繰り広げた。しかし総合力に秀でた小林が念願のシクロクロス日本タイトルを獲得。これで3種目を制した3冠のチャンピオンに。

エリート女子は24人がスタート。ホールショットは鵜飼知春(and more) photo:Makoto AYANO
13時スタートのエリート女子には24人の選手が出走。この日の宇都宮は予報では氷点下の気温が心配されたが、朝から好天に恵まれクリアな日差しが眩しい日和となった。しかし気温は低く、凍結した林間やキャンバー対策が大きな鍵を握った。

小林あか里 (弱虫ペダルサイクリングチーム)を先頭に砂場に突入する photo:Makoto AYANO

砂場を抜けると渡部春雅(明治大学)が小林あか里を交わす photo:Makoto AYANO
エリート女子単独の開催。そして昨年覇者の小川咲絵は仕事が多忙のため今季はシクロクロスに参戦せず、欠場している。
ホールショットは関西クロスの上位常連選手である鵜飼知春(and more)が奪うが、深い砂場には小林あか里 (弱虫ペダルサイクリングチーム)が先頭で突入。しかし砂場の終点ではパワフルな走りを見せた渡部春雅(明治大学)が小林を交わし、三段坂にもトップで登り詰めた。

小林あか里 (弱虫ペダルサイクリングチーム)と石田唯が先頭で三段坂を登り詰める photo:Makoto AYANO
これにMTBクロスカントリーでも強さを見せる石田唯が追いつき、3人のパックが形成された。しかしドッグラン裏のキャンバーで渡部がスリップダウンし、すぐさま再乗車しようとするもさらに足をもつれさせて転倒してしまう。

スリッピーなキャンバーで足をすくわれた渡部春雅(明治大学)が転倒する photo:Makoto AYANO
小林がリードし、石田が追う。気温の低さに凍てついたままの硬い路面はシューズのスパイクも効かず、細かなステップで斜面を駆け上がろうとする選手に対し、容赦なく足元を掬う。

硬く凍てつき、足を掬うキャンバーに手を焼く女子エリートの集団 photo:Makoto AYANO
テクニックのある石田とフィジカルに秀でた小林。2人はテール・トゥ・ノーズのバトルを続け、順位を入れ替えながらレースは進行した。
しかし石田のミスが響き、小林の独走が始まった。小林も林間でミスをしたとレース後に話したが、保った独走状態は揺るがなかった。

小林あか里をリードする石田唯 photo:Makoto AYANO

硬く凍てつき、足を掬うキャンバーで争う石田唯と小林あか里 photo:Makoto AYANO

石田唯を振り切り独走に持ち込んだ小林あか里 (弱虫ペダルサイクリングチーム) photo:Makoto AYANO
観客たちの応援にハイタッチで応え、独走フィニッシュを飾った小林を、アトランタ五輪MTB代表選手だった母・可奈子さんが迎える。ほっとした笑顔を見せる小林。昨年の全日本選手権は小川咲絵に破れ僅差の2位だったが、エリート初優勝を飾った。

観客の応援にハイタッチで応えながらフィニッシュに向かう小林あか里 (弱虫ペダルサイクリングチーム) photo:Makoto AYANO
小林は言う。「森の中では何度かスリップダウンしてしまう場面があって、キャンバーでも手前から勢いを殺して登ろうとしたら思ったより足元を取られて、ランが上手い石田選手に追いつかれました。でも何度か遅れはしましたが、落ち着いて対処ができました」。

勝利した小林あか里を母・可奈子さんが祝福する photo:Makoto AYANO
この勝利で小林はロード、マウンテンバイク、そしてシクロクロスにおいて日本タイトル三冠を達成したことになる。
「今年はMTBアジア選手権という大きな目標があったのにそれを逃してしまい、そこから気持ちを上げることが難しかったんですが、欲しかったシクロクロスの日本チャンピオンをとることができて嬉しいです」。

女子エリート表彰 1位 小林あか里 (弱虫ペダルサイクリングチーム) 、2位 石田唯、3位 渡部春雅(明治大学) photo:Makoto AYANO
負けはしたが健闘した石田唯は、オフロードでは常に小林に迫る存在だ。
石田は言う。「ここで必ず勝つために練習を重ねてきましたが、今日はあか里さんが強かったです。また来年、絶対タイトルをとれるようにイチからやり直したいと思います」。

13時スタートのエリート女子には24人の選手が出走。この日の宇都宮は予報では氷点下の気温が心配されたが、朝から好天に恵まれクリアな日差しが眩しい日和となった。しかし気温は低く、凍結した林間やキャンバー対策が大きな鍵を握った。


エリート女子単独の開催。そして昨年覇者の小川咲絵は仕事が多忙のため今季はシクロクロスに参戦せず、欠場している。
ホールショットは関西クロスの上位常連選手である鵜飼知春(and more)が奪うが、深い砂場には小林あか里 (弱虫ペダルサイクリングチーム)が先頭で突入。しかし砂場の終点ではパワフルな走りを見せた渡部春雅(明治大学)が小林を交わし、三段坂にもトップで登り詰めた。

これにMTBクロスカントリーでも強さを見せる石田唯が追いつき、3人のパックが形成された。しかしドッグラン裏のキャンバーで渡部がスリップダウンし、すぐさま再乗車しようとするもさらに足をもつれさせて転倒してしまう。

小林がリードし、石田が追う。気温の低さに凍てついたままの硬い路面はシューズのスパイクも効かず、細かなステップで斜面を駆け上がろうとする選手に対し、容赦なく足元を掬う。

テクニックのある石田とフィジカルに秀でた小林。2人はテール・トゥ・ノーズのバトルを続け、順位を入れ替えながらレースは進行した。
しかし石田のミスが響き、小林の独走が始まった。小林も林間でミスをしたとレース後に話したが、保った独走状態は揺るがなかった。



観客たちの応援にハイタッチで応え、独走フィニッシュを飾った小林を、アトランタ五輪MTB代表選手だった母・可奈子さんが迎える。ほっとした笑顔を見せる小林。昨年の全日本選手権は小川咲絵に破れ僅差の2位だったが、エリート初優勝を飾った。

小林は言う。「森の中では何度かスリップダウンしてしまう場面があって、キャンバーでも手前から勢いを殺して登ろうとしたら思ったより足元を取られて、ランが上手い石田選手に追いつかれました。でも何度か遅れはしましたが、落ち着いて対処ができました」。

この勝利で小林はロード、マウンテンバイク、そしてシクロクロスにおいて日本タイトル三冠を達成したことになる。
「今年はMTBアジア選手権という大きな目標があったのにそれを逃してしまい、そこから気持ちを上げることが難しかったんですが、欲しかったシクロクロスの日本チャンピオンをとることができて嬉しいです」。

負けはしたが健闘した石田唯は、オフロードでは常に小林に迫る存在だ。
石田は言う。「ここで必ず勝つために練習を重ねてきましたが、今日はあか里さんが強かったです。また来年、絶対タイトルをとれるようにイチからやり直したいと思います」。
シクロクロス全日本選手権2024女子エリート結果
| 1位 | 小林あか里 (弱虫ペダルサイクリングチーム) | 46:11 |
| 2位 | 石田唯 | 0:10 |
| 3位 | 渡部春雅(明治大学) | 1:50 |
| 4位 | 大蔵こころ(早稲田大学) | 2:46 |
| 5位 | 鵜飼知春(and more) | 4:27 |
| 6位 | 伊藤あすみ(マッディわかやま) | 5:23 |
| 7位 | 竹村舞葉(SHIDO-WORKS) | 5:30 |
| 8位 | 阿部花梨(TREK minibus racing/インドカレーサーラ) | 5:34 |
| 9位 | 小田恵利花(SNEL CYCLOCROSS TEAM) | 5:57 |
| 10位 | 西形舞(TRC PANAMA REDS) | -1Lap |
text&photo:Makoto AYANO
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