2024/01/05(金) - 09:40
2024年を迎えて間もないなかオーストラリアでロードナショナル選手権が開幕した。1月4日に行われた個人タイムトライアル男子エリートでルーク・プラップ(ジェイコ・アルウラー)が自身2度めの優勝を飾り、女子エリートはグレース・ブラウン(FDJ・スエズ)が3連覇を達成した。
ヨーロッパではシクロクロスが盛り上がるを見せるなか、真夏のオーストラリアではサントス・ツアー・ダウンアンダーに先立ち、ロードナショナル選手権が開幕した。今年の舞台となったのは昨年と同じオーストラリア南東部に位置するビクトリア州のマウント・ヘレンで、初日に男女エリートの個人タイムトライアルが行われた。
先に行われた女子エリートを制したのはグレース・ブラウン(FDJ・スエズ)。 28.6kmのほぼ平坦タイムトライアルをブラウンは「本調子ではないし、とても辛かった」と振り返ったものの、昨年3位でロード王者のブローディー・チャップマン(リドル・トレック)に7秒差をつける40分51秒でフィニッシュ。2019年の初優勝から4度目、そして2022年からの3連覇を達成した。
パリ五輪でのメダルを今年最大の目標に掲げるブラウンは「重要なシーズンで良い形のスタートが切れた。いくつかある大きな目標に向かって準備を進めているなか、この結果はとても嬉しい」と喜んだ。また、3位には昨年2位のジョージ・ハウ(ジェイコ・アルウラー)が入っている。
男子は昨年ロード王者のプラップが2度めの優勝
続いて行われた男子エリートは、オーストラリア籍のワールドチームであるジェイコ・アルウラーの選手たちがが1〜4位までを独占する結果に。18.9kmコースを2周弱する37.5kmで獲得標高差228mという力勝負の平坦路で行われた戦いで、46分19秒というトップタイムを叩き出したのはルーク・プラップ(ジェイコ・アルウラー)だった。
昨年ロードで2連覇を達成し、イネオス・グレナディアーズからジェイコに移籍したプラップは平均スピード48.579km/hの快走を披露。昨年メカトラに泣いたプラップはトラブルなくフィニッシュし、2位でチームメイトのクリス・ハーパーに33秒差、マイケル・ヘップバーンに55秒差をつけて2021年以来、自身2度目の優勝を掴み取った。
プラップはレース後「昨年は興奮し過ぎてしまい冷静さを失っていた。だがその経験から学び、プランを実行することに集中した。途中で感情的になる瞬間もあったが、(監督であるマシュー)ヘイマンが無線で僕を落ち着かせてくれた。その後はトレーニングの成果を信じていた」とコメント。3日後の1月7日に行われ、3連覇を目指す男子エリートロードレースに向けて弾みをつけた。
また同日に行われた男子U23はジャクソン・メドウェイ(ブリッジレーン)が、女子U23はエラ・シンプソン(ARA・スキップキャピタル)が優勝している。
ヨーロッパではシクロクロスが盛り上がるを見せるなか、真夏のオーストラリアではサントス・ツアー・ダウンアンダーに先立ち、ロードナショナル選手権が開幕した。今年の舞台となったのは昨年と同じオーストラリア南東部に位置するビクトリア州のマウント・ヘレンで、初日に男女エリートの個人タイムトライアルが行われた。
先に行われた女子エリートを制したのはグレース・ブラウン(FDJ・スエズ)。 28.6kmのほぼ平坦タイムトライアルをブラウンは「本調子ではないし、とても辛かった」と振り返ったものの、昨年3位でロード王者のブローディー・チャップマン(リドル・トレック)に7秒差をつける40分51秒でフィニッシュ。2019年の初優勝から4度目、そして2022年からの3連覇を達成した。
パリ五輪でのメダルを今年最大の目標に掲げるブラウンは「重要なシーズンで良い形のスタートが切れた。いくつかある大きな目標に向かって準備を進めているなか、この結果はとても嬉しい」と喜んだ。また、3位には昨年2位のジョージ・ハウ(ジェイコ・アルウラー)が入っている。
男子は昨年ロード王者のプラップが2度めの優勝
続いて行われた男子エリートは、オーストラリア籍のワールドチームであるジェイコ・アルウラーの選手たちがが1〜4位までを独占する結果に。18.9kmコースを2周弱する37.5kmで獲得標高差228mという力勝負の平坦路で行われた戦いで、46分19秒というトップタイムを叩き出したのはルーク・プラップ(ジェイコ・アルウラー)だった。
昨年ロードで2連覇を達成し、イネオス・グレナディアーズからジェイコに移籍したプラップは平均スピード48.579km/hの快走を披露。昨年メカトラに泣いたプラップはトラブルなくフィニッシュし、2位でチームメイトのクリス・ハーパーに33秒差、マイケル・ヘップバーンに55秒差をつけて2021年以来、自身2度目の優勝を掴み取った。
プラップはレース後「昨年は興奮し過ぎてしまい冷静さを失っていた。だがその経験から学び、プランを実行することに集中した。途中で感情的になる瞬間もあったが、(監督であるマシュー)ヘイマンが無線で僕を落ち着かせてくれた。その後はトレーニングの成果を信じていた」とコメント。3日後の1月7日に行われ、3連覇を目指す男子エリートロードレースに向けて弾みをつけた。
また同日に行われた男子U23はジャクソン・メドウェイ(ブリッジレーン)が、女子U23はエラ・シンプソン(ARA・スキップキャピタル)が優勝している。
オーストラリアTT国内選手権女子エリート結果(28.6km)
1位 | グレース・ブラウン(FDJ・スエズ) | 40:51 |
2位 | ブローディー・チャップマン(リドル・トレック) | +0:07 |
3位 | ジョージ・ハウ(リブ・アルウラー・ジェイコ) | +0:36 |
オーストラリアTT国内選手権男子エリート結果(37.5km)
1位 | ルーク・プラップ(ジェイコ・アルウラー) | 46:19 |
2位 | クリス・ハーパー(ジェイコ・アルウラー) | +0:33 |
3位 | マイケル・ヘップバーン(ジェイコ・アルウラー) | +0:55 |
text:Sotaro.Arakawa
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