2024/01/02(火) - 17:10
元旦恒例のGPスヴェンネイス。マチュー・ファンデルプール(オランダ、アルペシン・ドゥクーニンク)がまたしてもワウト・ファンアールト(ベルギー、ヴィスマ・リースアバイク)を下して勝利した。女子レースはフェム・ファンエンペル(オランダ、ヴィスマ・リースアバイク)が勝利している。
ベルギーのバールで開催されたX2Oバドカマートロフェー第4戦は、年明け早々1月1日の恒例レースとして親しまれている大会。この街ゆかりのシクロクロスレジェンド、スヴェン・ネイス(現バロワーズ・トレック・ライオンズ監督)を称えて「GPスヴェンネイス」と呼ばれ、その名を冠した常設CXコースを舞台にする。新体制のチームや、新機材、新デザインのジャージが披露される場としてもお馴染みだ。
今年は各チーム共に大きな変更は無かったものの、母国チェコで開催される世界選手権を最後に引退する元世界王者ゼネク・スティバルがジェイコ・アルウラーから個人として出場。過去ネイス自身が16回参戦し、12回優勝した本大会。各カテゴリーで深い泥に覆われたパワー勝負が繰り広げられた。
女子エリート:ファンエンペルが一騎打ちでブラント下す
女子エリートレースはやや選手層が薄かったものの、世界女王フェム・ファンエンペル(オランダ、ヴィスマ・リースアバイク)と好調ルシンダ・ブラント(オランダ、バロワーズ・トレック・ライオンズ)が参戦。スタート直後からこの2人が後続を突き放した。
積極的にレースを引っ張ったのはブラントだった。特にテクニカルな下りセクションでプレッシャーをかけ、一時的に10秒ほど先行する場面も。しかし「コースは難しかったけれど、チャンスがやってくるはずと信じていた」と言う世界女王がレース後半にブラントを抜き返し勝利した。
「新年を勝利でスタートできてうれしい。ルシンダは下りで私に大きなプレッシャーをかけてきた。私のテクニックが少し落ちているように感じるけれど、もしかしたら心理的なものかもしれない。いずれにせよ、ここで勝てて良かった」とファンエンペルは話している。レース中には右膝に傷を負い、レース直後に縫合したという。
男子エリート:ファンデルプール圧勝、ファンアールトを2分近く引き離す
もっとも注目を集めるレースとあって、男子エリートレースには”ビッグスリー(ファンデルプール、ファンアールト、ピドコック)” のほかトップ選手がずらりと集結。しかし選手層の厚さなんて一切関係ないとばかりにスタートからファンデルプールとファンアールトが肩を付き合わせながら抜け出した。
泥しぶきをあげて爆走する二人にはピム・ロンハール(オランダ、バロワーズ・トレック・ライオンズ)が合流したものの、本格的なペースアップが掛かるとやはり勝負権は2人に委ねられる。後方集団から抜け出せないピドコックを尻目に2人の勝負が始まった。
力勝負の末に抜け出したのは、やはり勝率100%を維持するファンデルプールだった。「このレースを走るのは久々だったけれど、僕にぴったり合うテクニカルコースだ。最初はワウトがペースを上げ、次に僕がペースメイク。彼のミスで差が開き、そのリードを最後まで維持しようと思った」と言う世界王者は泥コースを飛ぶように走る。「良いスタートを切れたのでトライしたけど、マチューは今日もとても強かった。現実的に2位が精一杯だった」と認めるファンアールトは最終的に1分55秒ものビハインドに甘んじた。
ビッグスリーのうち唯一世界選手権出場を明言しているファンデルプールが幸先良い2024年初勝利。2位にファンアールト、3位にロンハール。ピドコックは5分24秒遅れの12位に沈む結果となった。
ベルギーのバールで開催されたX2Oバドカマートロフェー第4戦は、年明け早々1月1日の恒例レースとして親しまれている大会。この街ゆかりのシクロクロスレジェンド、スヴェン・ネイス(現バロワーズ・トレック・ライオンズ監督)を称えて「GPスヴェンネイス」と呼ばれ、その名を冠した常設CXコースを舞台にする。新体制のチームや、新機材、新デザインのジャージが披露される場としてもお馴染みだ。
今年は各チーム共に大きな変更は無かったものの、母国チェコで開催される世界選手権を最後に引退する元世界王者ゼネク・スティバルがジェイコ・アルウラーから個人として出場。過去ネイス自身が16回参戦し、12回優勝した本大会。各カテゴリーで深い泥に覆われたパワー勝負が繰り広げられた。
女子エリート:ファンエンペルが一騎打ちでブラント下す
女子エリートレースはやや選手層が薄かったものの、世界女王フェム・ファンエンペル(オランダ、ヴィスマ・リースアバイク)と好調ルシンダ・ブラント(オランダ、バロワーズ・トレック・ライオンズ)が参戦。スタート直後からこの2人が後続を突き放した。
積極的にレースを引っ張ったのはブラントだった。特にテクニカルな下りセクションでプレッシャーをかけ、一時的に10秒ほど先行する場面も。しかし「コースは難しかったけれど、チャンスがやってくるはずと信じていた」と言う世界女王がレース後半にブラントを抜き返し勝利した。
「新年を勝利でスタートできてうれしい。ルシンダは下りで私に大きなプレッシャーをかけてきた。私のテクニックが少し落ちているように感じるけれど、もしかしたら心理的なものかもしれない。いずれにせよ、ここで勝てて良かった」とファンエンペルは話している。レース中には右膝に傷を負い、レース直後に縫合したという。
男子エリート:ファンデルプール圧勝、ファンアールトを2分近く引き離す
もっとも注目を集めるレースとあって、男子エリートレースには”ビッグスリー(ファンデルプール、ファンアールト、ピドコック)” のほかトップ選手がずらりと集結。しかし選手層の厚さなんて一切関係ないとばかりにスタートからファンデルプールとファンアールトが肩を付き合わせながら抜け出した。
泥しぶきをあげて爆走する二人にはピム・ロンハール(オランダ、バロワーズ・トレック・ライオンズ)が合流したものの、本格的なペースアップが掛かるとやはり勝負権は2人に委ねられる。後方集団から抜け出せないピドコックを尻目に2人の勝負が始まった。
力勝負の末に抜け出したのは、やはり勝率100%を維持するファンデルプールだった。「このレースを走るのは久々だったけれど、僕にぴったり合うテクニカルコースだ。最初はワウトがペースを上げ、次に僕がペースメイク。彼のミスで差が開き、そのリードを最後まで維持しようと思った」と言う世界王者は泥コースを飛ぶように走る。「良いスタートを切れたのでトライしたけど、マチューは今日もとても強かった。現実的に2位が精一杯だった」と認めるファンアールトは最終的に1分55秒ものビハインドに甘んじた。
ビッグスリーのうち唯一世界選手権出場を明言しているファンデルプールが幸先良い2024年初勝利。2位にファンアールト、3位にロンハール。ピドコックは5分24秒遅れの12位に沈む結果となった。
X2Oトロフェー2023-2024第4戦 女子エリート結果
1位 | フェム・ファンエンペル(オランダ、ヴィスマ・リースアバイク) | 47:12 |
2位 | ルシンダ・ブラント(オランダ、バロワーズ・トレック・ライオンズ) | +0:25 |
3位 | アヴァ・ホルムグレン(カナダ) | +3:15 |
4位 | サンヌ・カント(ベルギー、クレラン・コレンドン) | +3:59 |
5位 | クララ・ホンシンガー(アメリカ) | +4:13 |
6位 | アレッサンドラ・ケラー(スイス) | +4:55 |
7位 | デニセ・ベッツェマ(オランダ、パウェルスサウゼン・ビンゴール) | +5:00 |
8位 | アンナ・カイ(イギリス、シクロクロスレッズ) | +6:08 |
9位 | イザベラ・ホルムグレン(カナダ) | +6:51 |
10位 | ラファエレ・キャリエ(カナダ) | +7:34 |
X2Oトロフェー2023-2024第4戦 男子エリート結果
1位 | マチュー・ファンデルプール(オランダ、アルペシン・ドゥクーニンク) | 57:22 | |
2位 | ワウト・ファンアールト(ベルギー、ヴィスマ・リースアバイク) | +1:55 | |
3位 | ピム・ロンハール(オランダ、バロワーズ・トレック・ライオンズ) | +2:44 | |
4位 | ラース・ファンデルハール(オランダ、バロワーズ・トレック・ライオンズ) | +3:31 | |
5位 | マイケル・ファントーレンハウト(ベルギー、パウェルスサウゼン・ビンゴール) | +3:47 | |
6位 | ティボー・ネイス(ベルギー、バロワーズ・トレック・ライオンズ) | +3:49 | |
7位 | エミエル・フェルストリンゲ(ベルギー、クレラン・コレンドン) | +3:59 | |
8位 | キャメロン・メイソン(イギリス、シクロクロスレッズ) | +4:02 | |
9位 | イェンス・アダムス(ベルギー) | +4:08 | |
10位 | ヨリス・ニューウェンハイス(オランダ、バロワーズ・トレック・ライオンズ) | +4:16 |
text:So.Isobe
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