ゲイガンハートとピーダスンがツール出場へ　リドルが主要選手の来季スケジュールを公開

大型補強を敢行したリドル・トレックが、主要選手の2024年レーススケジュールを明らかにした。ジロ・デ・イタリアはチッコーネや新加入のミランで臨み、ツール・ド・フランスには昨年区間優勝したピーダスンと総合上位を目指すゲイガンハートが出場する。

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リドル社をタイトルスポンサーに招いたことで、チーム予算が40％増額したとも言われるリドル・トレック。その豊富な資金で総合エースのテイオ・ゲイガンハート（イギリス）やスプリンターのジョナサン・ミラン（イタリア）ら10名の戦力補強を行ったチームが、2024年シーズンの出場選手を一部明らかにした。

2020年ジロ・デ・イタリア覇者かつグランツールでの総合上位が期待されるゲイガンハートは、来年の2月14〜18日に開催されるヴォルタ・アン・アルガルヴェ（UCI2.Pro）でシーズン開幕を迎える。そして最大の目標となるのは、マッズ・ピーダスン（デンマーク）と共に出場するツール・ド・フランスだ。

一方ミランの新チームでの初戦は1月31日〜2月4日のボルタ・ア・ラ・コムニタ・バレンシアナ（UCI2.Pro）。そして春はピーダスンやヤスペル・ストゥイヴェン（ベルギー）といった経験豊富な仲間と共にロンド・ファン・フラーンデレンやパリ〜ルーベを転戦する。その後は同じイタリア出身のジュリオ・チッコーネや新加入のアンドレア・バジオーリと共にジロに出場し、2年連続の区間優勝とマリアチクラミーノ（ポイント賞）を目指す。

ブエルタ・ア・エスパーニャにはピーダスンと共に同じデンマーク出身で23歳のマティアス・スケルモースが出場。ピーダスンは2022年に区間3勝とマイヨプントス（ポイント賞）を得ており、また今年ツール・ド・スイスで総合優勝を飾ったスケルモースは初出場で総合上位を狙う。

女子チームは1月12〜14日のツアー・ダウンアンダーでシーズンイン。そしてパリ〜ルーベ・ファムをはじめとした石畳クラシックには、元世界王者エリーザ・バルサモとエリーザ・ロンゴボルギーニ（共にイタリア）、エリザベス・ダイグナン（イギリス）が出場を予定。更に今年10月に第一子を出産したエレン・ファンダイク（オランダ）も、早くも春から実戦に復帰するつもりだとチームは伝えている。