2023/12/04(月) - 11:18
梶鉄輝と岡山優太が参戦したテレネット・スーパープレスティージュ第5戦。パワーとテクニックを問う難コースでフェム・ファンエンペル(オランダ、ユンボ・ヴィスマ)とヨリス・ニューウェンハイス(オランダ、バロワーズ・トレック・ライオンズ)が勝利している。
ヨーロッパを転戦するトップシクロクロスレーサーにとって、12月最初の週末はベルギーでのスーパープレスティージュ第5戦とフランスでのUCIワールドカップ第6戦を転戦する慌ただしいカレンダーに。もちろん過密スケジュールを嫌う選手も少なくなく、例えば世界女王のフェム・ファンエンペル(オランダ、ユンボ・ヴィスマ)とそのライバルであるパック・ピーテルス(オランダ、フェニックス・ドゥクーニンク)は土曜日のみ、ラース・ファンデルハール(オランダ、バロワーズ・トレック・ライオンズ)は日曜日のみの参戦となった。
女子エリートレースを席巻したのはやはりファンエンペルとピーテルス。ファンエンペルはスタートの失敗をあっという間に挽回し、既に独走態勢を築いていたピーテルスを2周目に捕まえる。地脚に優れる世界女王に対し、テクニックに秀でるピーテルスはアグレッシブな走りでリードを試みたものの、滑りやすい泥に覆われた下り区間でスリップダウン。ここが勝負の分かれ目になった。
長い登坂区間を踏み抜き、最後までリードを広げ続けたファンエンペルがピーテルスを1分4秒、3位グループを2分も引き離して勝利した。「最初のアクシデントは自分を目覚めさせるのにちょうど良かった。ピーテルスに追いついた後すぐに一人になったのでそのまま完璧な走りで勝つことができた」とファンエンペル。今季シクロクロスシーズンは無敗を維持しており「しっかりとプログラムを組んでトレーニングしている成果が出ていると思う。休息も含めて、その成果をこうして確認できて嬉しい」と話している。
オランダに拠点を持つ梶鉄輝(JPF)と昨年に続いてヨーロッパ武者修行を行う岡山優太(MASAYA YOUNG RIDERS)が参戦した男子エリートレースは、ダッシュを決めたイェンス・アダムス(ベルギー)を抜き去ったヨリス・ニューウェンハイス(オランダ、バロワーズ・トレック・ライオンズ)が独走。テクニックとパワーが等しく求められるコースで、ティボー・ネイス(ベルギー、バロワーズ・トレック・ライオンズ)やエリ・イゼルビット(ベルギー、パウェルスサウゼン・ビンゴール)もニューウェンハイスの独走に待ったをかけることはできなかった。
「悪いレースの時はいつも何らかの身体のトラブルを抱えている時。今日は腰が持ち堪えてくれたし、今季は身体とうまく付き合えている気がするよ」と振り返るニューウェンハイスが今季スーパープレスティージュ2勝目をマーク。「あともう一歩までヨリスに近づいていたけど間に合わなかった。もう少しで勝てる場所にいることを実感している」と話す、若きイギリス王者キャメロン・メイソン(イギリス、シクロクロスレッズ)が2位に入っている。
また、梶鉄輝(JPF)と岡山優太(MASAYA YOUNG RIDERS)はそれぞれ46位と48位。岡山は「スタートから明らかに身体が動かずほぼ誰かと絡む事なく、1周目が終わる頃には一人旅でした。ただただ苦しいレースでした。(遠征は)残り2週間だから早く立て直さないと」と自身のSNSに綴っている。今後はUCI2クラスのレースを中心に5レースを走ったのち帰国するという。
ヨーロッパを転戦するトップシクロクロスレーサーにとって、12月最初の週末はベルギーでのスーパープレスティージュ第5戦とフランスでのUCIワールドカップ第6戦を転戦する慌ただしいカレンダーに。もちろん過密スケジュールを嫌う選手も少なくなく、例えば世界女王のフェム・ファンエンペル(オランダ、ユンボ・ヴィスマ)とそのライバルであるパック・ピーテルス(オランダ、フェニックス・ドゥクーニンク)は土曜日のみ、ラース・ファンデルハール(オランダ、バロワーズ・トレック・ライオンズ)は日曜日のみの参戦となった。
女子エリートレースを席巻したのはやはりファンエンペルとピーテルス。ファンエンペルはスタートの失敗をあっという間に挽回し、既に独走態勢を築いていたピーテルスを2周目に捕まえる。地脚に優れる世界女王に対し、テクニックに秀でるピーテルスはアグレッシブな走りでリードを試みたものの、滑りやすい泥に覆われた下り区間でスリップダウン。ここが勝負の分かれ目になった。
長い登坂区間を踏み抜き、最後までリードを広げ続けたファンエンペルがピーテルスを1分4秒、3位グループを2分も引き離して勝利した。「最初のアクシデントは自分を目覚めさせるのにちょうど良かった。ピーテルスに追いついた後すぐに一人になったのでそのまま完璧な走りで勝つことができた」とファンエンペル。今季シクロクロスシーズンは無敗を維持しており「しっかりとプログラムを組んでトレーニングしている成果が出ていると思う。休息も含めて、その成果をこうして確認できて嬉しい」と話している。
オランダに拠点を持つ梶鉄輝(JPF)と昨年に続いてヨーロッパ武者修行を行う岡山優太(MASAYA YOUNG RIDERS)が参戦した男子エリートレースは、ダッシュを決めたイェンス・アダムス(ベルギー)を抜き去ったヨリス・ニューウェンハイス(オランダ、バロワーズ・トレック・ライオンズ)が独走。テクニックとパワーが等しく求められるコースで、ティボー・ネイス(ベルギー、バロワーズ・トレック・ライオンズ)やエリ・イゼルビット(ベルギー、パウェルスサウゼン・ビンゴール)もニューウェンハイスの独走に待ったをかけることはできなかった。
「悪いレースの時はいつも何らかの身体のトラブルを抱えている時。今日は腰が持ち堪えてくれたし、今季は身体とうまく付き合えている気がするよ」と振り返るニューウェンハイスが今季スーパープレスティージュ2勝目をマーク。「あともう一歩までヨリスに近づいていたけど間に合わなかった。もう少しで勝てる場所にいることを実感している」と話す、若きイギリス王者キャメロン・メイソン(イギリス、シクロクロスレッズ)が2位に入っている。
また、梶鉄輝(JPF)と岡山優太(MASAYA YOUNG RIDERS)はそれぞれ46位と48位。岡山は「スタートから明らかに身体が動かずほぼ誰かと絡む事なく、1周目が終わる頃には一人旅でした。ただただ苦しいレースでした。(遠征は)残り2週間だから早く立て直さないと」と自身のSNSに綴っている。今後はUCI2クラスのレースを中心に5レースを走ったのち帰国するという。
テレネット・スーパープレスティージュ2023-2024第5戦 女子エリート結果
1位 | フェム・ファンエンペル(オランダ、ユンボ・ヴィスマ) | 43:27 |
2位 | パック・ピーテルス(オランダ、フェニックス・ドゥクーニンク) | +1:04 |
3位 | アンマリー・ワースト(オランダ、シクロクロスレッズ) | +1:59 |
4位 | インゲ・ファンデルヘイデン(オランダ、クレラン・コレンドン) | +2:07 |
5位 | アニック・ファンアルフェン(オランダ、シクロクロスレッズ) | +2:15 |
6位 | デニセ・ベッツェマ(オランダ、パウェルスサウゼン・ビンゴール) | +2:18 |
7位 | カータブランカ・ヴァス(ハンガリー、SDワークス) | +2:34 |
8位 | サンヌ・カント(ベルギー、クレラン・コレンドン) | +2:44 |
9位 | シリン・ファンアンローイ(オランダ、バロワーズ・トレック・ライオンズ) | +2:55 |
10位 | アリシア・フランク(ベルギー) | +3:11 |
テレネット・スーパープレスティージュ2023-2024 第5戦 男子エリート結果
1位 | ヨリス・ニューウェンハイス(オランダ、バロワーズ・トレック・ライオンズ) | 57:32 |
2位 | キャメロン・メイソン(イギリス、シクロクロスレッズ) | +0:10 |
3位 | エリ・イゼルビット(ベルギー、パウェルスサウゼン・ビンゴール) | +0:52 |
4位 | ニルス・ファンデプッテ(ベルギー、アルペシン・ドゥクーニンク) | +1:05 |
5位 | マイケル・ファントーレンハウト(ベルギー、パウェルスサウゼン・ビンゴール) | +1:11 |
6位 | ティボー・ネイス(ベルギー、バロワーズ・トレック・ライオンズ) | +1:32 |
7位 | ワイツ・メーウセン(ベルギー、クレラン・コレンドン) | |
8位 | イェンス・アダムス(ベルギー) | +1:41 |
9位 | タイス・アールツ(ベルギー、サーカス・レウス・テックノルド) | +1:48 |
10位 | イェンテ・マイケルズ(ベルギー、アルペシン・ドゥクーニンク) | +1:51 |
46位 | 梶鉄輝(JPF) | |
48位 | 岡山優太(MASAYA YOUNG RIDERS) |
text:So.Isobe
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