2023/10/21(土) - 10:30
ジャパンカップ恒例の大好評企画、コスプレや手描きバナーの力作など、コース沿道に集うユニークなファンたちの応援の様子をスナップしてお届けします。選手たちも驚くちょっとオモシロ・可笑しいファンたちの応援スタイルは今年もパワーアップ。それでは、いってみよう!
振り返ればジャパンカップは2020・2021年と新型コロナの影響で中止となり、昨年はまだその影響が大きく残る中での開催となった。来日した選手たちを熱く歓迎したくても原則は接近禁止、サインや握手等のスキンシップも無し、そしてフリーランに至っては選手の参加無しで開催された。
それがコロナやインフルの懸念はあれど、今年は再び元通りの開催ということで、ファンたちの「お迎えの準備」は順調に進んでいたようだ。例年どおり、金曜の朝には宇都宮市のホテルニューイタヤから初めてコースに試走に行く選手たちを、「行動パターンを知り尽くした」常連ファンたちが迎えた。
チームとしては久々の出場となるスーダル・クイックステップ。アラフィリップはじめ初出場の選手たちが、熱烈なファンの歓迎を受けた。熱心なクイックステップファンのアロさんオリジナルのTシャツには、狼の「ウルフパック」ロゴを選手名であしらったシルクスクリーンプリントが施され、選手たちの感嘆を呼んだ。そのデザイン、じつは急遽差し替わった選手名を刷り直すスピード感もあった。
そしてTシャツを気に入ったマスナダの要望に応え、追加生産して彼のもとへと送ることになったという。
アラフィリップはまだ正式プログラムも始まっていない金曜の試走時点で「コース試走が大事だと思って走り出したけど、ファンを見つけるたびに止まって交流したんだ。なぜなら素晴らしい歓迎に心打たれたし、試走なんかよりファンと過ごすほうが大事だと感じたから。今日のことは決して忘れることはないよ」と取材に応えて話してくれた。
土曜のクリテリウムでは3連覇を飾ったエドワード・トゥーンス(ベルギー、リドル・トレック)。オリオンスクエアでの表彰式では最前列にいつものトレックファンが陣取り、選手たちの似顔絵を描いたオリジナルの応援バナーを手に祝福。昨年もしたように、表彰式を終えたトゥーンス本人にファンの輪に加わってもらっての記念撮影。この写真、トゥーンスからも送って欲しいというメッセージが寄せられるとおり、本人も本当に喜んでいるのだ。
「マンガ」はヨーロッパではそのまま通じる単語。アニメにコミックなど日本の文化はそのまま受け入れられ、TV放映もあり高い人気を誇っている。ファンたちの描く選手の似顔絵、そして弱虫ペダルなど、マンガカルチャーがレースの場にも浸透していることに選手たちは驚き、加えて熱狂的に迎えてくれる暖かなファンたちの姿に感動するようだ。
日曜のジャパンカップは朝から生憎の雨。寒さもあり、古賀志林道には(天気の良かった)昨年より少なめのファンの姿。しかしそこに集まっているのは熱心さなら他に負けないという猛者のファンばかり。
手作りの応援バナーにハリボテ、仮装、メッセージ、4匹のティラノサウルス(?)などなど、ほかの国では見ることができないほどのジャパンカップ独特のちょっと面白い光景が広がっていた。そのユニークな応援が選手たちのパワーに繋がっている。面白オカシイ応援風景をフォトギャラリーでお楽しみください。
text&photo:Makoto AYANO
振り返ればジャパンカップは2020・2021年と新型コロナの影響で中止となり、昨年はまだその影響が大きく残る中での開催となった。来日した選手たちを熱く歓迎したくても原則は接近禁止、サインや握手等のスキンシップも無し、そしてフリーランに至っては選手の参加無しで開催された。
それがコロナやインフルの懸念はあれど、今年は再び元通りの開催ということで、ファンたちの「お迎えの準備」は順調に進んでいたようだ。例年どおり、金曜の朝には宇都宮市のホテルニューイタヤから初めてコースに試走に行く選手たちを、「行動パターンを知り尽くした」常連ファンたちが迎えた。
チームとしては久々の出場となるスーダル・クイックステップ。アラフィリップはじめ初出場の選手たちが、熱烈なファンの歓迎を受けた。熱心なクイックステップファンのアロさんオリジナルのTシャツには、狼の「ウルフパック」ロゴを選手名であしらったシルクスクリーンプリントが施され、選手たちの感嘆を呼んだ。そのデザイン、じつは急遽差し替わった選手名を刷り直すスピード感もあった。
そしてTシャツを気に入ったマスナダの要望に応え、追加生産して彼のもとへと送ることになったという。
アラフィリップはまだ正式プログラムも始まっていない金曜の試走時点で「コース試走が大事だと思って走り出したけど、ファンを見つけるたびに止まって交流したんだ。なぜなら素晴らしい歓迎に心打たれたし、試走なんかよりファンと過ごすほうが大事だと感じたから。今日のことは決して忘れることはないよ」と取材に応えて話してくれた。
土曜のクリテリウムでは3連覇を飾ったエドワード・トゥーンス(ベルギー、リドル・トレック)。オリオンスクエアでの表彰式では最前列にいつものトレックファンが陣取り、選手たちの似顔絵を描いたオリジナルの応援バナーを手に祝福。昨年もしたように、表彰式を終えたトゥーンス本人にファンの輪に加わってもらっての記念撮影。この写真、トゥーンスからも送って欲しいというメッセージが寄せられるとおり、本人も本当に喜んでいるのだ。
「マンガ」はヨーロッパではそのまま通じる単語。アニメにコミックなど日本の文化はそのまま受け入れられ、TV放映もあり高い人気を誇っている。ファンたちの描く選手の似顔絵、そして弱虫ペダルなど、マンガカルチャーがレースの場にも浸透していることに選手たちは驚き、加えて熱狂的に迎えてくれる暖かなファンたちの姿に感動するようだ。
日曜のジャパンカップは朝から生憎の雨。寒さもあり、古賀志林道には(天気の良かった)昨年より少なめのファンの姿。しかしそこに集まっているのは熱心さなら他に負けないという猛者のファンばかり。
手作りの応援バナーにハリボテ、仮装、メッセージ、4匹のティラノサウルス(?)などなど、ほかの国では見ることができないほどのジャパンカップ独特のちょっと面白い光景が広がっていた。そのユニークな応援が選手たちのパワーに繋がっている。面白オカシイ応援風景をフォトギャラリーでお楽しみください。
text&photo:Makoto AYANO
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