2023/10/10(火) - 18:24
BMCがツール・ド・フランスに投入したプロトロードを遂に正式発表。レッドブル・アドバンスド・テクノロジーズとの協業によって開発された新世代エアロロード"Teammachine R"を紹介する。
クリテリウム・デュ・ドーフィネ、続くツール・ド・フランスで存在が確認されたBMCのプロトロードバイク。その形状からエアロロードの Timemachine Roadの後継機と思われていたバイクがついにベールを脱ぎ、その詳細が明らかになった。
モデル名はTeammachine R。これまでエアロロードに与えてきた名前ではなく、現在プロ選手が使用するオールラウンドレーサーTeammachine SLRと同じ名前、カテゴリーが置き換えられた。これが意味するのはエアロを追求しつつも、レースのあらゆるシーンに対応できる性能を獲得したということ。「スイスアルプスで鍛え、春のクラッシックで強化し、グランツールのエシュロンで完成した」とBMCは説明する。
Teammachine Rの開発に協力したのは、プロトタイプの段階から明らかになっていたレッドブル・アドバンスド・テクノロジーズ。この数年F1でチャンピオンを獲得し続けているレッドブルF1チームのマシン開発・製造を担当するエンジニアリング・カンパニーであり、彼らが持つ膨大なエアロダイナミクスの知見と、BMCが持つバイク開発のノウハウをバイクの細部形状やカーボンレイアップに落とし込むことで、究極のレーシングバイクを実現させた。
エアロ面でキーポイントとなるのは"Halo Fork"と名付けられたフロントフォーク。近年のトラックバイクやタイムトライアルバイクに採用されつつある超ワイドかつ平行スタンスのフォークレッグをTeammachine Rを採用した。これはフロントホイールが高速で回転することで掻き乱される空気の流れをフレームから離すためと、エアロストールを減らすための設計だという。
新たに開発された"Mariana Bottom Bracket"というボトムブラケットシェル造形によってフレーム面積を広くすることで、フレームと後輪までの距離を短縮することを達成。カウルのようなシートチューブと相まってリアセクションのエアフローが乱れにくく、リアホイールのリムまで綺麗に風を流すことが可能となった。
チューブの設計は新たなUCIルールの制限に合わせてデザインされた。例えばヘッドチューブや先述したボトムブラケット部分、シートステーの接合部など重要なエリアは水平方向へのボリュームを増やしたことで、エアロダイナミクスを向上させている。またこの造形は風向きに角度がついた状態でもエアロが阻害されにくいという。
他にもICSコックピット(ステム一体型ハンドル)、チューブと一体となる専用ボトルケージ、ステルスドロップアウトなど、これまでBMCが採用してきたエアロ設計も踏襲されている。シートポストは可能な限り前方投影面積を低減するように設計された。
ジオメトリーはTeammachine SLRの設計をベースにTeammachine Rのためにリファイン。特にシートチューブ角度が調整されており、パフォーマンスを犠牲にすることなく、あらゆる体型のライダーにフィットできるようになっている。(全てのモデルで73度に統一されており、シートポストのオフセットは10mmに統一されている)
日本国内では完成車1種類とフレームセットでの販売となる。完成車はシマノULTEGRA DI2をメインコンポーネントに据え、4iiiiのPresision(シングルサイド)のパワーメーターが搭載されている。ホイールはオリジナルのCRD-501 SL Carbonで、タイヤはピレリのP ZERO RACE TLRが採用された。カラーはステルスで、価格は1,650,000円(税込)。フレームセットのカラーはカーボン&ホワイトで、価格は1,056,000円(税込)。
BMC Teammachine R 01 FOUR
コックピットシステム:BMC RCB 01 Carbon+BMC ICS2
シートポスト:Teammachine R 01 Premium Carbon Seatpostn10mm Offset
コンポーネント:SHIMANO Ultegra DI2
ホイール:CRD-501 Carbon - Tubeless Ready - 50mm
タイヤ:Pirelli P ZERO Race TLR 26mm
サドル:Fizik Argo Vento R3
カラー:ステルス
サイズ:47、51、54、56
価格:1,650,000円(税込)
BMC Teammachine R 01 MOD
フレーム:Teammachine R 01 Premium Carbon with Aerocore Design
フォーク:Teammachine R 01 Premium Carbon
コックピット:ICS Carbon Aero | One-Piece Full Carbon Cockpit
シートポスト:Teammachine R 01 Premium Carbon Seatpostn10mm Offset
カラー:カーボン&ホワイト
サイズ:47、51、54、56
価格:1,056,000円(税込)
クリテリウム・デュ・ドーフィネ、続くツール・ド・フランスで存在が確認されたBMCのプロトロードバイク。その形状からエアロロードの Timemachine Roadの後継機と思われていたバイクがついにベールを脱ぎ、その詳細が明らかになった。
モデル名はTeammachine R。これまでエアロロードに与えてきた名前ではなく、現在プロ選手が使用するオールラウンドレーサーTeammachine SLRと同じ名前、カテゴリーが置き換えられた。これが意味するのはエアロを追求しつつも、レースのあらゆるシーンに対応できる性能を獲得したということ。「スイスアルプスで鍛え、春のクラッシックで強化し、グランツールのエシュロンで完成した」とBMCは説明する。
Teammachine Rの開発に協力したのは、プロトタイプの段階から明らかになっていたレッドブル・アドバンスド・テクノロジーズ。この数年F1でチャンピオンを獲得し続けているレッドブルF1チームのマシン開発・製造を担当するエンジニアリング・カンパニーであり、彼らが持つ膨大なエアロダイナミクスの知見と、BMCが持つバイク開発のノウハウをバイクの細部形状やカーボンレイアップに落とし込むことで、究極のレーシングバイクを実現させた。
エアロ面でキーポイントとなるのは"Halo Fork"と名付けられたフロントフォーク。近年のトラックバイクやタイムトライアルバイクに採用されつつある超ワイドかつ平行スタンスのフォークレッグをTeammachine Rを採用した。これはフロントホイールが高速で回転することで掻き乱される空気の流れをフレームから離すためと、エアロストールを減らすための設計だという。
新たに開発された"Mariana Bottom Bracket"というボトムブラケットシェル造形によってフレーム面積を広くすることで、フレームと後輪までの距離を短縮することを達成。カウルのようなシートチューブと相まってリアセクションのエアフローが乱れにくく、リアホイールのリムまで綺麗に風を流すことが可能となった。
チューブの設計は新たなUCIルールの制限に合わせてデザインされた。例えばヘッドチューブや先述したボトムブラケット部分、シートステーの接合部など重要なエリアは水平方向へのボリュームを増やしたことで、エアロダイナミクスを向上させている。またこの造形は風向きに角度がついた状態でもエアロが阻害されにくいという。
他にもICSコックピット(ステム一体型ハンドル)、チューブと一体となる専用ボトルケージ、ステルスドロップアウトなど、これまでBMCが採用してきたエアロ設計も踏襲されている。シートポストは可能な限り前方投影面積を低減するように設計された。
ジオメトリーはTeammachine SLRの設計をベースにTeammachine Rのためにリファイン。特にシートチューブ角度が調整されており、パフォーマンスを犠牲にすることなく、あらゆる体型のライダーにフィットできるようになっている。(全てのモデルで73度に統一されており、シートポストのオフセットは10mmに統一されている)
日本国内では完成車1種類とフレームセットでの販売となる。完成車はシマノULTEGRA DI2をメインコンポーネントに据え、4iiiiのPresision(シングルサイド)のパワーメーターが搭載されている。ホイールはオリジナルのCRD-501 SL Carbonで、タイヤはピレリのP ZERO RACE TLRが採用された。カラーはステルスで、価格は1,650,000円(税込)。フレームセットのカラーはカーボン&ホワイトで、価格は1,056,000円(税込)。
BMC Teammachine R 01 FOUR
コックピットシステム:BMC RCB 01 Carbon+BMC ICS2
シートポスト:Teammachine R 01 Premium Carbon Seatpostn10mm Offset
コンポーネント:SHIMANO Ultegra DI2
ホイール:CRD-501 Carbon - Tubeless Ready - 50mm
タイヤ:Pirelli P ZERO Race TLR 26mm
サドル:Fizik Argo Vento R3
カラー:ステルス
サイズ:47、51、54、56
価格:1,650,000円(税込)
BMC Teammachine R 01 MOD
フレーム:Teammachine R 01 Premium Carbon with Aerocore Design
フォーク:Teammachine R 01 Premium Carbon
コックピット:ICS Carbon Aero | One-Piece Full Carbon Cockpit
シートポスト:Teammachine R 01 Premium Carbon Seatpostn10mm Offset
カラー:カーボン&ホワイト
サイズ:47、51、54、56
価格:1,056,000円(税込)
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