2023/09/25(月) - 14:32
ツール・ド・ランカウイ第2ステージは2日連続のスプリント決着。前日2位の悔しさをグレブ・シリツァ(ロシア、アスタナ・カザフスタン)が勝利で晴らし、JCLチーム右京のクレダーは7位、20歳の大仲凜功が8位に入った。
マレーシアで開催中のツール・ド・ランカウイ(UCI2.Pro)は2日目を迎え、この日はクアラ・トレンガヌから海沿いを北上してコタ・バルを目指す186.2km。前日同様に平坦ステージを舞台とした戦いは、2日連続で集団スプリント決着となった。
序盤から逃げを目指したアタックが繰り広げられ、スタート後80kmが過ぎた地点でカルム・ジョンストン(イギリス、カハルラル・セグロスRGA)ら3名の逃げ集団が形成される。一方のメイン集団は前日に勝利を逃したアスタナ・カザフスタンや、反対に勝利したチューダー・プロサイクリングチームらスプリンターを擁するチームが牽引した。
レース経験の豊富なレオナルド・バッソ(イタリア、アスタナ・カザフスタン)やシモン・ペロー(スイス、チューダー・プロサイクリングチーム)がコントロールするプロトンに対し、単独逃げとなったジョンストンは残り25km地点でも35秒のリードを保つ。しかしその後ジョンストンが引き戻されると、中間スプリントの手前(15km地点)で集団から飛び出したペローなど9名が先頭集団を形成するシーンも。
総合優勝を目指すサイモン・カー(イギリス、EFエデュケーション・イージーポスト)が2位通過で-2秒を獲得し、再びひと塊となった集団はコタ・バルの市街地に到着。チューダー・プロサイクリングチームがトレインを組むなか大方の予想通り、2日連続の集団スプリントに持ち込まれた。
チューダーのリードアウトから前日勝者のアーヴィッド・デクレイン(オランダ)がスプリントを開始し、その後ろにグレブ・シリツァ(ロシア、アスタナ・カザフスタン)とエンリーコ・ザノンチェッロ(イタリア、グリーンプロジェクト・バルディアーニCSF・ファイザネ)がつく。そして前日と立場を逆転するように、先行するデクレインをシリツァがフィニッシュ手前で抜き去った。
「今日は全てが完璧だった。昨日のスプリントを反省し、改善した成果が勝利という形で現れた。暑かったが15〜20km毎にチームメイトが氷と水を渡してくれたおかげ。昨日の失敗を繰り返すまいと、思った通りに勝つことができた」と、昨年大会に続くステージ優勝を喜んだ。
JCLチーム右京からはレイモンド・クレダー(オランダ)が7位に入り、自身初となる国外のUCIステージレースに臨んだ20歳の大仲凜功が8位と健闘した。
翌日の第3ステージは序盤から2級、1級山岳を越える山岳ステージ。だがフィニッシュまでの約30kmは平坦路なので、展開の読めないサバイバルなレースとなる。
マレーシアで開催中のツール・ド・ランカウイ(UCI2.Pro)は2日目を迎え、この日はクアラ・トレンガヌから海沿いを北上してコタ・バルを目指す186.2km。前日同様に平坦ステージを舞台とした戦いは、2日連続で集団スプリント決着となった。
序盤から逃げを目指したアタックが繰り広げられ、スタート後80kmが過ぎた地点でカルム・ジョンストン(イギリス、カハルラル・セグロスRGA)ら3名の逃げ集団が形成される。一方のメイン集団は前日に勝利を逃したアスタナ・カザフスタンや、反対に勝利したチューダー・プロサイクリングチームらスプリンターを擁するチームが牽引した。
レース経験の豊富なレオナルド・バッソ(イタリア、アスタナ・カザフスタン)やシモン・ペロー(スイス、チューダー・プロサイクリングチーム)がコントロールするプロトンに対し、単独逃げとなったジョンストンは残り25km地点でも35秒のリードを保つ。しかしその後ジョンストンが引き戻されると、中間スプリントの手前(15km地点)で集団から飛び出したペローなど9名が先頭集団を形成するシーンも。
総合優勝を目指すサイモン・カー(イギリス、EFエデュケーション・イージーポスト)が2位通過で-2秒を獲得し、再びひと塊となった集団はコタ・バルの市街地に到着。チューダー・プロサイクリングチームがトレインを組むなか大方の予想通り、2日連続の集団スプリントに持ち込まれた。
チューダーのリードアウトから前日勝者のアーヴィッド・デクレイン(オランダ)がスプリントを開始し、その後ろにグレブ・シリツァ(ロシア、アスタナ・カザフスタン)とエンリーコ・ザノンチェッロ(イタリア、グリーンプロジェクト・バルディアーニCSF・ファイザネ)がつく。そして前日と立場を逆転するように、先行するデクレインをシリツァがフィニッシュ手前で抜き去った。
「今日は全てが完璧だった。昨日のスプリントを反省し、改善した成果が勝利という形で現れた。暑かったが15〜20km毎にチームメイトが氷と水を渡してくれたおかげ。昨日の失敗を繰り返すまいと、思った通りに勝つことができた」と、昨年大会に続くステージ優勝を喜んだ。
JCLチーム右京からはレイモンド・クレダー(オランダ)が7位に入り、自身初となる国外のUCIステージレースに臨んだ20歳の大仲凜功が8位と健闘した。
翌日の第3ステージは序盤から2級、1級山岳を越える山岳ステージ。だがフィニッシュまでの約30kmは平坦路なので、展開の読めないサバイバルなレースとなる。
ツール・ド・ランカウイ2023第2ステージ結果
1位 | グレブ・シリツァ(ロシア、アスタナ・カザフスタン) | 4:15:14 |
2位 | アーヴィッド・デクレイン(オランダ、チューダー・プロサイクリングチーム) | |
3位 | エンリーコ・ザノンチェッロ(イタリア、グリーンプロジェクト・バルディアーニCSF・ファイザネ) | |
4位 | ダニエル・バボール(チェコ、カハルラル・セグロスRGA) | |
5位 | ダヴィデ・ガッブロ(イタリア、グリーンプロジェクト・バルディアーニCSF・ファイザネ) | |
7位 | レイモンド・クレダー(オランダ、JCLチーム右京) | |
8位 | 大仲凜功(JCLチーム右京) |
個人総合成績
1位 | アーヴィッド・デクレイン(オランダ、チューダー・プロサイクリングチーム) | 8:40:46 |
2位 | グレブ・シリツァ(ロシア、アスタナ・カザフスタン) | +0:02 |
3位 | サシャ・ウィーマース(ベルギー、ヒューマンパワードヘルス) | +0:10 |
4位 | テシュバイヤー・バツァイカン(モンゴル、ロージャイ・オンラインインシュランス) | |
5位 | サイモン・カー(イギリス、EFエデュケーション・イージーポスト) | +0:12 |
その他の特別賞
ポイント賞 | アーヴィッド・デクレイン(オランダ、チューダー・プロサイクリングチーム) |
山岳賞 | モハマド・ヌル・アイマン・モハド・ザリフ(マレーシア、トレンガヌ・ポリゴン・サイクリングチーム) |
チーム総合成績 | グリーンプロジェクト・バルディアーニCSF・ファイザネ |
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
photo:CorVos
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