2023/09/24(日) - 15:09
EFやアスタナなどワールドチームの他に、JCLチーム右京が参戦するツール・ド・ランカウイが開幕。初日は集団スプリントで争われ、今年3月のミラノ〜トリノを制したアーヴィッド・デクレイン(オランダ、チューダー・プロサイクリングチーム)が勝利した。
今年で27回目を迎え、アジア最高峰のステージレースとして知られるツール・ド・ランカウイ(UCI2.Pro)がマレーシアで開幕した。シーズン前半から昨年10月半ばに開催時期をずらし、今年は9月23日(土)に開幕を迎えた今大会。マレーシアのマレー半島を反時計回りに8日間に渡り巡っていく。
初日のスタート地点であるケルテに集ったのはEFエデュケーション・イージーポストとアスタナ・カザフスタンという2つのワールドチームを含む22チーム。その中には日本からJCLチーム右京も参戦し、日本を出国直前に発熱によって不出場となった岡篤志を除くレイモンド・クレダー(オランダ)ら5名が揃った。
第1ステージはコース中盤に設定された2つ4級山岳以外は平坦路の187.4km。昨年ヒュー・カーシー(イギリス、EFエデュケーション・イージーポスト)と激しい戦いを繰り広げた前年覇者イバン・ソーサ(コロンビア、モビスター)は共に不在のため、ゼッケン1を付けたサイモン・カー(イギリス、EFエデュケーション・イージーポスト)を先頭にスタートが切られた。
レースはテシュバイヤー・バツァイカン(モンゴル、ロージャイ・オンラインインシュランス)が単独で逃げを打つ。それをアスタナやスイス籍のプロチームであるチューダー・プロサイクリングチームなどがメイン集団の牽引に選手を送り、レース展開をコントロールした。
途中、追走集団が形成されるシーンもあったものの合流には至らない。そして雨が降り出すシーンもありながら、残り22km地点でバツァイカンが吸収。今季好調のスプリンターであるアーヴィッド・デクレイン(オランダ)でスプリント勝利を目指すチューダーの牽引によって、フィニッシュまでの距離が縮まっていった。
フィニッシュ地点であるクアラ・トレンガヌの市街地に集団が突入すると、ヒューマンパワードヘルスやグリーンプロジェクト・バルディアーニCSF・ファイザネなどもトレインを組んで先頭に出る。そして最終ストレートに入り、グレブ・シリツァ(ロシア、アスタナ・カザフスタン)が先んじてスプリントを開始した。
シリツァの背後にいたサシャ・ウィーマース(ベルギー、ヒューマンパワードヘルス)が飛び出して横に並び、その逆側から前に出たデクレインが先頭でフィニッシュラインを通過。シリツァとウィーマースから見事勝利を奪い取った。
「ツール・ド・ランカウイの開幕を良い形で迎えることができた。これはチームワークによる勝利。皆が計画を遂行したおかげだ」と勝利したデクレインは言う。今年3月のミラノ〜トリノで金星を挙げた29歳にとって、これがシーズン5勝目となった。
翌日の第2ステージも平坦路で争われるため、2日連続となる集団スプリントが大方の予想だ。
今年で27回目を迎え、アジア最高峰のステージレースとして知られるツール・ド・ランカウイ(UCI2.Pro)がマレーシアで開幕した。シーズン前半から昨年10月半ばに開催時期をずらし、今年は9月23日(土)に開幕を迎えた今大会。マレーシアのマレー半島を反時計回りに8日間に渡り巡っていく。
初日のスタート地点であるケルテに集ったのはEFエデュケーション・イージーポストとアスタナ・カザフスタンという2つのワールドチームを含む22チーム。その中には日本からJCLチーム右京も参戦し、日本を出国直前に発熱によって不出場となった岡篤志を除くレイモンド・クレダー(オランダ)ら5名が揃った。
第1ステージはコース中盤に設定された2つ4級山岳以外は平坦路の187.4km。昨年ヒュー・カーシー(イギリス、EFエデュケーション・イージーポスト)と激しい戦いを繰り広げた前年覇者イバン・ソーサ(コロンビア、モビスター)は共に不在のため、ゼッケン1を付けたサイモン・カー(イギリス、EFエデュケーション・イージーポスト)を先頭にスタートが切られた。
レースはテシュバイヤー・バツァイカン(モンゴル、ロージャイ・オンラインインシュランス)が単独で逃げを打つ。それをアスタナやスイス籍のプロチームであるチューダー・プロサイクリングチームなどがメイン集団の牽引に選手を送り、レース展開をコントロールした。
途中、追走集団が形成されるシーンもあったものの合流には至らない。そして雨が降り出すシーンもありながら、残り22km地点でバツァイカンが吸収。今季好調のスプリンターであるアーヴィッド・デクレイン(オランダ)でスプリント勝利を目指すチューダーの牽引によって、フィニッシュまでの距離が縮まっていった。
フィニッシュ地点であるクアラ・トレンガヌの市街地に集団が突入すると、ヒューマンパワードヘルスやグリーンプロジェクト・バルディアーニCSF・ファイザネなどもトレインを組んで先頭に出る。そして最終ストレートに入り、グレブ・シリツァ(ロシア、アスタナ・カザフスタン)が先んじてスプリントを開始した。
シリツァの背後にいたサシャ・ウィーマース(ベルギー、ヒューマンパワードヘルス)が飛び出して横に並び、その逆側から前に出たデクレインが先頭でフィニッシュラインを通過。シリツァとウィーマースから見事勝利を奪い取った。
「ツール・ド・ランカウイの開幕を良い形で迎えることができた。これはチームワークによる勝利。皆が計画を遂行したおかげだ」と勝利したデクレインは言う。今年3月のミラノ〜トリノで金星を挙げた29歳にとって、これがシーズン5勝目となった。
翌日の第2ステージも平坦路で争われるため、2日連続となる集団スプリントが大方の予想だ。
ツール・ド・ランカウイ2023第1ステージ結果
1位 | アーヴィッド・デクレイン(オランダ、チューダー・プロサイクリングチーム) | 4:25:48 |
2位 | サシャ・ウィーマース(ベルギー、ヒューマンパワードヘルス) | |
3位 | グレブ・シリツァ(ロシア、アスタナ・カザフスタン) | |
4位 | モハマド・イッザト・アブドゥル・ハリル(マレーシアナショナルチーム) | |
5位 | エンリーコ・ザノンチェッロ(イタリア、グリーンプロジェクト・バルディアーニCSF・ファイザネ) | |
15位 | レイモンド・クレダー(オランダ、JCLチーム右京) |
個人総合成績
1位 | アーヴィッド・デクレイン(オランダ、チューダー・プロサイクリングチーム) | 4:25:38 |
2位 | サシャ・ウィーマース(ベルギー、ヒューマンパワードヘルス) | +0:04 |
3位 | グレブ・シリツァ(ロシア、アスタナ・カザフスタン) | |
4位 | モハマド・イッザト・アブドゥル・ハリル(マレーシアナショナルチーム) | +0:06 |
5位 | エンリーコ・ザノンチェッロ(イタリア、グリーンプロジェクト・バルディアーニCSF・ファイザネ) | +0:07 |
その他の特別賞
ポイント賞 | アーヴィッド・デクレイン(オランダ、チューダー・プロサイクリングチーム) |
山岳賞 | モハマド・ヌル・アイマン・モハド・ザリフ(マレーシア、トレンガヌ・ポリゴン・サイクリングチーム) |
チーム総合成績 | マレーシアナショナルチーム |
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
photo:CorVos
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