2023/09/24(日) - 00:59
Jプロツア−第14戦の「群馬CSCロードレースDAY1」は、序盤から先行した11名の集団が逃げ切り、そこから抜け出した3名によるスプリント勝負を中井唯晶(シマノレーシング)が制して優勝した。
前戦の南魚沼ロードレースから中4日での開催となるJプロツアー第14戦、第15戦は、「群馬CSCロードレース9月大会」。今回はおなじみ群馬サイクルスポーツセンターの6kmサーキットを正周りでレースが行われる。
朝方まで雨が降っていたものの、この日の最初のレースがスタートした午前8時前には晴れ間も見えはじめ、青空も広がった。しかし強めの冷たい風が吹き続け、肌寒さを感じるほどの群馬サイクルスポーツセンター。猛暑日の南魚沼が嘘のように思える気候の中でのレースとなった。
今回はマトリックスパワータグが欠場。海外遠征のため愛三工業レーシングチームも人数を絞った一方、前戦に続きEFエデュケーション・NIPPOデヴェロップメントチームのメンバー、織田聖、留目夕陽、門田祐輔の3名がオープン参加し、74名が出走した。
20周120kmのレースは、2周目に河野翔輝(チームブリヂストンサイクリング)のアタックをきっかけに3名が先行。そこに後方からの合流が続き、レース中盤を前に11名の先頭集団が形成される。メンバーは以下の通り。
中井唯晶、風間翔眞、寺田吉騎(シマノレーシング)
河野翔輝(TEAM BRIDGESTONE Cycling)
大河内将泰(CIEL BLEU KANOYA)
孫崎大樹(KINAN Racing Team)
金子宗平(群馬グリフィンレーシングチーム)
米谷隆志(Bellmare Racing Team)
横矢峻(アヴニールサイクリング山梨)
門田祐輔、織田聖(EFエデュケーション・NIPPOデヴェロップメントチーム、オープン参加)
メイン集団との差は8周目に2分以上まで開くものの、レース中盤から終盤にかけては1分40秒から50秒を維持して周回を重ねていく。残り5周を切るとメイン集団との差は広がりはじめ、3分差まで拡大。その後も差は広がり、先行する11名の逃げ切りが確定的となる。
残り4周となる17周目、先頭集団から門田がアタックして単独先行。これを追って金子と中井が追走し、残り2周で追いつく。最終周回に入ると門田が再びアタックするも、金子と中井が残り2kmで追いつく。勝負は3名でのスプリント勝負となり、リーダージャージを着る中井が先頭でフィニッシュ。2019年の那須塩原クリテリウム以来4年ぶりのJプロツアー2勝目を挙げた。
中井唯晶コメント
「4年前は運良く勝てたけれど、野寺監督からは『ロードレースでも勝てるような選手になれ』とずっと言われていて、それから4年かかってしまった。あと1歩で勝ちきれないレースが続いて、どの力を伸ばせば良いのか悩んだ時期が続いていた。今日は逃げに乗ってからのスプリントという得意なパターンに持ち込めた。リーダージャージを着ているから逃げづらいかと思っていたが、すんなり(逃げに)乗れてシマノから3人入れることが出来た。スプリント勝負を嫌ったのか終盤に門田選手が先行して、金子選手が登りで速いペースで追っていったので、それについて行った。3人になって、このメンバーなら勝てる自信があり、最後の登り切ったところで確信した。
リーダージャージを着て走るのは、周りから見られるので嫌だけれど、力をもらえる感じがする。残り3戦、ここまで来たら最後まで守り切りたい。感触は良いので、出来ればもう1勝したい」
前戦の南魚沼ロードレースから中4日での開催となるJプロツアー第14戦、第15戦は、「群馬CSCロードレース9月大会」。今回はおなじみ群馬サイクルスポーツセンターの6kmサーキットを正周りでレースが行われる。
朝方まで雨が降っていたものの、この日の最初のレースがスタートした午前8時前には晴れ間も見えはじめ、青空も広がった。しかし強めの冷たい風が吹き続け、肌寒さを感じるほどの群馬サイクルスポーツセンター。猛暑日の南魚沼が嘘のように思える気候の中でのレースとなった。
今回はマトリックスパワータグが欠場。海外遠征のため愛三工業レーシングチームも人数を絞った一方、前戦に続きEFエデュケーション・NIPPOデヴェロップメントチームのメンバー、織田聖、留目夕陽、門田祐輔の3名がオープン参加し、74名が出走した。
20周120kmのレースは、2周目に河野翔輝(チームブリヂストンサイクリング)のアタックをきっかけに3名が先行。そこに後方からの合流が続き、レース中盤を前に11名の先頭集団が形成される。メンバーは以下の通り。
中井唯晶、風間翔眞、寺田吉騎(シマノレーシング)
河野翔輝(TEAM BRIDGESTONE Cycling)
大河内将泰(CIEL BLEU KANOYA)
孫崎大樹(KINAN Racing Team)
金子宗平(群馬グリフィンレーシングチーム)
米谷隆志(Bellmare Racing Team)
横矢峻(アヴニールサイクリング山梨)
門田祐輔、織田聖(EFエデュケーション・NIPPOデヴェロップメントチーム、オープン参加)
メイン集団との差は8周目に2分以上まで開くものの、レース中盤から終盤にかけては1分40秒から50秒を維持して周回を重ねていく。残り5周を切るとメイン集団との差は広がりはじめ、3分差まで拡大。その後も差は広がり、先行する11名の逃げ切りが確定的となる。
残り4周となる17周目、先頭集団から門田がアタックして単独先行。これを追って金子と中井が追走し、残り2周で追いつく。最終周回に入ると門田が再びアタックするも、金子と中井が残り2kmで追いつく。勝負は3名でのスプリント勝負となり、リーダージャージを着る中井が先頭でフィニッシュ。2019年の那須塩原クリテリウム以来4年ぶりのJプロツアー2勝目を挙げた。
中井唯晶コメント
「4年前は運良く勝てたけれど、野寺監督からは『ロードレースでも勝てるような選手になれ』とずっと言われていて、それから4年かかってしまった。あと1歩で勝ちきれないレースが続いて、どの力を伸ばせば良いのか悩んだ時期が続いていた。今日は逃げに乗ってからのスプリントという得意なパターンに持ち込めた。リーダージャージを着ているから逃げづらいかと思っていたが、すんなり(逃げに)乗れてシマノから3人入れることが出来た。スプリント勝負を嫌ったのか終盤に門田選手が先行して、金子選手が登りで速いペースで追っていったので、それについて行った。3人になって、このメンバーなら勝てる自信があり、最後の登り切ったところで確信した。
リーダージャージを着て走るのは、周りから見られるので嫌だけれど、力をもらえる感じがする。残り3戦、ここまで来たら最後まで守り切りたい。感触は良いので、出来ればもう1勝したい」
Jプロツアー第14戦 群馬CSCロードレース9月大会 DAY1 結果(120km)
1位 | 中井唯晶(シマノレーシング) | 2時間53分21秒 |
2位 | 金子宗平(群馬グリフィンレーシングチーム) | +0秒 |
OPN | 門田祐輔(EFエデュケーション・NIPPOデヴェロップメントチーム、オープン参加) | +1秒 |
3位 | 河野翔輝(TEAM BRIDGESTONE Cycling) | +1分4秒 |
4位 | 孫崎大樹(KINAN Racing Team) | +1分4秒 |
5位 | 大河内将泰(CIEL BLEU KANOYA) | +1分4秒 |
OPN | 織田 聖(EFエデュケーション・NIPPOデヴェロップメントチーム、オープン参加) | +1分5秒 |
6位 | 風間翔眞(シマノレーシング) | +2分12秒 |
※オープン参加は表彰対象外
中間スプリント賞
1回目・2回目 寺田吉騎(シマノレーシング)
Jプロツアーリーダー 中井唯晶(シマノレーシング)
U23リーダー 岡本勝哉(TEAM BRIDGESTONE Cycling)
text&photo:Satoru Kato
中間スプリント賞
1回目・2回目 寺田吉騎(シマノレーシング)
Jプロツアーリーダー 中井唯晶(シマノレーシング)
U23リーダー 岡本勝哉(TEAM BRIDGESTONE Cycling)
text&photo:Satoru Kato
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