2023/06/23(金) - 08:15
世界各国で開催中のロードナショナル選手権。左手首の骨折から復帰したタデイ・ポガチャルが2位に5分以上の差をつけスロベニアTT王者に輝き、ベルギーではエヴェネプールが落車しワウト・ファンアールトが王座奪還に成功した。
本日開幕する全日本選手権ロードレースと同じく、世界各国では既にナショナル選手権が開催中。イタリアでは新型コロナウイルス感染でジロ・デ・イタリアを途中棄権したフィリッポ・ガンナ(イネオス・グレナディアーズ)が個人タイムトライアル2連覇を達成し、4度目のチャンピオンジャージに袖を通した。なおガンナはツール・ド・フランスには出場せず、8月の世界選手権にロードの個人タイムトライアルとトラック競技のパシュートで出場する予定だ。
強豪集うベルギーのTT選手権は雨が降るなか行われ、濡れた路面にタイヤを滑らせたレムコ・エヴェネプール(スーダル・クイックステップ)が落車。大きな怪我はなく無事フィニッシュしたエヴェネプールだったが2連覇を逃し、ワウト・ファンアールト(ユンボ・ヴィスマ)が3年振り3度目のナショナル王者に輝いた。また女子ではロッタ・コペッキー(SDワークス)が危なげない走りで5連覇を果たしている。
フランスではディフェンディング王者のブルーノ・アルミライル(グルパマFDJ)や過去に2連覇しているピエール・ラトゥール(トタルエネルジー)を抑え、レミ・カヴァニャ(スーダル・クイックステップ)が3年振りとなる優勝。デンマークでもスーダル・クイックステップのカスパー・アスグリーンがマティアス・スケルモース(トレック・セガフレード)らを破り、チームにチャンピオンジャージをもたらしている。
そして圧巻だったのはTTスロベニア選手権を制したタデイ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ)の走りだった。今年4月のリエージュ~バストーニュ~リエージュで落車し、左手首を骨折したため例年のツアー・オブ・スロベニア出場を回避したポガチャルは、登り基調のコースで脅威的な走りを披露。過去の優勝者であるプリモシュ・ログリッチやヤン・トラトニク(共にユンボ・ヴィスマ)が不在ではあったものの、15.7kmという比較的短い距離にもかかわらず2位に5分差をつけて王座奪還に成功した。
また、女子ではポガチャルのパートナーであるウルシュカ・ジガート(ジェイコ・アルウラー)が2年連続で優勝している。
本日開幕する全日本選手権ロードレースと同じく、世界各国では既にナショナル選手権が開催中。イタリアでは新型コロナウイルス感染でジロ・デ・イタリアを途中棄権したフィリッポ・ガンナ(イネオス・グレナディアーズ)が個人タイムトライアル2連覇を達成し、4度目のチャンピオンジャージに袖を通した。なおガンナはツール・ド・フランスには出場せず、8月の世界選手権にロードの個人タイムトライアルとトラック競技のパシュートで出場する予定だ。
強豪集うベルギーのTT選手権は雨が降るなか行われ、濡れた路面にタイヤを滑らせたレムコ・エヴェネプール(スーダル・クイックステップ)が落車。大きな怪我はなく無事フィニッシュしたエヴェネプールだったが2連覇を逃し、ワウト・ファンアールト(ユンボ・ヴィスマ)が3年振り3度目のナショナル王者に輝いた。また女子ではロッタ・コペッキー(SDワークス)が危なげない走りで5連覇を果たしている。
フランスではディフェンディング王者のブルーノ・アルミライル(グルパマFDJ)や過去に2連覇しているピエール・ラトゥール(トタルエネルジー)を抑え、レミ・カヴァニャ(スーダル・クイックステップ)が3年振りとなる優勝。デンマークでもスーダル・クイックステップのカスパー・アスグリーンがマティアス・スケルモース(トレック・セガフレード)らを破り、チームにチャンピオンジャージをもたらしている。
そして圧巻だったのはTTスロベニア選手権を制したタデイ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ)の走りだった。今年4月のリエージュ~バストーニュ~リエージュで落車し、左手首を骨折したため例年のツアー・オブ・スロベニア出場を回避したポガチャルは、登り基調のコースで脅威的な走りを披露。過去の優勝者であるプリモシュ・ログリッチやヤン・トラトニク(共にユンボ・ヴィスマ)が不在ではあったものの、15.7kmという比較的短い距離にもかかわらず2位に5分差をつけて王座奪還に成功した。
また、女子ではポガチャルのパートナーであるウルシュカ・ジガート(ジェイコ・アルウラー)が2年連続で優勝している。
TTイタリア選手権男子エリート結果(25.7km)
1位 | フィリッポ・ガンナ(イネオス・グレナディアーズ) | 32:48 |
2位 | マティア・カッタネオ(スーダル・クイックステップ) | +0:24 |
3位 | マッテオ・ソブレロ(ジェイコ・アルウラー) | +0:30 |
TTベルギー選手権男子エリート結果(42km)
1位 | ワウト・ファンアールト(ユンボ・ヴィスマ) | 51:52 |
2位 | アレック・セガート(ロット・デスティニー) | +0:50 |
3位 | ルネ・ヘレホーツ(アンテルマルシェ・サーカス・ワンティ) | +1:06 |
4位 | レムコ・エヴェネプール(スーダル・クイックステップ) | +1:22 |
TTベルギー選手権女子エリート結果(20.8km)
1位 | ロッタ・コペッキー(SDワークス) | 29:15 |
2位 | フェべ・ジョーリス(AGインシュランス・NXTG U23) | +1:01 |
3位 | マルセ・グーセンス(AGインシュランス・スーダル・クイックステップ) | +1:07 |
TTフランス選手権男子エリート結果(31.3km)
1位 | レミ・カヴァニャ(スーダル・クイックステップ) | 39:36 |
2位 | ブルーノ・アルミライル(グルパマFDJ) | +0:33 |
3位 | ピエール・ラトゥール(トタルエネルジー) | +1:13 |
TTデンマーク選手権男子エリート結果(39.6km)
1位 | カスパー・アスグリーン(スーダル・クイックステップ) | 45:42 |
2位 | マティアス・スケルモース(トレック・セガフレード) | +0:28 |
3位 | ミッケル・ビョーグ(UAEチームエミレーツ) | +0:31 |
TTデンマーク選手権女子エリート結果(26.3km)
1位 | エマセシル・ノルスゴー(モビスター) | 34:23 |
2位 | セシリーウトラップ・ルドヴィグ(FDJ・スエズ) | +0:47 |
3位 | ジュリエ・ニールセンマリボ | +1:36 |
TTスロベニア選手権男子エリート結果(15.7km)
1位 | タデイ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ) | 29:43 |
2位 | マルコ・パブリク(メブロジョジ・プロコンクレテ) | +5:14 |
3位 | アンゼ・スコク(リュブリャナ・グスト・サンティック) | +6:30 |
TTスロベニア選手権女子エリート結果(15.7km)
1位 | ウルシュカ・ジガート(ジェイコ・アルウラー) | 38:19 |
2位 | ウルシュカ・ピンター(BTCシティリュブリャナ・スコット) | +1:43 |
3位 | ニカ・ボブナー(BTCシティリュブリャナ・スコット) | +5:27 |
TTノルウェー選手権男子エリート結果(21.6km)
1位 | ソーレン・ヴァーレンショルト(ウノエックス・プロサイクリングチーム) | +24:14 |
2位 | イヴェール・ノットン | +0:08 |
3位 | アンドレアス・レックネスン(チームDSM) | +0:49 |
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
photo:CorVos
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