昨年初めて開催され、走りごたえのあるコースと魅力あふれるロケーションで木曽の魅力を知らしめた「木曽おんたけグランフォンド」が7月30日に開催される。2年目を迎え、コースも更にパワーアップ。120km/獲得標高2300mの山岳グランフォンドを紹介しよう。



標高3,000m超の御嶽山を間近に拝める本格派山岳ロングライド「木曽おんたけグランフォンド」

御嶽山や乗鞍岳など、多くの名峰を望む木曽エリア。雄大な山々の懐で、その大自然が織りなす景観と食を楽しめるサイクリングイベントとして、昨年に初回大会が開催されたのが「木曽おんたけグランフォンド」だ。

イベントの仕掛人は東京五輪MTBの代表監督を務めた鈴木雷太氏。五輪代表の事前合宿をこの木曽エリアで行った際に、当地の魅力に惚れ込み「木曽でグランフォンドを開催したい」という熱い思いを持つに至ったという。

イベントプロデューサーの鈴木雷太氏 五輪合宿として利用した際の好印象がイベントの立ち上げに繋がった

実際、高所トレーニングの場として選ばれたこのエリアは、夏場でも涼しく自動車の交通量も少なく、更には信号もほとんど無いという、サイクリストの楽園。ノンストップで思う存分走り続けたいサイクリストにはピッタリ。しかも景色も素晴らしいとあれば、文句のつけようのないロケーションだと言えよう。

そんな木曽おんたけグランフォンドだが、今年はスタート/フィニッシュ地点が変更されることに。MTBレースの中でもその過酷さで知られるSDA王滝でもおなじみの王滝村松原スポーツ公園がメイン会場となる。これに伴いコースも延長され、昨年から約25kmほどボリュームアップしている。

一定の斜度が延々と続く走りごたえのある峠

コース後半はダウンヒル天国 道幅の広い下山路で恐怖感は少ない
お地蔵様の前で一休み 降った先は九蔵峠の登りが待ち構える



遠くに見えた御嶽山が目前に迫る


120kmのコース上には、木曽福島の宿場町や地蔵峠、開田高原、九蔵峠といった名所や絶景スポットが登場。コースの最高標高地点となるのは標高約1,800mの飛騨御嶽尚子ボルダーロード石碑。そこを折り返した後は、フィニッシュまで下り基調というメリハリのあるレイアウトが特徴だ。

景色はもちろん、各エイドでの振る舞いも大きな魅力。中善酒造店の甘酒や、彩菜館の手打ちそばをはじめ、他にも地元ならではの様々なグルメが目白押し。頑張った分美味しいものを食べて、食べた分頑張って漕ぐ。どちらに偏ることもないバランスが「木曽おんたけグランフォンド」の魅力でもある。

味噌おにぎり、おおびら、お漬物の大盤振る舞いエイド食

そんな木曾おんたけグランフォンドは現在参加者を募集中だ。募集期間は6月30日(金)まで。エントリーはE-モシコム、もしくはスポーツエントリーより。前日受付は10,000円、当日受付は11,000円となっている。



木曽おんたけグランフォンド2023
開催日:2023年7月30日(日)
申込期間:2023年4月15日(土)~2023年6月30日(金)
開催場所:長野県王滝村松原スポーツ公園
定員:[前日受付]400名
   [当日受付]100名
※定員になり次第、締め切り
参加資格 ・18歳以上の健康な方
     ・大会規約を守れる方
     ・整備された自転車で参加できる方
     ・制限時間内に完走できる走力のある方
種目:120km(前日受付 10,000円、当日受付 11,000円)
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