2023/05/21(日) - 20:36
4年ぶりのフルスペック開催となるツアー・オブ・ジャパンが開幕。初日は大阪府堺市で個人タイムトライアルの第1ステージが行われ、ルーク・ランパーティ(アメリカ、トリニティレーシング)が優勝。岡篤志(JCLチーム右京)が3位に入った。堺国際クリテリウムの模様も合わせてレポート。
2019年以来4年ぶりに堺での開幕を迎えたツアー・オブ・ジャパン。4年前同様に、仁徳天皇陵として有名な大仙陵古墳に隣接する大仙公園をメイン会場とし、その周辺の公道に設定されたコースでレースが行われた。
第1ステージに先立ち、ツアー・オブ・ジャパン出場全チームが出走する「堺国際クリテリウム」が午前中に行われた。序盤からトリニティレーシングが集団コントロールに入り、慎重にレースが進行。後半に入ると各チームが前に出てきてスプリント勝負に持ち込まれ、ギリシャチャンピオンのゲオルギオス・バグラス (ギリシャ、マトリックスパワータグ)が優勝した。
午後からは第1ステージの個人タイムトライアル。16チーム96名の選手が30秒間隔でスタートしていく。なお大会特別規則により、タイムトライアルバイクは使用出来ない。
スタート順前半の中で3分9秒台を出した橋本英也(チームブリヂストンサイクリング)が、しばらくの間ホットシートに収まり続ける。スタート順後半に入ると、カーター・ベトルス(オーストラリア、ヴィクトワール広島)、ベンジャミ・プラデス(JCLチーム右京)らが相次いでトップタイムを更新。スタート順終盤に入ると、リアム・ジョンストン(オーストラリア、トリニティレーシング)が3分7秒台で暫定トップに立つ。直後に走った岡篤志(JCLチーム右京)は僅かに届かず、沢田桂太郎(スパークルおおいた)が岡に次ぐタイムを出す。
そして最後から5番目にスタートしたルーク・ランパーティ(アメリカ、トリニティレーシング)が3分6秒台のタイムでトップに立つと、その後の選手はトップタイムを更新出来ず、ランパーティーが第1ステージ優勝。2位のジョンストンとあわせ1位2位をトリニティレーシングが占める結果となった。
ランパーティーは4月末にフランスで行われたツール・ド・ブルターニュ(UCI2.2)で個人総合3位とポイント賞を獲得しており、その他レースで今季すでに複数の勝ち星を挙げている。
ルーク・ランパーティ コメント
「個人タイムトライアルはあまり得意ではないけれど、今回の短距離コースの方が僕に向いている。決して易しくなくハードなコースだった。リーダージャージを獲得したけれど、明日は守るための走りはしないつもり。チームの誰かが良い結果を出して総合優勝争いに絡めればと思っている」
明日5月22日は、京都府の精華町と京田辺市に跨がるコースで第2ステージが行われる。今大会最初のロードレースはどのような展開を見せるか?
2019年以来4年ぶりに堺での開幕を迎えたツアー・オブ・ジャパン。4年前同様に、仁徳天皇陵として有名な大仙陵古墳に隣接する大仙公園をメイン会場とし、その周辺の公道に設定されたコースでレースが行われた。
第1ステージに先立ち、ツアー・オブ・ジャパン出場全チームが出走する「堺国際クリテリウム」が午前中に行われた。序盤からトリニティレーシングが集団コントロールに入り、慎重にレースが進行。後半に入ると各チームが前に出てきてスプリント勝負に持ち込まれ、ギリシャチャンピオンのゲオルギオス・バグラス (ギリシャ、マトリックスパワータグ)が優勝した。
午後からは第1ステージの個人タイムトライアル。16チーム96名の選手が30秒間隔でスタートしていく。なお大会特別規則により、タイムトライアルバイクは使用出来ない。
スタート順前半の中で3分9秒台を出した橋本英也(チームブリヂストンサイクリング)が、しばらくの間ホットシートに収まり続ける。スタート順後半に入ると、カーター・ベトルス(オーストラリア、ヴィクトワール広島)、ベンジャミ・プラデス(JCLチーム右京)らが相次いでトップタイムを更新。スタート順終盤に入ると、リアム・ジョンストン(オーストラリア、トリニティレーシング)が3分7秒台で暫定トップに立つ。直後に走った岡篤志(JCLチーム右京)は僅かに届かず、沢田桂太郎(スパークルおおいた)が岡に次ぐタイムを出す。
そして最後から5番目にスタートしたルーク・ランパーティ(アメリカ、トリニティレーシング)が3分6秒台のタイムでトップに立つと、その後の選手はトップタイムを更新出来ず、ランパーティーが第1ステージ優勝。2位のジョンストンとあわせ1位2位をトリニティレーシングが占める結果となった。
ランパーティーは4月末にフランスで行われたツール・ド・ブルターニュ(UCI2.2)で個人総合3位とポイント賞を獲得しており、その他レースで今季すでに複数の勝ち星を挙げている。
ルーク・ランパーティ コメント
「個人タイムトライアルはあまり得意ではないけれど、今回の短距離コースの方が僕に向いている。決して易しくなくハードなコースだった。リーダージャージを獲得したけれど、明日は守るための走りはしないつもり。チームの誰かが良い結果を出して総合優勝争いに絡めればと思っている」
明日5月22日は、京都府の精華町と京田辺市に跨がるコースで第2ステージが行われる。今大会最初のロードレースはどのような展開を見せるか?
ツアー・オブ・ジャパン 第1ステージ・堺 結果(2.6km 個人TT)
1位 | ルーク・ランパーティ(アメリカ、トリニティレーシング) | 3分6秒34 |
2位 | リアム・ジョンストン(オーストラリア、トリニティレーシング) | +1秒48 |
3位 | 岡 篤志(JCLチーム右京) | +1秒70 |
4位 | ジャンバルジャムツ・セインベヤール(モンゴル、トレンガヌ・ポリゴン・サイクリングチーム) | +2秒35 |
5位 | 沢田桂太郎(スパークルおおいた) | +2秒52 |
6位 | ベンジャミ・プラデス(スペイン、JCLチーム右京) | +2秒60 |
7位 | カーター・ベトルス(オーストラリア、ヴィクトワール広島) | +3分3秒 |
8位 | 橋本英也(チームブリヂストンサイクリング) | +3秒31 |
9位 | ファーガス・ブラウニング(オーストラリア、トリニティレーシング) | +3秒62 |
10位 | 窪木一茂(チームブリヂストンサイクリング) | +4秒31 |
ポイント賞(第1ステージ終了時) | ||
1位 | ルーク・ランパーティ(アメリカ、トリニティレーシング) | 10p |
2位 | リアム・ジョンストン(オーストラリア、トリニティレーシング) | 9p |
3位 | 岡 篤志(JCLチーム右京) | 8p |
チーム総合成績(第1ステージ終了時) | ||
1位 | トリニティレーシング | 9分22秒 |
2位 | JCLチーム右京 | +6秒 |
3位 | チームブリヂストンサイクリング | +7秒 |
堺国際クリテリウム 結果(26.8km)
1位 | ゲオルギオス・バグラス (ギリシャ、マトリックスパワータグ) | 34分31秒 |
2位 | 小野寺玲(宇都宮ブリッツェン) | +0秒 |
3位 | ルーク・ランパーティ (アメリカ、トリニティレーシング) | |
4位 | 今村駿介(チームブリヂストンサイクリング) | |
5位 | 石原 悠希 (シマノレーシング) | |
6位 | イエルン・メイヤス (オランダ、トレンガヌ・ポリゴン・サイクリングチーム) |
text&photo:Satoru Kato
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