2023/04/13(木) - 09:15
今週末から始まるアルデンヌクラシックの前哨戦、ブラバンツ・ペイルが開催。サバイバルな展開の末、ドリアン・ゴドン(フランス、AG2Rシトロエン)がベン・ヒーリー(アイルランド、EFエデュケーション・イージーポスト)との一騎打ちを制した。
石畳クラシックの最終戦であるパリ〜ルーベが終わり、起伏のあるワンデーレース「アルデンヌクラシック」がスタートする。今週末のアムステルゴールドレース(4月16日)に始まり、ラ・フレーシュ・ワロンヌ(4月19日)、リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ(4月23日)に終わる「アルデンヌ3連戦」の前哨戦とも言えるのが、このブラバンツ・ペイル(UCI1.Pro)だ。
レースの舞台となるのはブリュッセル南東に広がる丘陵地帯。コースはルーヴェンを出発してフィニッシュ地点のあるオーベレルエイセの21.9kmコースを3周する総距離205.1km。25箇所の短い坂を越える、アルデンヌクラシックの脚ならしには最適なセミクラシックだ。
雨が選手と路面を濡らすなか開始されたレースは、3日前のパリ〜ルーベとは異なり、すぐさま4名の逃げグループが成立した。アイルランド選手権王者のローリー・タウンセンド(ボルトンエクイティース・ブラックスポークプロサイクリング)を含む4名は6分のタイム差を築き、それをAG2Rシトロエンがメイン集団の先頭に立ち追走した。
イネオス・グレナディアーズの牽引もあり徐々に逃げとのタイム差を縮め、残り59km地点でレミ・カヴァニャ(フランス、スーダル・クイックステップ)が飛び出した。春のクラシックで不振に喘ぐクイックステップに何とか勝利をもたらしたいカヴァニャが逃げ集団に合流し、遅れてベン・ヒーリー(アイルランド、EFエデュケーション・イージーポスト)やドリアン・ゴドン(フランス、AG2Rシトロエン)など4名が加わった。
メイン集団と約40秒差をつけた6名の先頭集団の中ではヒーリーが積極的だった。3月のグラン・プレミオ・インドゥストリア・エ・アルティジャナート(UCI1.Pro)で勝利を挙げ、勢いに乗るヒーリーは残り38kmで単独アタックを仕掛けたものの失敗。しかし、太陽が姿を表した最終周回のハーガールト(平均勾配10%)でヒーリーが再び加速した。
このアタックにはゴドンしか追従することができず、粘ったカヴァニャは不運なタイミングでのパンクに見舞われ遅れを喫した。ホルストハイデ(平均勾配5%)で今度はゴドンが仕掛けたものの、ヒーリーを突き離すには至らず、2人のまま最終ストレートへ。そして一騎打ちスプリントをゴドンが制した。
「過去の優勝者を見えればビックネームばかりのこのレース。間違いなくキャリア最高の勝利だ」と喜んだゴドン。「2人でのスプリントは何が起こるか分からないものの、全力で踏み込み勝利した。石畳クラシックでは結果の残せない不運続きだったので、この勝利が来るアルデンヌクラシックに明るい材料になることを願う」と語った。
3位争いはカヴァニャをプロトンから飛び出したブノワ・コスヌフロワ(フランス、AG2Rシトロエン)が抜いて先着。勝利はおろか表彰台すら逃したクイックステップに対し、AG2Rは表彰台に2人を上げる大成功のレースとなった。
石畳クラシックの最終戦であるパリ〜ルーベが終わり、起伏のあるワンデーレース「アルデンヌクラシック」がスタートする。今週末のアムステルゴールドレース(4月16日)に始まり、ラ・フレーシュ・ワロンヌ(4月19日)、リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ(4月23日)に終わる「アルデンヌ3連戦」の前哨戦とも言えるのが、このブラバンツ・ペイル(UCI1.Pro)だ。
レースの舞台となるのはブリュッセル南東に広がる丘陵地帯。コースはルーヴェンを出発してフィニッシュ地点のあるオーベレルエイセの21.9kmコースを3周する総距離205.1km。25箇所の短い坂を越える、アルデンヌクラシックの脚ならしには最適なセミクラシックだ。
雨が選手と路面を濡らすなか開始されたレースは、3日前のパリ〜ルーベとは異なり、すぐさま4名の逃げグループが成立した。アイルランド選手権王者のローリー・タウンセンド(ボルトンエクイティース・ブラックスポークプロサイクリング)を含む4名は6分のタイム差を築き、それをAG2Rシトロエンがメイン集団の先頭に立ち追走した。
イネオス・グレナディアーズの牽引もあり徐々に逃げとのタイム差を縮め、残り59km地点でレミ・カヴァニャ(フランス、スーダル・クイックステップ)が飛び出した。春のクラシックで不振に喘ぐクイックステップに何とか勝利をもたらしたいカヴァニャが逃げ集団に合流し、遅れてベン・ヒーリー(アイルランド、EFエデュケーション・イージーポスト)やドリアン・ゴドン(フランス、AG2Rシトロエン)など4名が加わった。
メイン集団と約40秒差をつけた6名の先頭集団の中ではヒーリーが積極的だった。3月のグラン・プレミオ・インドゥストリア・エ・アルティジャナート(UCI1.Pro)で勝利を挙げ、勢いに乗るヒーリーは残り38kmで単独アタックを仕掛けたものの失敗。しかし、太陽が姿を表した最終周回のハーガールト(平均勾配10%)でヒーリーが再び加速した。
このアタックにはゴドンしか追従することができず、粘ったカヴァニャは不運なタイミングでのパンクに見舞われ遅れを喫した。ホルストハイデ(平均勾配5%)で今度はゴドンが仕掛けたものの、ヒーリーを突き離すには至らず、2人のまま最終ストレートへ。そして一騎打ちスプリントをゴドンが制した。
「過去の優勝者を見えればビックネームばかりのこのレース。間違いなくキャリア最高の勝利だ」と喜んだゴドン。「2人でのスプリントは何が起こるか分からないものの、全力で踏み込み勝利した。石畳クラシックでは結果の残せない不運続きだったので、この勝利が来るアルデンヌクラシックに明るい材料になることを願う」と語った。
3位争いはカヴァニャをプロトンから飛び出したブノワ・コスヌフロワ(フランス、AG2Rシトロエン)が抜いて先着。勝利はおろか表彰台すら逃したクイックステップに対し、AG2Rは表彰台に2人を上げる大成功のレースとなった。
プラバンツ・ベイル2023結果
1位 | ドリアン・ゴドン(フランス、AG2Rシトロエン) | 4:51:10 |
2位 | ベン・ヒーリー(アイルランド、EFエデュケーション・イージーポスト) | +0:01 |
3位 | ブノワ・コスヌフロワ(フランス、AG2Rシトロエン) | +021 |
4位 | レミ・カヴァニャ(フランス、スーダル・クイックステップ) | +024 |
5位 | アクセル・ジングレ(フランス、コフィディス) | +025 |
6位 | アレクサンダー・カンプ(デンマーク、チューダー・プロサイクリングチーム) | |
7位 | アルノー・デリー(ベルギー、ロット・デスティニー) | |
8位 | アンドレア・バジオーリ(イタリア、スーダル・クイックステップ) | |
9位 | トムス・スクインシュ(ラトビア、トレック・セガフレード) | |
10位 | キム・ハイドゥク(ドイツ、イネオス・グレナディアーズ) |
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
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