2023/04/04(火) - 18:23
3月26日、4年ぶりに「桃と桜のサイクリング」が帰ってきた。その名の通り、桃と桜の花々が行くてを彩る60km。あいにくの雨模様もなんのその、4年分の笑顔も咲いた1日の様子をレポート。
2020年の初めから世界を震撼させたコロナ禍も、完全収束とはいかないもののそこにあるものとして受け容れ、以前の日常へと戻り始めた。サイクリストにとっては、そんなかつての日常の象徴とも言えるのが、ロングライドイベントではないだろうか。
イベントもそれぞれで、ちょうどコロナ流行の波の間に開催されたものもあれば、タイミングに恵まれなかった大会もある。今回訪れた桃と桜のサイクリングは、どちらかと言えば後者で、2020年から2022年に至るまで感染拡大期と大会の時期が重なったため、3回連続で開催断念。そして今年、ついに4年ぶりに復活を果たすこととなったのだ。
4年と言えば、オリンピックが開催できるほどのスパン。4年前の自転車なんて今見ればスーパーバーゲンプライスに見えるハズ(笑)。4年のブランクって、きっと大きい。そう思いながら会場入りした私を迎えたのは間違いなく記憶の中の「桃と桜のサイクリング」だった。
今年はメイン会場も中央市役所へと移り、コースも会場も違うのだけれど。なんとなれば大会史上初の雨模様ですらあるけども、暖かい雰囲気、流れる空気感は間違いなく私の知っている「桃と桜のサイクリング」そのもの。
受付を済ませたら、Bijoux coffeeさんのスペシャルティコーヒーと、ルヴァンのマフィンでスタートまでのプチブレイク。中央市の花でもあるれんげの花ブレンドは爽やかな酸味で、マフィンとの相性も最高。贅沢なモーニングタイムを過ごしていると、望月中央市長が登壇し、開会式が始まった。
ステージ前にはテントも設置され、雨天対策もばっちりなのは流石の一言。やまなし住みます芸人のいしいそうたろうさんのMCで、インターマックス代表の今中さんやモデルの石垣美帆さん、ご当地youtuberのモモカさんといったゲストライダーからも挨拶いただけば、いよいよ待ちに待ったスタートだ。
望月市長が銅鑼を鳴らし、トマトの妖精「とまチュウ」が応援してくれるなか、10名程度のグループに分かれてスタートしていく。グループには3、4名ほどのサポートライダーがついてくれ、共に走ってくれるので安心だ。なんと3グループ目は女性のみのライドグループも。この、桃と桜のサイクリングは3割が女性サイクリストということで、男性社会のスポーツバイク界においては特異点のようなイベントでもある。
中央市役所を出てすぐ、富士川沿いの河川敷道路へ。晴れていれば背後に八ヶ岳が、前には富士山も見えるという絶景ロードだが、今日は生憎真っ白な霧の向こう。しかしこの区間はただ景色が良いだけではなくなんとこのイベントの為に交通規制が敷かれていたのは驚き。
この先の富士川市に住んでいるいしいそうたろうさん曰く、抜け道として使われていて道幅が狭いわりに交通量が多い区間なのだとか。一見走りやすそうな道だけれど、しっかりそういった交通事情などを考慮してしかるべき対策を打っているのは、参加者目線ではとても安心できるポイントだ。
さて、桃と桜のサイクリングのメイン区間となるのが甲府盆地の南側に広がる広域農道。道幅も広くしっかりと整備された走りやすい環境と、程よいアップダウンで走りごたえのあるコースプロファイルはサイクリングイベントにもってこい。桃と桜のサイクリングでは反時計周りでのコース設定となっているので、甲府盆地を見下ろしやすい。
目指す第1エイドのYSKe-comシルクパークは小高い丘の上にある。特に最後はちょっとした登りになるのだけれど、まだ走り始めて間もないということもあり、脚もフレッシュなので結構皆さん良い勢いで登っていく。もちろん、遅れてもサポートライダーがしっかりついてくれるので安心だ。
第1エイドでは中央市の名産であるトマトが登場。つやつやしたハリのあるトマトはプチっと弾け、甘酸っぱさが口いっぱいに広がる。のどの渇きには、山梨らしい「ぶどう液」を。地域の名産を堪能したら、提供された新発売のソイジョイをポッケに入れて再出発。
この先はアップダウンの連続区間。今中さんも「地元の選手たちが練習に使うようなコースで、僕も良く走ってるんですよ」というだけあって、かなり走りごたえがある。とはいえ、それも追い込めばという前提で、ギアを下げてゆっくり走ればそこまで難易度が高くないのでご安心を。
御坂山地の山裾に広がる広域農道は桃や葡萄の果樹園の為に整備されている道路ということもあり、道の脇にはもちろん桃の木がたくさん。今大会は例年よりも早めの開催だったが、ちょうど春先の気温も一気に上がったために開花時期も早まったようで、ほぼほぼ満開のタイミング。雨に打たれながらも健気に咲く花々に心癒されつつ距離を稼いでいく。
そして第2エイドの八代ふるさと公園へ到着。大きな前方後円墳がどーん、と鎮座するこの公園には多くの桜が植えられており、こちらも花盛り。そんな八代ふるさと公園の駐車場に設けられたエイドステーションでは、あまーいイチゴとバームクーヘンが振舞われた。
このバームクーヘンは道の駅富士川にオープンしたARURAさんのもの。地域一帯に広がる棚田で取れた米を挽いて作った米粉を材料としたバームクーヘンは、ふんわりもちもちした口当たり。味はもちろん、パッケージもこだわりが。
バームクーヘンの凸部分を猫の耳に見立てたパッケージと、弧を描くバームクーヘンで犬の顔を浮かび上がらせるパッケージ。2つのバージョンが用意され、目でも楽しませてくれる。ちなみにこの犬と猫のバームクーヘンは、道の駅富士川の駅長にも任命されたいしいそうたろうさんプロデュース、その名も「いしいさんちのクーニャン&クーワン」というのだとか。
いしいさん自身もエイドに立ち、参加者のみなさんに手ずからバームクーヘンを渡している。もはやお笑い芸人というよりも、完全に地元愛に溢れたプロデューサーという雰囲気。やまなし大使や富士川町観光大使に任命されている実績は伊達ではない。
そんな、山梨への愛が詰まったバームクーヘンをいただいたら(私はクーニャンを頂きました)、一路目指すはこの大会最大の特徴でもあるランチエイドの御坂農園グレープハウス。しかし、その前にコース最大の見どころが登場する。甲府盆地を見下ろす絶景、そして豪華なランチエイドが登場する桃と桜のサイクリングは後半戦へ。
2020年の初めから世界を震撼させたコロナ禍も、完全収束とはいかないもののそこにあるものとして受け容れ、以前の日常へと戻り始めた。サイクリストにとっては、そんなかつての日常の象徴とも言えるのが、ロングライドイベントではないだろうか。
イベントもそれぞれで、ちょうどコロナ流行の波の間に開催されたものもあれば、タイミングに恵まれなかった大会もある。今回訪れた桃と桜のサイクリングは、どちらかと言えば後者で、2020年から2022年に至るまで感染拡大期と大会の時期が重なったため、3回連続で開催断念。そして今年、ついに4年ぶりに復活を果たすこととなったのだ。
4年と言えば、オリンピックが開催できるほどのスパン。4年前の自転車なんて今見ればスーパーバーゲンプライスに見えるハズ(笑)。4年のブランクって、きっと大きい。そう思いながら会場入りした私を迎えたのは間違いなく記憶の中の「桃と桜のサイクリング」だった。
今年はメイン会場も中央市役所へと移り、コースも会場も違うのだけれど。なんとなれば大会史上初の雨模様ですらあるけども、暖かい雰囲気、流れる空気感は間違いなく私の知っている「桃と桜のサイクリング」そのもの。
受付を済ませたら、Bijoux coffeeさんのスペシャルティコーヒーと、ルヴァンのマフィンでスタートまでのプチブレイク。中央市の花でもあるれんげの花ブレンドは爽やかな酸味で、マフィンとの相性も最高。贅沢なモーニングタイムを過ごしていると、望月中央市長が登壇し、開会式が始まった。
ステージ前にはテントも設置され、雨天対策もばっちりなのは流石の一言。やまなし住みます芸人のいしいそうたろうさんのMCで、インターマックス代表の今中さんやモデルの石垣美帆さん、ご当地youtuberのモモカさんといったゲストライダーからも挨拶いただけば、いよいよ待ちに待ったスタートだ。
望月市長が銅鑼を鳴らし、トマトの妖精「とまチュウ」が応援してくれるなか、10名程度のグループに分かれてスタートしていく。グループには3、4名ほどのサポートライダーがついてくれ、共に走ってくれるので安心だ。なんと3グループ目は女性のみのライドグループも。この、桃と桜のサイクリングは3割が女性サイクリストということで、男性社会のスポーツバイク界においては特異点のようなイベントでもある。
中央市役所を出てすぐ、富士川沿いの河川敷道路へ。晴れていれば背後に八ヶ岳が、前には富士山も見えるという絶景ロードだが、今日は生憎真っ白な霧の向こう。しかしこの区間はただ景色が良いだけではなくなんとこのイベントの為に交通規制が敷かれていたのは驚き。
この先の富士川市に住んでいるいしいそうたろうさん曰く、抜け道として使われていて道幅が狭いわりに交通量が多い区間なのだとか。一見走りやすそうな道だけれど、しっかりそういった交通事情などを考慮してしかるべき対策を打っているのは、参加者目線ではとても安心できるポイントだ。
さて、桃と桜のサイクリングのメイン区間となるのが甲府盆地の南側に広がる広域農道。道幅も広くしっかりと整備された走りやすい環境と、程よいアップダウンで走りごたえのあるコースプロファイルはサイクリングイベントにもってこい。桃と桜のサイクリングでは反時計周りでのコース設定となっているので、甲府盆地を見下ろしやすい。
目指す第1エイドのYSKe-comシルクパークは小高い丘の上にある。特に最後はちょっとした登りになるのだけれど、まだ走り始めて間もないということもあり、脚もフレッシュなので結構皆さん良い勢いで登っていく。もちろん、遅れてもサポートライダーがしっかりついてくれるので安心だ。
第1エイドでは中央市の名産であるトマトが登場。つやつやしたハリのあるトマトはプチっと弾け、甘酸っぱさが口いっぱいに広がる。のどの渇きには、山梨らしい「ぶどう液」を。地域の名産を堪能したら、提供された新発売のソイジョイをポッケに入れて再出発。
この先はアップダウンの連続区間。今中さんも「地元の選手たちが練習に使うようなコースで、僕も良く走ってるんですよ」というだけあって、かなり走りごたえがある。とはいえ、それも追い込めばという前提で、ギアを下げてゆっくり走ればそこまで難易度が高くないのでご安心を。
御坂山地の山裾に広がる広域農道は桃や葡萄の果樹園の為に整備されている道路ということもあり、道の脇にはもちろん桃の木がたくさん。今大会は例年よりも早めの開催だったが、ちょうど春先の気温も一気に上がったために開花時期も早まったようで、ほぼほぼ満開のタイミング。雨に打たれながらも健気に咲く花々に心癒されつつ距離を稼いでいく。
そして第2エイドの八代ふるさと公園へ到着。大きな前方後円墳がどーん、と鎮座するこの公園には多くの桜が植えられており、こちらも花盛り。そんな八代ふるさと公園の駐車場に設けられたエイドステーションでは、あまーいイチゴとバームクーヘンが振舞われた。
このバームクーヘンは道の駅富士川にオープンしたARURAさんのもの。地域一帯に広がる棚田で取れた米を挽いて作った米粉を材料としたバームクーヘンは、ふんわりもちもちした口当たり。味はもちろん、パッケージもこだわりが。
バームクーヘンの凸部分を猫の耳に見立てたパッケージと、弧を描くバームクーヘンで犬の顔を浮かび上がらせるパッケージ。2つのバージョンが用意され、目でも楽しませてくれる。ちなみにこの犬と猫のバームクーヘンは、道の駅富士川の駅長にも任命されたいしいそうたろうさんプロデュース、その名も「いしいさんちのクーニャン&クーワン」というのだとか。
いしいさん自身もエイドに立ち、参加者のみなさんに手ずからバームクーヘンを渡している。もはやお笑い芸人というよりも、完全に地元愛に溢れたプロデューサーという雰囲気。やまなし大使や富士川町観光大使に任命されている実績は伊達ではない。
そんな、山梨への愛が詰まったバームクーヘンをいただいたら(私はクーニャンを頂きました)、一路目指すはこの大会最大の特徴でもあるランチエイドの御坂農園グレープハウス。しかし、その前にコース最大の見どころが登場する。甲府盆地を見下ろす絶景、そして豪華なランチエイドが登場する桃と桜のサイクリングは後半戦へ。
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