2023/03/27(月) - 12:00
Jプロツアー第4戦の袋井・掛川ロードレースDAY2のレースは、終盤にアタックした入部正太朗(シマノレーシング)を追走集団が最終周回に捕まえてのスプリント勝負となり、今村駿介(チームブリヂストンサイクリング)が優勝。前日に続き2連勝とし、リーダージャージも獲得した。女子はU23チャンピオンの小林あか里(弱虫ペダルサイクリングチーム)が残り約20kmを独走して優勝した。
前日に続き静岡県袋井市の小笠山運動公園エコパ特設コースで行われたJプロツアー第4戦は、22周132kmのレース。朝から降り続く雨はJプロツアーのレースがスタートする正午すぎに一段と強くなった。幸いにもレースの進行と共に小雨になり、終盤を迎える頃にはほぼやんだ。それでも強めの風が吹き続け、ストップ&ゴーが連続するコースで消耗する選手に追い討ちをかけた。
レースは1周目から動いた。リアルスタートが切られた直後に入部正太朗(シマノレーシング)がアタック。これをきっかけに2周目までに9名の先頭集団が形成される。
メンバーは、入部、天野壮悠(以上シマノレーシング)、五十嵐洸太(弱虫ペダルサイクリングチーム)、小林海(マトリックスパワータグ)、伊藤舜紀(シエルブルー鹿屋)、小山貴大(群馬グリフィンレーシングチーム)、今村駿介(チームブリヂストンサイクリング)、横矢峻(アヴニールサイクリング山梨)、新城雄大(KINAN Racing Team)。5周目に新城がパンクで遅れてメイン集団に戻り、先頭集団は8名で周回を重ねる。
メイン集団はシマノレーシングがコントロールに入るも、タイム差が2分以上まで開いたことを嫌ったチームブリヂストンサイクリング(以下ブリヂストン)とキナンレーシングチーム(以下キナン)が共同でコントロールを代わる。ブリヂストンの山下虎ノ亮、キナンの畑中勇介が中心となって牽引し、タイム差を徐々に縮めていく。
レース半ばを過ぎた頃、先頭集団とメイン集団の差は40秒前後まで縮まる。タイム差が縮まりすぎたことから、ブリヂストンがコントロールから降り、以降は先頭集団にメンバーを入れていないキナン1チームでコントロールしていく。しかしタイム差は再び拡大し、1分20秒まで広がる。終盤に入るとアヴニールサイクリング山梨などがコントロールに協力するも、先頭集団との差は縮めきれない。
一方、横矢と伊藤が遅れて6名となった先頭集団では、残り5周となる18周目に入部がアタックして30秒差をつけて単独先行する。これを今村、小林、五十嵐、天野の4名が追走。徐々に差を詰めて最終周回に入る直前に吸収する。
残り3kmを切ると、先頭集団内では牽制が始まる。一気にペースが落ちて後方にメイン集団が迫ってきたものの、追いつくまでには至らず。最後は5名でのスプリント勝負となり、入部をかわした今村が先着して優勝。今シーズンのロードレース初戦を2連勝で飾り、今回出場しなかった岡本隼(愛三工業レーシングチーム)に代わってプロリーダージャージを獲得した。
今村駿介コメント
「入部さんがけっこうな勢いで行っていたし、平坦で踏んでもきついし縮まらなかったので、登り区間で踏んでみたらちょっと縮まったので、2周続けて踏めば追いつけると考えた。それでも(小林)海さんに行かれてしまうときついし、早く追いつきすぎてもシマノはもう1人いるから難しかったけれど、残り3周のタイミングから追っていって正解だった。あと1周待ったら追いつかなかったと思う。
入部さんを捕まえたあとはスプリント勝負でないと厳しいと考えていたが、他のメンバーはそうしたくなかったと思う。でもみんな僕を見てくれているから逆にやりやすかったので、前でスプリントに入って先行して差されたら仕方ないかなと思った。そうしたらコーナーイン側から入部さんが行ったので、番手につけた。かわすのに時間がかかったけれど、並んだら入部さんが諦めてくれた。
昨日勝って、今日もやるぞという気分はちょっと薄れていたけれど、逃げが決まった時点でこのメンバーで勝負になったら勝たないとと思っていた。チームとしては集団に控えていたメンバーで勝負もあったが、逃げのメンバーが良かった。
トラックはネイションズカップがまだ1戦残っている。団体追い抜きで貢献出来ていないと感じているので、(パリ五輪枠の)ギリギリのところを争っているのでもっと力になれるようにしたい。マディソンとオムニアムでもメダル獲得したい」
2位 入部正太朗 コメント
「最初は逃げ集団に僕と天野が乗ったけれど、後ろでチームがコントロールしてるから抑えて行くという指示だった。でも先頭集団で新城(雄大)選手がパンクして遅れたのを見て、それが自分達にも起こるだろうと考えてどんな展開にも対応できるように立ち回れるようにした。
(天野壮悠と)2人残して先頭集団が6人まで減っていて、今村選手はスプリントがあるし、(小林)海選手も脚を残しているので、残り2周あたりで仕掛けてもまとまる可能性が高かったので、一歩早い段階で行けば脚も溜められると考えた。だから残り30kmを切ったタイミングで行くことにしたが、思ったよりキツくて向かい風が強い区間で止まりそうなくらいだった。我慢していたけれど1周が長く感じられた。ラスト1周前に捕まってしまったが、逃げは最初から狙っていた。
好きではないけれど雨のレースは勝つことが多い。一昨年のかすみがうらとか、昨年の群馬とか。好きではないけれど苦手ではないのかなと思っている」
前日に続き静岡県袋井市の小笠山運動公園エコパ特設コースで行われたJプロツアー第4戦は、22周132kmのレース。朝から降り続く雨はJプロツアーのレースがスタートする正午すぎに一段と強くなった。幸いにもレースの進行と共に小雨になり、終盤を迎える頃にはほぼやんだ。それでも強めの風が吹き続け、ストップ&ゴーが連続するコースで消耗する選手に追い討ちをかけた。
レースは1周目から動いた。リアルスタートが切られた直後に入部正太朗(シマノレーシング)がアタック。これをきっかけに2周目までに9名の先頭集団が形成される。
メンバーは、入部、天野壮悠(以上シマノレーシング)、五十嵐洸太(弱虫ペダルサイクリングチーム)、小林海(マトリックスパワータグ)、伊藤舜紀(シエルブルー鹿屋)、小山貴大(群馬グリフィンレーシングチーム)、今村駿介(チームブリヂストンサイクリング)、横矢峻(アヴニールサイクリング山梨)、新城雄大(KINAN Racing Team)。5周目に新城がパンクで遅れてメイン集団に戻り、先頭集団は8名で周回を重ねる。
メイン集団はシマノレーシングがコントロールに入るも、タイム差が2分以上まで開いたことを嫌ったチームブリヂストンサイクリング(以下ブリヂストン)とキナンレーシングチーム(以下キナン)が共同でコントロールを代わる。ブリヂストンの山下虎ノ亮、キナンの畑中勇介が中心となって牽引し、タイム差を徐々に縮めていく。
レース半ばを過ぎた頃、先頭集団とメイン集団の差は40秒前後まで縮まる。タイム差が縮まりすぎたことから、ブリヂストンがコントロールから降り、以降は先頭集団にメンバーを入れていないキナン1チームでコントロールしていく。しかしタイム差は再び拡大し、1分20秒まで広がる。終盤に入るとアヴニールサイクリング山梨などがコントロールに協力するも、先頭集団との差は縮めきれない。
一方、横矢と伊藤が遅れて6名となった先頭集団では、残り5周となる18周目に入部がアタックして30秒差をつけて単独先行する。これを今村、小林、五十嵐、天野の4名が追走。徐々に差を詰めて最終周回に入る直前に吸収する。
残り3kmを切ると、先頭集団内では牽制が始まる。一気にペースが落ちて後方にメイン集団が迫ってきたものの、追いつくまでには至らず。最後は5名でのスプリント勝負となり、入部をかわした今村が先着して優勝。今シーズンのロードレース初戦を2連勝で飾り、今回出場しなかった岡本隼(愛三工業レーシングチーム)に代わってプロリーダージャージを獲得した。
今村駿介コメント
「入部さんがけっこうな勢いで行っていたし、平坦で踏んでもきついし縮まらなかったので、登り区間で踏んでみたらちょっと縮まったので、2周続けて踏めば追いつけると考えた。それでも(小林)海さんに行かれてしまうときついし、早く追いつきすぎてもシマノはもう1人いるから難しかったけれど、残り3周のタイミングから追っていって正解だった。あと1周待ったら追いつかなかったと思う。
入部さんを捕まえたあとはスプリント勝負でないと厳しいと考えていたが、他のメンバーはそうしたくなかったと思う。でもみんな僕を見てくれているから逆にやりやすかったので、前でスプリントに入って先行して差されたら仕方ないかなと思った。そうしたらコーナーイン側から入部さんが行ったので、番手につけた。かわすのに時間がかかったけれど、並んだら入部さんが諦めてくれた。
昨日勝って、今日もやるぞという気分はちょっと薄れていたけれど、逃げが決まった時点でこのメンバーで勝負になったら勝たないとと思っていた。チームとしては集団に控えていたメンバーで勝負もあったが、逃げのメンバーが良かった。
トラックはネイションズカップがまだ1戦残っている。団体追い抜きで貢献出来ていないと感じているので、(パリ五輪枠の)ギリギリのところを争っているのでもっと力になれるようにしたい。マディソンとオムニアムでもメダル獲得したい」
2位 入部正太朗 コメント
「最初は逃げ集団に僕と天野が乗ったけれど、後ろでチームがコントロールしてるから抑えて行くという指示だった。でも先頭集団で新城(雄大)選手がパンクして遅れたのを見て、それが自分達にも起こるだろうと考えてどんな展開にも対応できるように立ち回れるようにした。
(天野壮悠と)2人残して先頭集団が6人まで減っていて、今村選手はスプリントがあるし、(小林)海選手も脚を残しているので、残り2周あたりで仕掛けてもまとまる可能性が高かったので、一歩早い段階で行けば脚も溜められると考えた。だから残り30kmを切ったタイミングで行くことにしたが、思ったよりキツくて向かい風が強い区間で止まりそうなくらいだった。我慢していたけれど1周が長く感じられた。ラスト1周前に捕まってしまったが、逃げは最初から狙っていた。
好きではないけれど雨のレースは勝つことが多い。一昨年のかすみがうらとか、昨年の群馬とか。好きではないけれど苦手ではないのかなと思っている」
Jプロツアー第4戦 袋井・掛川ロードレースDAY2 結果(132km)
1位 | 今村駿介(TEAM BRIDGESTONE Cycling) | 3時間21分41秒 |
2位 | 入部正太郎(シマノレーシング) | +0秒 |
3位 | 小林 海(マトリックスパワータグ) | |
4位 | 五十嵐洸太(弱虫ペダルサイクリングチーム) | +2秒 |
5位 | 天野壮悠(シマノレーシング) | +7秒 |
6位 | 岡本勝哉(TEAM BRIDGESTONE Cycling) | +17秒 |
中間スプリント賞
1回目・2回目 天野壮悠(シマノレーシング)
女子 小林あか里が独走逃げ切りで優勝
女子のレースは13周78kmで行われた。
東京パラリンピック金メダリストの杉浦佳子(TEAM EMMA Cycling)が、序盤から飛び出しを繰り返して積極的に動くも、勝負を決める動きには繋がらなず。残り4周、U23チャンピオンジャージを着る小林あか里(弱虫ペダルサイクリングチーム)が単独で飛び出し、後続との差を一気に広げる。
小林はそのままフィニッシュまで逃げ切り、2位以下に4分近い差をつけて優勝。昨年6月以来となるJフェミニンツアー2勝目を挙げた。
1回目・2回目 天野壮悠(シマノレーシング)
女子 小林あか里が独走逃げ切りで優勝
女子のレースは13周78kmで行われた。
東京パラリンピック金メダリストの杉浦佳子(TEAM EMMA Cycling)が、序盤から飛び出しを繰り返して積極的に動くも、勝負を決める動きには繋がらなず。残り4周、U23チャンピオンジャージを着る小林あか里(弱虫ペダルサイクリングチーム)が単独で飛び出し、後続との差を一気に広げる。
小林はそのままフィニッシュまで逃げ切り、2位以下に4分近い差をつけて優勝。昨年6月以来となるJフェミニンツアー2勝目を挙げた。
女子 結果(78km)
1位 | 小林あか里(弱虫ペダルサイクリングチーム) | 2時間20分43秒 |
2位 | 滝川陽希(さいたま那須サンブレイブウィメンズ) | +3分44秒 |
3位 | 岡本彩那(ブラウ・ブリッツェン) | +6分6秒 |
中間スプリント賞
1回目 古谷桜子(湾岸サイクリングユナイテッド)
2回目 小林あか里(弱虫ペダルサイクリングチーム)
text&photo:Satoru Kato
1回目 古谷桜子(湾岸サイクリングユナイテッド)
2回目 小林あか里(弱虫ペダルサイクリングチーム)
text&photo:Satoru Kato
Amazon.co.jp
【石松餃子公式店直販】石松肉餃子 B級 グルメ 名物 石松餃子 お祝い プレゼント 餃子 浜松 人気 浜松餃子 贈答用 18個 ((18粒入り) × 1箱)
石松餃子
¥1,680 (¥1,680 / 個)