2023/03/09(木) - 17:52
チャンピオンシステムがオーダーウェアラインアップに追加したPerformance長袖ジャージをテスト。ハイエンドのテクノロジーを継承したミドルグレードジャージは、今時期から秋口まで幅広いシチュエーションで活躍する着用感、通気性を備えた1着だった。
チャンピオンシステム Performance長袖ジャージ
数年前に夏用ロングスリーブジャージを導入した。理由はウェア選択が難しい春先のイベントで着用できる一着が欲しかったことに加えて、夏場に汗で流れ落ちる日焼け止めに嫌気がさしたものの、日焼けでダメージを負いたくないから。当時はチャンピオンシステムのTECHグレードで制作したのだが、サイズ感良し、使い勝手良しで大いに満足していた。
それから数年が経過し、手持ちのウェアのグレードにあたるPerformanceに長袖ジャージを試す機会を得られると聞いた時からワクワクしていた。コロナ禍が落ち着きイベントも復活したため、久々にオリジナルジャージを作ってイベントに参加したいと思っていたから、タイミング的にも願ってもない。今回借り受けたのは、手持ちのTECH長袖ジャージと同様のSサイズのレースカット。手持ちのジャージは袖部分のフィット感がちょうど良く、胴回りは厚めのアンダーウェアも着用できるほどの余裕があるという印象だった。
ラグランスリーブの袖はエアロ生地が採用されている 
襟はノーマルカラーとローカットで選べる
非常に伸縮性に富む袖の素材 
前身頃のグリッパーバンドはトップグレードと同様だ
対して今回試着したPerformance長袖ジャージは予想以上に大きめに仕立てられているためか、非常に薄手の素材がそう思わせるのかは明確ではないが、腕、胴回りともにフィット感にゆとりがある。このウェアであればXSを選択しても間違いなそう。自分ならワンサイズ下げる決断には悩まない。Sサイズでもゆったりと着たい場合は適正サイズなのだが、このウェアはピタリとフィットさせて着用することで魅力を引き出せるとテストした所感だ。
その理由は腕とボディ生地の伸縮性が非常に富んでおり、タイトにフィットさせても快適に着用できるような生地感だからだ。脇部分のメッシュや、エアロの凹凸が設けられた腕部分は特に心地よいフィット感に貢献しており、ダンシングや窮屈な前傾姿勢をとった時も生地が突っ張る感覚は一切ない。
脇は大胆なメッシュ生地を採用している
加えて生地の通気性や速乾性能も優れているため、夏用ロングスリーブで気になる汗抜けや風が体、特に腕に当たらないというネックをクリアしていることも魅力。ボディ部より袖の方が通気性に秀でているような感覚があり、風が冷えている晩冬でのテストでは腕をしっかりと冷やしてくれた。もちろんボディと脇の通気性も申し分ない。
個人的にはTECH長袖ジャージでは腕の通気性が気になっていたため、その性能とフィット感を遥かに凌駕するPerformance長袖ジャージのアームパーツはすっかり気に入ってしまった。日焼け防止の目的で長袖ジャージを選んだとしても、今まで以上に快適に過ごせそうだ。ただ気をつけて欲しいのが、長袖なので半袖より腕部分は暖かいということ。夏は長袖ジャージを使うシチュエーションを見極めて欲しい。
深めのポケットが備えられている
細かい部分の作り込みも好印象だ。前身頃の裾部分に備えられた幅広のグリッパーバンドは高いグリップ力がありライド中に体を動かしてもウェアがずれあがってこないストレスフリーを実現している。バックポケットの右端に用意された防水ポケットのジッパーは扱いやすいようにプラーが装備された。個人的にはこれは非常にウェルカムな仕様で、ジッパーが扱いにくいと防水ポケットの使用頻度が下がってしまうという経験がある。着用時もジッパーを扱いやすいのは、使い勝手向上に大きく貢献していると言っても過言ではない。
Performance長袖ジャージは、ジャケットやベストと組み合わせれば幅広いシーズンで着用できるオールラウンダー。生地の素材感と機能性、特に袖のエアロを活かすためにピタリとしたフィット感で着用することで、このジャージの魅力を引き出せるはずだ。パフォーマンスを高めたいレーサーなどにはおすすめの1着は、15,400円/1着（税込）。制作枚数などは製品ページに詳しく記載されているため、ぜひチェックしてもらいたい。
通気性と着心地が優れるチャンピオンシステムのPerformance長袖ジャージ
チャンピオンシステム Performance長袖ジャージ
素材：CS AIR LITE ファブリック（フロントパネル&リアパネル）、CS VALE LITEファブリック（袖）、CS OZONE ファブリック（サイドパネル）
オプション：ハーフカラー（無料）、ネームオプション（＋1,800円）
カットスタイル：レースカット、クラブカット
サイズ：XS、S、M、L、XL、XL、2XL、3XL、4XL
価格：15,400円（税込）
text：Gakuto Fujiwara
数年前に夏用ロングスリーブジャージを導入した。理由はウェア選択が難しい春先のイベントで着用できる一着が欲しかったことに加えて、夏場に汗で流れ落ちる日焼け止めに嫌気がさしたものの、日焼けでダメージを負いたくないから。当時はチャンピオンシステムのTECHグレードで制作したのだが、サイズ感良し、使い勝手良しで大いに満足していた。
それから数年が経過し、手持ちのウェアのグレードにあたるPerformanceに長袖ジャージを試す機会を得られると聞いた時からワクワクしていた。コロナ禍が落ち着きイベントも復活したため、久々にオリジナルジャージを作ってイベントに参加したいと思っていたから、タイミング的にも願ってもない。今回借り受けたのは、手持ちのTECH長袖ジャージと同様のSサイズのレースカット。手持ちのジャージは袖部分のフィット感がちょうど良く、胴回りは厚めのアンダーウェアも着用できるほどの余裕があるという印象だった。
対して今回試着したPerformance長袖ジャージは予想以上に大きめに仕立てられているためか、非常に薄手の素材がそう思わせるのかは明確ではないが、腕、胴回りともにフィット感にゆとりがある。このウェアであればXSを選択しても間違いなそう。自分ならワンサイズ下げる決断には悩まない。Sサイズでもゆったりと着たい場合は適正サイズなのだが、このウェアはピタリとフィットさせて着用することで魅力を引き出せるとテストした所感だ。
その理由は腕とボディ生地の伸縮性が非常に富んでおり、タイトにフィットさせても快適に着用できるような生地感だからだ。脇部分のメッシュや、エアロの凹凸が設けられた腕部分は特に心地よいフィット感に貢献しており、ダンシングや窮屈な前傾姿勢をとった時も生地が突っ張る感覚は一切ない。
加えて生地の通気性や速乾性能も優れているため、夏用ロングスリーブで気になる汗抜けや風が体、特に腕に当たらないというネックをクリアしていることも魅力。ボディ部より袖の方が通気性に秀でているような感覚があり、風が冷えている晩冬でのテストでは腕をしっかりと冷やしてくれた。もちろんボディと脇の通気性も申し分ない。
個人的にはTECH長袖ジャージでは腕の通気性が気になっていたため、その性能とフィット感を遥かに凌駕するPerformance長袖ジャージのアームパーツはすっかり気に入ってしまった。日焼け防止の目的で長袖ジャージを選んだとしても、今まで以上に快適に過ごせそうだ。ただ気をつけて欲しいのが、長袖なので半袖より腕部分は暖かいということ。夏は長袖ジャージを使うシチュエーションを見極めて欲しい。
細かい部分の作り込みも好印象だ。前身頃の裾部分に備えられた幅広のグリッパーバンドは高いグリップ力がありライド中に体を動かしてもウェアがずれあがってこないストレスフリーを実現している。バックポケットの右端に用意された防水ポケットのジッパーは扱いやすいようにプラーが装備された。個人的にはこれは非常にウェルカムな仕様で、ジッパーが扱いにくいと防水ポケットの使用頻度が下がってしまうという経験がある。着用時もジッパーを扱いやすいのは、使い勝手向上に大きく貢献していると言っても過言ではない。
Performance長袖ジャージは、ジャケットやベストと組み合わせれば幅広いシーズンで着用できるオールラウンダー。生地の素材感と機能性、特に袖のエアロを活かすためにピタリとしたフィット感で着用することで、このジャージの魅力を引き出せるはずだ。パフォーマンスを高めたいレーサーなどにはおすすめの1着は、15,400円/1着（税込）。制作枚数などは製品ページに詳しく記載されているため、ぜひチェックしてもらいたい。
チャンピオンシステム Performance長袖ジャージ
素材：CS AIR LITE ファブリック（フロントパネル&リアパネル）、CS VALE LITEファブリック（袖）、CS OZONE ファブリック（サイドパネル）
オプション：ハーフカラー（無料）、ネームオプション（＋1,800円）
カットスタイル：レースカット、クラブカット
サイズ：XS、S、M、L、XL、XL、2XL、3XL、4XL
価格：15,400円（税込）
text：Gakuto Fujiwara
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