昨年10月に肩の手術を受けたプリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ヴィスマ)の今シーズン初戦がティレーノ〜アドリアティコ(3月6日〜)に決定。同大会にはワウト・ファンアールト(ベルギー)も出場する。



レース復帰が決定したプリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ヴィスマ) photo:CorVos

ユンボ・ヴィスマは3月3日、イタリアを舞台にした7日間のステージレース「ティレーノ〜アドリアティコ(UCI2.UWT)」の出場メンバーを発表。プリモシュ・ログリッチ(スロベニア)やワウト・ファンアールト(ベルギー)に加え、ティシュ・ベノート (ベルギー)や新加入のディラン・ファンバーレ(オランダ)など7名が選出された。

なかでもログリッチにとってはこれが2023年シーズンの開幕戦。昨年のブエルタ・ア・エスパーニャを途中棄権して以降、ログリッチはレースから遠ざかっており、その間に左肩の骨移植手術を受けリハビリに励んでいた。そして昨年末のチームプレゼンテーションで発表された通り、今年の目標はジロ・デ・イタリアの総合優勝だ。

また同大会にはファンアールトもロードシーズンの初戦として出場する。2月上旬のシクロクロス世界選手権に出場したファンアールトはスペインで実施した高地トレーニングで体調を崩し、予定していたストラーデビアンケを回避。急遽、ログリッチと共にティレーノ〜アドリアティコへのメンバー入りが決まった。「体調はすぐに回復したものの、トレーニングに悪影響を及ぼしてしまった」とファンアールトはその理由を語っている。

本日開催されるストラーデビアンケには、ファンアールトに代わりベノートがエースを務め、新加入でハンガリー王者のアッティラ・ヴァルテルがアシストするため好成績が期待される。
ユンボ・ヴィスマのティレーノ〜アドリアティコ2023出場メンバー
ワウト・ファンアールト(ベルギー)
プリモシュ・ログリッチ(スロベニア)
ウィルコ・ケルデルマン(オランダ)
クーン・ボウマン(オランダ)
ティシュ・ベノート (ベルギー)
アッティラ・ヴァルテル(ハンガリー)
ディラン・ファンバーレ(オランダ)
text:Sotaro.Arakawa