2023/02/22(水) - 09:13
第5回UAEツアー第2ステージは2日連続で僅差に。17.3kmのチームタイムトライアルでEFエデュケーション・イージーポストを1秒上回ったスーダル・クイックステップが勝利し、ルーク・プラップ(オーストラリア、イネオス・グレナディアーズ)が総合首位に立った。
スタート3kmで横風分断が発生し、ティム・メルリール(ベルギー、スーダル・クイックステップ)がカレブ・ユアン(オーストラリア、ロット・デスティニー)を同着フィニッシュで制する濃密なレースで開幕した第5回UAEツアー。その翌日の第2ステージは17.3kmのチームタイムトライアルだ。
舞台となるのはペルシャ湾に突き出たコンテナ港であるカリファ・ポート。ド平坦な9km弱のコースを2周するシンプルなレイアウトだが、前日と同様に風が選手たちを苦しめた。
初日終了時点でチーム総合が最下位のUAEチームエミレーツがスタートし、それ以降のチームにとって基準となる18分33秒(平均時速55.957km)でフィニッシュ。しかしすぐさま南アフリカTT王者であるステファン・デボッドを擁するEFエデュケーション・イージーポストが18分18秒(平均時速56.721km)というタイムを叩き出し、そこから長時間ホットシートに座ることとなった。
その後スタートしたチームDSMやジェイコ・アルウラーはUAEのタイムは上回ったものの、EFには届かない。そしてこの日の優勝候補に挙げられたイネオス・グレナディアーズが僅か3秒遅れでフィニッシュすると、ホットシートのEFの選手たちは拍手と歓声を上げて喜んだ。
総合優勝を狙うペリョ・ビルバオ(スペイン)のバーレーン・ヴィクトリアスもEFには3秒届かず、最終出走チームであるスーダル・クイックステップがスタートを切る。6.8kmに設定された中間計測地点のタイムはEFから10秒遅れだったクイックステップは、リーダージャージを着用するメルリールが隊列から外れ、コース後半からレムコ・エヴェネプール(ベルギー)が高速牽引を披露した。
そして「向かい風は我慢して力を溜め、追い風は全力で踏み込む。特に最後の1kmで2度、隊列先頭を全力で引いて時速70kmに達した区間もあった」と語ったエヴェネプールのクイックステップが、EFのタイムを僅か1秒上回る18分17秒(平均時速56.773km)でフィニッシュラインに到着した。
「良いチームTTをすることが目標だった。だからまさか勝てるとは思ってもいなかったよ。常に風向きが変わり、複雑なコースも多いトリッキーなコースだった。だが僕たちはプラン通り冷静な走りができた。僕にとってチームTTで挙げた初めての勝利なので特別な気持ちがするし、何よりも今後の自信につながるよ」とエヴェネプールは喜びを語った。
この結果エヴェネプールは総合2位に浮上し、リーダージャージは前日に中間スプリントでボーナスタイムを加算したルーク・プラップ(オーストラリア、イネオス・グレナディアーズ)の手に。「アナウンスされるまでこの結果に気づかなかった。今日の僕らは良い走りができた。18歳のジョシュア・ターリングは次のフィリッポ・ガンナになりうる選手だし、(アイアンマンレースの選手でもある)キャメロン・ワーフはTTバイクの経験が豊富だ。明日以降も頑張りたい」とプラップはコメントしている。
翌日は平均5.4%と緩斜面勾配ながら、実に21km以上も登坂が続く「ジュベルジャイス」にフィニッシュする山岳ステージ。総合2連覇しているタデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ)が不在のなか、今大会最初のクライマーバトルが繰り広げられる。
スタート3kmで横風分断が発生し、ティム・メルリール(ベルギー、スーダル・クイックステップ)がカレブ・ユアン(オーストラリア、ロット・デスティニー)を同着フィニッシュで制する濃密なレースで開幕した第5回UAEツアー。その翌日の第2ステージは17.3kmのチームタイムトライアルだ。
舞台となるのはペルシャ湾に突き出たコンテナ港であるカリファ・ポート。ド平坦な9km弱のコースを2周するシンプルなレイアウトだが、前日と同様に風が選手たちを苦しめた。
初日終了時点でチーム総合が最下位のUAEチームエミレーツがスタートし、それ以降のチームにとって基準となる18分33秒(平均時速55.957km)でフィニッシュ。しかしすぐさま南アフリカTT王者であるステファン・デボッドを擁するEFエデュケーション・イージーポストが18分18秒(平均時速56.721km)というタイムを叩き出し、そこから長時間ホットシートに座ることとなった。
その後スタートしたチームDSMやジェイコ・アルウラーはUAEのタイムは上回ったものの、EFには届かない。そしてこの日の優勝候補に挙げられたイネオス・グレナディアーズが僅か3秒遅れでフィニッシュすると、ホットシートのEFの選手たちは拍手と歓声を上げて喜んだ。
総合優勝を狙うペリョ・ビルバオ(スペイン)のバーレーン・ヴィクトリアスもEFには3秒届かず、最終出走チームであるスーダル・クイックステップがスタートを切る。6.8kmに設定された中間計測地点のタイムはEFから10秒遅れだったクイックステップは、リーダージャージを着用するメルリールが隊列から外れ、コース後半からレムコ・エヴェネプール(ベルギー)が高速牽引を披露した。
そして「向かい風は我慢して力を溜め、追い風は全力で踏み込む。特に最後の1kmで2度、隊列先頭を全力で引いて時速70kmに達した区間もあった」と語ったエヴェネプールのクイックステップが、EFのタイムを僅か1秒上回る18分17秒(平均時速56.773km)でフィニッシュラインに到着した。
「良いチームTTをすることが目標だった。だからまさか勝てるとは思ってもいなかったよ。常に風向きが変わり、複雑なコースも多いトリッキーなコースだった。だが僕たちはプラン通り冷静な走りができた。僕にとってチームTTで挙げた初めての勝利なので特別な気持ちがするし、何よりも今後の自信につながるよ」とエヴェネプールは喜びを語った。
この結果エヴェネプールは総合2位に浮上し、リーダージャージは前日に中間スプリントでボーナスタイムを加算したルーク・プラップ(オーストラリア、イネオス・グレナディアーズ)の手に。「アナウンスされるまでこの結果に気づかなかった。今日の僕らは良い走りができた。18歳のジョシュア・ターリングは次のフィリッポ・ガンナになりうる選手だし、(アイアンマンレースの選手でもある)キャメロン・ワーフはTTバイクの経験が豊富だ。明日以降も頑張りたい」とプラップはコメントしている。
翌日は平均5.4%と緩斜面勾配ながら、実に21km以上も登坂が続く「ジュベルジャイス」にフィニッシュする山岳ステージ。総合2連覇しているタデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ)が不在のなか、今大会最初のクライマーバトルが繰り広げられる。
UAEツアー2023第2ステージ結果
1位 | スーダル・クイックステップ | 18:17 |
2位 | EFエデュケーション・イージーポスト | +0:01 |
3位 | イネオス・グレナディアーズ | +0:03 |
4位 | バーレーン・ヴィクトリアス | +0:04 |
5位 | ジェイコ・アルウラー | +0:05 |
6位 | チームDSM | +0:10 |
7位 | ボーラ・ハンスグローエ | +0:15 |
8位 | UAEチームエミレーツ | +0:16 |
9位 | アスタナ・カザフスタン | +0:17 |
10位 | トレック・セガフレード | +0:19 |
個人総合成績
1位 | ルーク・プラップ(オーストラリア、イネオス・グレナディアーズ) | 3:35:50 |
2位 | レムコ・エヴェネプール(ベルギー、スーダル・クイックステップ) | |
3位 | ニキアス・アルント(ドイツ、バーレーン・ヴィクトリアス) | +0:03 |
4位 | ペリョ・ビルバオ(スペイン、バーレーン・ヴィクトリアス) | +0:04 |
5位 | マーク・カヴェンディッシュ(イギリス、アスタナ・カザフスタン) | +0:15 |
6位 | ケース・ボル(オランダ、アスタナ・カザフスタン) | +0:21 |
7位 | オラフ・コーイ(オランダ、ユンボ・ヴィスマ) | +0:23 |
8位 | ベルト・ファンレルベルフ(ベルギー、スーダル・クイックステップ) | +0:29 |
9位 | ティム・メルリール(ベルギー、スーダル・クイックステップ) | +0:30 |
10位 | ジャラッド・ドリズナーズ(オーストラリア、ロット・デスティニー) | +0:50 |
その他の特別賞
ポイント賞 | ティム・メルリール(ベルギー、スーダル・クイックステップ) |
ヤングライダー賞 | ルーク・プラップ(オーストラリア、イネオス・グレナディアーズ) |
チーム総合成績 | スーダル・クイックステップ |
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
photo:CorVos
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