2023/02/20(月) - 09:45
ブエルタ・ア・アンダルシア最終日にオマール・フライレ(スペイン、イネオス・グレナディアーズ)がコーヴィをマッチスプリントで下し、UAEチームエミレーツの区間全勝を阻止。タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ)は危なげなく総合優勝に輝いた。
スペインの南部アンダルシア地方を舞台とした、ルタ・デル・ソルことブエルタ・ア・アンダルシア(UCI2.Pro)も最終日を迎えた。コースはオトゥラからアラウリン・デ・ラ・トレに至る184.3km。中盤に1級山岳プエルト・デル・ソル(距離17.3km/平均4.9%)が登場し、その後は緩やかに下りながら残り31km地点に3級山岳ロス・ヌネズ(距離4.5km/平均5.9%)を越え、フィニッシュ手前の短い丘まで平坦路が続いていく。
ここまでUAEチームエミレーツが4戦全勝し、チームによる全ステージ制覇とタデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ)の総合優勝に注目が集まるなか102名がスタートを切る。レース序盤から地元チームのシャビエル・イササ(スペイン、エウスカルテル・エウスカディ)ら3名が飛び出し、そこに前日も逃げたパスカル・エインコールン(オランダ、ロット・デスティニー)やワールドチーム昇格後いまだ勝利のないアルペシン・ドゥクーニンクのドリース・デボント(ベルギー)ら、4名が合流した。
メイン集団はモビスターやボーラ・ハンスグローエが牽引を担当する。一時は逃げグループに3分半のリードを与えたものの、1級山岳プエルト・デル・ソルの通過を境にタイム差は縮小。ポガチャルに1分18秒遅れの総合2位につけるミケル・ランダ(スペイン)擁するバーレーン・ヴィクトリアスも集団先頭でペースを作ったため、その差は残り8.5km地点でゼロになった。
モビスターの高速牽引から、プロトンは残り2km地点に設定されたラウンドアバウトで最短距離を選んだUAEチームエミレーツが先頭へ。そして残り1.5kmでポガチャルが牽引を始め、続いて3日目勝者のティム・ウェレンス(ベルギー)からアレッサンドロ・コーヴィ(イタリア)が発進。しかしその動きを利用したオマール・フライレ(スペイン、イネオス・グレナディアーズ)が最終ストレートでコーヴィを抜き、UAEから勝利を奪い取った。
UAEによる区間全勝を阻止し、地元スペインの意地を見せつけたフライレ。昨年アスタナからイネオスに加入した元スペイン王者のフライレにとって、意外にもこれが移籍後初勝利となった。
総合上位勢がほぼ全員タイム差なしでフィニッシュしたため、ポガチャルが第69代ブエルタ・ア・アンダルシア総合優勝者に輝いた。「1週間に渡って僕らは完璧な走りを見せることができた。僕自身やチームのコンディションに非常に満足している。この結果(区間3勝)については少し驚いているが、自分自身の調子の良さは感じていた。次のレースでもこの調子のままであることを望んでいるが、まだシーズンは始まったばかりだ」とリーダージャージに加え、ポイント賞も獲得したポガチャルは語った。
ポガチャルはこの後、2連覇のかかるストラーデビアンケ(3月4日)を経て翌日に開幕するパリ〜ニース(3月5-12日)に出場予定だ。
総合2位にはランダが入り、昨年のプロ初勝利から躍進するサンティアゴ・ブイトラゴ(コロンビア、バーレーン・ヴィクトリアス)が3位で表彰台に上がっている。
スペインの南部アンダルシア地方を舞台とした、ルタ・デル・ソルことブエルタ・ア・アンダルシア(UCI2.Pro)も最終日を迎えた。コースはオトゥラからアラウリン・デ・ラ・トレに至る184.3km。中盤に1級山岳プエルト・デル・ソル(距離17.3km/平均4.9%)が登場し、その後は緩やかに下りながら残り31km地点に3級山岳ロス・ヌネズ(距離4.5km/平均5.9%)を越え、フィニッシュ手前の短い丘まで平坦路が続いていく。
ここまでUAEチームエミレーツが4戦全勝し、チームによる全ステージ制覇とタデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ)の総合優勝に注目が集まるなか102名がスタートを切る。レース序盤から地元チームのシャビエル・イササ(スペイン、エウスカルテル・エウスカディ)ら3名が飛び出し、そこに前日も逃げたパスカル・エインコールン(オランダ、ロット・デスティニー)やワールドチーム昇格後いまだ勝利のないアルペシン・ドゥクーニンクのドリース・デボント(ベルギー)ら、4名が合流した。
メイン集団はモビスターやボーラ・ハンスグローエが牽引を担当する。一時は逃げグループに3分半のリードを与えたものの、1級山岳プエルト・デル・ソルの通過を境にタイム差は縮小。ポガチャルに1分18秒遅れの総合2位につけるミケル・ランダ(スペイン)擁するバーレーン・ヴィクトリアスも集団先頭でペースを作ったため、その差は残り8.5km地点でゼロになった。
モビスターの高速牽引から、プロトンは残り2km地点に設定されたラウンドアバウトで最短距離を選んだUAEチームエミレーツが先頭へ。そして残り1.5kmでポガチャルが牽引を始め、続いて3日目勝者のティム・ウェレンス(ベルギー)からアレッサンドロ・コーヴィ(イタリア)が発進。しかしその動きを利用したオマール・フライレ(スペイン、イネオス・グレナディアーズ)が最終ストレートでコーヴィを抜き、UAEから勝利を奪い取った。
UAEによる区間全勝を阻止し、地元スペインの意地を見せつけたフライレ。昨年アスタナからイネオスに加入した元スペイン王者のフライレにとって、意外にもこれが移籍後初勝利となった。
総合上位勢がほぼ全員タイム差なしでフィニッシュしたため、ポガチャルが第69代ブエルタ・ア・アンダルシア総合優勝者に輝いた。「1週間に渡って僕らは完璧な走りを見せることができた。僕自身やチームのコンディションに非常に満足している。この結果(区間3勝)については少し驚いているが、自分自身の調子の良さは感じていた。次のレースでもこの調子のままであることを望んでいるが、まだシーズンは始まったばかりだ」とリーダージャージに加え、ポイント賞も獲得したポガチャルは語った。
ポガチャルはこの後、2連覇のかかるストラーデビアンケ(3月4日)を経て翌日に開幕するパリ〜ニース(3月5-12日)に出場予定だ。
総合2位にはランダが入り、昨年のプロ初勝利から躍進するサンティアゴ・ブイトラゴ(コロンビア、バーレーン・ヴィクトリアス)が3位で表彰台に上がっている。
ブエルタ・ア・アンダルシア2023第5ステージ結果
1位 | オマール・フライレ(スペイン、イネオス・グレナディアーズ) | 4:27:59 |
2位 | アレッサンドロ・コーヴィ(イタリア、UAEチームエミレーツ) | |
3位 | アンドレア・パスクアロン(イタリア、バーレーン・ヴィクトリアス) | |
4位 | アンドレアス・クロン(デンマーク、ロット・デスティニー) | |
5位 | ニック・シュルツ(オーストラリア、イスラエル・プレミアテック) | |
6位 | セラーノ・ゴンサロ(スペイン、モビスター) | |
7位 | エドヴァルド・ボアッソンハーゲン(ノルウェー、トタルエネルジー) | |
8位 | ダミアーノ・カルーゾ(イタリア、バーレーン・ヴィクトリアス) | +0:05 |
9位 | ヘスス・エスケラ(スペイン、ブルゴスBH) | |
10位 | ロレンツォ・ロータ(イタリア、アンテルマルシェ・サーカス・ワンティ) |
個人総合成績
1位 | タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ) | 21:05:02 |
2位 | ミケル・ランダ(スペイン、バーレーン・ヴィクトリアス) | +1:18 |
3位 | サンティアゴ・ブイトラゴ(コロンビア、バーレーン・ヴィクトリアス) | +1:23 |
4位 | カルロス・ロドリゲス(スペイン、イネオス・グレナディアーズ) | +1:39 |
5位 | エンリク・マス(スペイン、モビスター) | +2:02 |
6位 | テイオ・ゲイガンハート(イギリス、イネオス・グレナディアーズ) | +2:47 |
7位 | ダミアーノ・カルーゾ(イタリア、バーレーン・ヴィクトリアス) | +3:05 |
8位 | ロレンツォ・ロータ(イタリア、アンテルマルシェ・サーカス・ワンティ) | +3:23 |
9位 | アンドレアス・クロン(デンマーク、ロット・デスティニー) | +3:40 |
10位 | パヴェル・シヴァコフ(フランス、イネオス・グレナディアーズ) | +3:57 |
その他の特別賞
ポイント賞 | タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ) |
山岳賞 | ゴツォン・マルティン(スペイン、エウスカルテル・エウスカディ) |
チーム総合成績 | イネオス・グレナディアーズ |
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
photo:CorVos
Amazon.co.jp
Surluster(シュアラスター) マイクロファイバークロス [拭き取り・仕上げ用万能クロス] S-132 & ウォッシングスポンジ [キズ防止 2層構造] S-70【セット買い】
シュアラスター(Surluster)
¥882