2023/01/30(月) - 13:30
マキシミリアーノ・リケーゼ(アルゼンチン)の引退レースとなったブエルタ・ア・サンフアン最終日。サム・ウェルスフォード(オーストラリア、チームDSM)が強豪相手に2日連続勝利を決め、ミゲルアンヘル・ロペス(コロンビア、メデリンEPM)が総合優勝に輝いた。
1週間に渡る南米アルゼンチン最大のレース、ブエルタ・ア・サンフアン(UCI2.Pro)もこの日が最終日。舞台となるのはサンフアン市街地を時計回りに巡る112kmで、7周回する16kmコースにはカテゴリー山岳がないため、すでに山岳賞が確定しているマヌエーレ・トロッツィ(イタリア、グリーンプロジェクト・バルディアーニCSF・ファイザネ)や、総合リーダージャージを着るミゲルアンヘル・ロペス(コロンビア、メデリンEPM)を先頭に133名がスタート地点に集まった。
選手らが作る花道を通り、今大会で引退するマキシミリアーノ・リケーゼ(アルゼンチンナショナルチーム)の引退セレモニーが行われたのち、現地時間17時20分にスタートが切られた。
序盤から活発なアタック合戦が繰り広げられ、その中で昨年トレック・セガフレードに加入した20歳マティアス・ヴァチェク(チェコ)を含む3名の逃げグループが容認された。沿道の大声援を受けながら突き進む3名は残り14kmまで粘ったものの、リーダーチームのメデリンEPMが牽引するメイン集団に吸収された。
逃げを捉えレースが振り出しに戻った直後、前回大会(2020年)の総合優勝者であるレムコ・エヴェネプール(ベルギー、スーダル・クイックステップ)と第3ステージの勝者クイン・シモンズ(アメリカ、トレック・セガフレード)がアタック。しかしアルカンシエルら2名による飛び出しは残り3km地点で捉えられ、モビスターからチームDSM、トタルエネルジーと目まぐるしく先頭が入れ替わりながら最終ストレートへ。
フィニッシュ手前500mでミケル・モルコフ(デンマーク、スーダル・クイックステップ)が猛然と先頭に出たものの後ろにはファビオ・ヤコブセン(オランダ)の姿はなく、ジャコモ・ニッツォーロ(イタリア、イスラエル・プレミアテック)が先んじてスプリントを開始。背後でタイミングを図っていた前日勝者のサム・ウェルスフォード(オーストラリア、チームDSM)が左から並び、右側をヤコブセンが狙った。
ヤコブセンが沿道で撮影するファンのスマートフォンとぶつかり失速するなか、ニッツォーロを鋭い加速で追い抜いたウェルスフォードが2日連続の勝利を挙げた。
「残り1kmでチームは5名を残す完璧な展開だった。この勝利は僕とチームにとってスーパースペシャルなもの。2日連続勝利はもちろん、(同日に開催された)オーストラリア(カデルエヴァンス・グレートオーシャン・ロードレース)で勝った仲間が今日という日を特別なものにしてくれた。素晴らしいシーズンの幕開けになった」とウェルスフォードは喜んだ。
そして総合優勝はアスタナを退団し、母国コロンビアのコンチネンタルチームであるメデリンEPM所属のミゲルアンヘル・ロペスの手に。「今日のような最終盤ではいつも緊張感が高まるもの。しかしチームメイトが上手く僕をコントロールしてくれた。バッドエンドとなった昨年末から十分な準備もできず臨んだので、想像を遥かに超える結果となった。本当に嬉しいよ」とロペスは喜びを語っている。
1週間に渡る南米アルゼンチン最大のレース、ブエルタ・ア・サンフアン(UCI2.Pro)もこの日が最終日。舞台となるのはサンフアン市街地を時計回りに巡る112kmで、7周回する16kmコースにはカテゴリー山岳がないため、すでに山岳賞が確定しているマヌエーレ・トロッツィ(イタリア、グリーンプロジェクト・バルディアーニCSF・ファイザネ)や、総合リーダージャージを着るミゲルアンヘル・ロペス(コロンビア、メデリンEPM)を先頭に133名がスタート地点に集まった。
選手らが作る花道を通り、今大会で引退するマキシミリアーノ・リケーゼ(アルゼンチンナショナルチーム)の引退セレモニーが行われたのち、現地時間17時20分にスタートが切られた。
序盤から活発なアタック合戦が繰り広げられ、その中で昨年トレック・セガフレードに加入した20歳マティアス・ヴァチェク(チェコ)を含む3名の逃げグループが容認された。沿道の大声援を受けながら突き進む3名は残り14kmまで粘ったものの、リーダーチームのメデリンEPMが牽引するメイン集団に吸収された。
逃げを捉えレースが振り出しに戻った直後、前回大会(2020年)の総合優勝者であるレムコ・エヴェネプール(ベルギー、スーダル・クイックステップ)と第3ステージの勝者クイン・シモンズ(アメリカ、トレック・セガフレード)がアタック。しかしアルカンシエルら2名による飛び出しは残り3km地点で捉えられ、モビスターからチームDSM、トタルエネルジーと目まぐるしく先頭が入れ替わりながら最終ストレートへ。
フィニッシュ手前500mでミケル・モルコフ(デンマーク、スーダル・クイックステップ)が猛然と先頭に出たものの後ろにはファビオ・ヤコブセン(オランダ)の姿はなく、ジャコモ・ニッツォーロ(イタリア、イスラエル・プレミアテック)が先んじてスプリントを開始。背後でタイミングを図っていた前日勝者のサム・ウェルスフォード(オーストラリア、チームDSM)が左から並び、右側をヤコブセンが狙った。
ヤコブセンが沿道で撮影するファンのスマートフォンとぶつかり失速するなか、ニッツォーロを鋭い加速で追い抜いたウェルスフォードが2日連続の勝利を挙げた。
「残り1kmでチームは5名を残す完璧な展開だった。この勝利は僕とチームにとってスーパースペシャルなもの。2日連続勝利はもちろん、(同日に開催された)オーストラリア(カデルエヴァンス・グレートオーシャン・ロードレース)で勝った仲間が今日という日を特別なものにしてくれた。素晴らしいシーズンの幕開けになった」とウェルスフォードは喜んだ。
そして総合優勝はアスタナを退団し、母国コロンビアのコンチネンタルチームであるメデリンEPM所属のミゲルアンヘル・ロペスの手に。「今日のような最終盤ではいつも緊張感が高まるもの。しかしチームメイトが上手く僕をコントロールしてくれた。バッドエンドとなった昨年末から十分な準備もできず臨んだので、想像を遥かに超える結果となった。本当に嬉しいよ」とロペスは喜びを語っている。
ブエルタ・ア・サンフアン2023第7ステージ結果
1位 | サム・ウェルスフォード(オーストラリア、チームDSM) | 2:23:41 |
2位 | ファビオ・ヤコブセン(オランダ、スーダル・クイックステップ) | |
3位 | ジャコモ・ニッツォーロ(イタリア、イスラエル・プレミアテック) | |
4位 | エフゲニー・ギディッチ(カザフスタン、アスタナ・カザフスタン) | |
5位 | ダニー・ファンポッペル(オランダ、ボーラ・ハンスグローエ) | |
6位 | アッティリオ・ヴィヴィアーニ(イタリア、チーム・コラテック) | |
7位 | ジョヴァンニ・ロナルディ(イタリア、エオーロ・コメタ) | |
8位 | ペテル・サガン(スロバキア、トタルエネルジー) | |
9位 | ジョン・アベラストゥリ(スペイン、トレック・セガフレード) | |
10位 | エンリーコ・ザノンチェッロ(イタリア、グリーンプロジェクト・バルディアーニCSF・ファイザネ) |
個人総合成績
1位 | ミゲルアンヘル・ロペス(コロンビア、メデリンEPM) | 25:40:57 |
2位 | フィリッポ・ガンナ(イタリア、イネオス・グレナディアーズ) | +0:30 |
3位 | セルヒオ・イギータ(コロンビア、ボーラ・ハンスグローエ) | +0:44 |
4位 | エガン・ベルナル(コロンビア、イネオス・グレナディアーズ) | +0:50 |
5位 | エイネルアウグスト・ルビオ(コロンビア、モビスター) | +1:01 |
6位 | ブランドン・リベラ(コロンビア、イネオス・グレナディアーズ) | +1:19 |
7位 | セサル・ニコラスパレデス(コロンビア、サンディコ・デ・エンペレアドスプビリコス・オブ・サンフアン) | |
8位 | マシュー・リッチテッロ(アメリカ、イスラエル・プレミアテック) | +1:30 |
9位 | レムコ・エヴェネプール(ベルギー、スーダル・クイックステップ) | +1:41 |
10位 | クイン・シモンズ(アメリカ、トレック・セガフレード) | +1:46 |
その他の特別賞
山岳賞 | マヌエーレ・トロッツィ(イタリア、グリーンプロジェクト・バルディアーニCSF・ファイザネ) |
ヤングライダー賞 | マシュー・リッチテッロ(アメリカ、イスラエル・プレミアテック) |
チーム総合成績 | イネオス・グレナディアーズ |
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
photo:CorVos
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