2023/01/29(日) - 12:58
世界選手権まで1週間。織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)が出場したX2Oトロフェー第6戦でワウト・ファンアールト(ベルギー、ユンボ・ヴィスマ)とフェム・ファンエンペル(オランダ、ユンボ・ヴィスマ)が圧勝した。
女子:欧州王者ファンエンペルが圧勝
シクロクロス世界選手権を1週間後に控え、各注目選手のコンディションが気になるタイミング。そんな中ベルギーのハンメではX2Oバドカマートロフェー第6戦が開催され、トップ選手たちがファンの前で仕上がり具合を披露した。
女子レースで圧勝したのは欧州王者のフェム・ファンエンペル(オランダ、ユンボ・ヴィスマ)。ライバルのパック・ピーテルス(オランダ、アルペシン・ドゥクーニンク)不在のレースで序盤からハイペースを刻み、シリン・ファンアンローイ(オランダ、バロワーズ・トレック・ライオンズ)の追走を寄せ付けず勝利した。
ファンエンペルはスペインで開催されたワールドカップを制して総合優勝を決めたため、翌日日曜日のワールドカップ最終戦ではなく、このX2Oトロフェーを世界選手権前の最終レースに変更。2位に1分14秒という大差をつけ、自身挑戦となるエリートカテゴリー王座獲得に向けて弾みをつけている。
男子:ファンアールトが世界選手権に向けて弾み
ベルギーチャンピオンの座をマイケル・ファントーレンハウト(パウェルスサウゼン・ビンゴール)譲り、アルカンシエル奪還を狙うワウト・ファンアールト(ベルギー、ユンボ・ヴィスマ)が出場(マチュー・ファンデルプールは不出場)。すでに欧州入りしている全日本王者の織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)もファンアールトの斜め後ろでスタートを切った。
この日もまた、ファンアールトの走りは圧倒的だった。ファントーレンハウトやラース・ファンデルハール(オランダ、バロワーズ・トレック・ライオンズ)といった強豪勢をレース序盤で千切って独走し、パワーが求められる泥コンディションを飛ぶように走る。「本当に調子が良く独走に持込めたよ。その分ずっと1人で走るのはキツかったけれど、厳しいレースでの良いテストになった」と言うファンアールトに待ったをかける選手は現れなかった。
「レース中何度かミスをしてしまったが、その度に気合を入れ直して集中力を取り戻したんだ。明日もう一戦走ってから休み、来週に備えたい」とファンアールトは話している。
また、途中落車した織田は多少の怪我を負いながらもすぐにレース復帰したが、22位でフルラップ完走できなかった。梶鉄輝(JPF)は25位だった。
「砂利の区間で転んだので結構痛かったですが、今は大丈夫です。スタートは良かったですが、ピット前の重たい泥区間でバイクを進ませることができず、泥に翻弄されました。1周目の感覚は結構良かったのでコース環境に上手く合わせられたらなと思います」と織田は世界選手権に向けて前向きなコメントをしてくれた。
女子:欧州王者ファンエンペルが圧勝
シクロクロス世界選手権を1週間後に控え、各注目選手のコンディションが気になるタイミング。そんな中ベルギーのハンメではX2Oバドカマートロフェー第6戦が開催され、トップ選手たちがファンの前で仕上がり具合を披露した。
女子レースで圧勝したのは欧州王者のフェム・ファンエンペル(オランダ、ユンボ・ヴィスマ)。ライバルのパック・ピーテルス(オランダ、アルペシン・ドゥクーニンク)不在のレースで序盤からハイペースを刻み、シリン・ファンアンローイ(オランダ、バロワーズ・トレック・ライオンズ)の追走を寄せ付けず勝利した。
ファンエンペルはスペインで開催されたワールドカップを制して総合優勝を決めたため、翌日日曜日のワールドカップ最終戦ではなく、このX2Oトロフェーを世界選手権前の最終レースに変更。2位に1分14秒という大差をつけ、自身挑戦となるエリートカテゴリー王座獲得に向けて弾みをつけている。
男子:ファンアールトが世界選手権に向けて弾み
ベルギーチャンピオンの座をマイケル・ファントーレンハウト(パウェルスサウゼン・ビンゴール)譲り、アルカンシエル奪還を狙うワウト・ファンアールト(ベルギー、ユンボ・ヴィスマ)が出場(マチュー・ファンデルプールは不出場)。すでに欧州入りしている全日本王者の織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)もファンアールトの斜め後ろでスタートを切った。
この日もまた、ファンアールトの走りは圧倒的だった。ファントーレンハウトやラース・ファンデルハール(オランダ、バロワーズ・トレック・ライオンズ)といった強豪勢をレース序盤で千切って独走し、パワーが求められる泥コンディションを飛ぶように走る。「本当に調子が良く独走に持込めたよ。その分ずっと1人で走るのはキツかったけれど、厳しいレースでの良いテストになった」と言うファンアールトに待ったをかける選手は現れなかった。
「レース中何度かミスをしてしまったが、その度に気合を入れ直して集中力を取り戻したんだ。明日もう一戦走ってから休み、来週に備えたい」とファンアールトは話している。
また、途中落車した織田は多少の怪我を負いながらもすぐにレース復帰したが、22位でフルラップ完走できなかった。梶鉄輝(JPF)は25位だった。
「砂利の区間で転んだので結構痛かったですが、今は大丈夫です。スタートは良かったですが、ピット前の重たい泥区間でバイクを進ませることができず、泥に翻弄されました。1周目の感覚は結構良かったのでコース環境に上手く合わせられたらなと思います」と織田は世界選手権に向けて前向きなコメントをしてくれた。
X2Oバドカマートロフェー2022-2023第6戦女子結果
1位 | フェム・ファンエンペル(オランダ、ユンボ・ヴィスマ) | 45:07 |
2位 | シリン・ファンアンローイ(オランダ、バロワーズ・トレック・ライオンズ) | +1:15 |
3位 | セイリン・アルバラード(オランダ、アルペシン・ドゥクーニンク) | +1:31 |
4位 | ルシンダ・ブラント(オランダ、バロワーズ・トレック・ライオンズ) | +1:46 |
5位 | デニセ・ベッツェマ(オランダ、パウェルスサウゼン・ビンゴール) | +2:32 |
6位 | アニック・ファンアルフェン(オランダ、777) | +3:34 |
7位 | マリオン・ノーブルリブロール(ベルギー、クレラン・フリスタッズ) | +4:06 |
8位 | ローレン・モーレングラーフ(オランダ) | +4:08 |
9位 | レオニー・ベントフェルド(オランダ、パウェルスサウゼン・ビンゴール) | +4:47 |
10位 | フランチェスカ・バローニ(イタリア、ピセイ・グループT.O.M.) | +5:59 |
X2Oバドカマートロフェー2022-2023第6戦男子エリート結果
1位 | ワウト・ファンアールト(ベルギー、ユンボ・ヴィスマ) | 1:00:58 |
2位 | エリ・イゼルビット(ベルギー、パウェルスサウゼン・ビンゴール) | +0:47 |
3位 | マイケル・ファントーレンハウト(ベルギー、パウェルスサウゼン・ビンゴール) | +0:52 |
4位 | ピム・ロンハール(オランダ、バロワーズ・トレック・ライオンズ) | +1:07 |
5位 | ラース・ファンデルハール(オランダ、バロワーズ・トレック・ライオンズ) | +1:31 |
6位 | キャメロン・メイソン(イギリス、トリニティレーシング) | +1:56 |
7位 | ヴィンセント・バスタンス(ベルギー) | +3:24 |
8位 | ランダー・ロックス(ベルギー、デスハフト・ヘンス・マース) | +3:51 |
9位 | アルネ・ヴラクテン(ベルギー) | +4:08 |
10位 | イェントル・ベカールト(ベルギー、バロワーズ・トレック・ライオンズ) | +4:11 |
text:So.Isobe
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