2023/01/22(日) - 09:30
横風が集団2つに分断したサントス・ツアー・ダウンアンダー第4ステージ。最終日前日にして今大会最後のスプリントバトルをブライアン・コカール(フランス、コフィディス)が制し、49勝目にしてようやくのワールドツアー初勝利を掴み取った。
最終日を翌日に控えたサントス・ツアー・ダウンアンダー第4ステージは、お馴染みポートウィランガを出発しウィランガにフィニッシュする133.2kmで争われた。コース途中にウィロンガヒルは登場するものの、名物の急坂ではなく最大勾配5.6%の「ローワー(低め)」と名のつく登り。翌日が獲得標高差3,100mを超える山岳ステージのため、スプリンターによる大会最後のスピードバトルが繰り広げられた。
ニュートラル走行終了とともに逃げたのは、3度目のアタックが決まったヨナス・ルッチ(ドイツ、EFエデュケーション・イージーポスト)とダリル・インピー(南アフリカ、イスラエル・プレミアテック)。過去に総合2連覇(2018、19年)し、今年限りで引退するインピーとルッチの2人はプロトンに3分弱のタイム差を付けた。
メイン集団のコントロールを担ったのはリーダージャージを擁するUAEチームエミレーツ。連日のように吹き付ける強風はこの日も健在で、残り77km地点からメイン集団が2つに分断し、マイケル・マシューズ(オーストラリア、ジェイコ・アルウラー)やカレブ・ユアン(オーストラリアナショナルチーム)などこの日の優勝候補や総合勢を含む第一追走集団が形成された。
この集団分裂の直後、混沌とした前方集団ではタージ・ジョーンズ(オーストラリア、イスラエル・プレミアテック)が落車。コービン・ストロング(ニュージーランド)のリードアウト役を務めるジョーンズは背中を痛めたものの、再び乗車しグルペットで無事フィニッシュラインにたどり着いている。
2つあるこの日の山岳ポイントでは、総合リーダージェイ・ヴァイン(オーストラリア、UAEチームエミレーツ)の繰り下げで山岳賞ジャージを着るミッケルフレーリク・ホノレ(デンマーク、EFエデュケーション・イージーポスト)が積極的にポイントを加算する。その結果ホノレは1ポイント差でヴァインを上回り、山岳賞ジャージを正式に自分のものにしている。
第1ステージの勝者フィル・バウハウス(ドイツ、バーレーン・ヴィクトリアス)やカーデン・グローブス(オーストラリア、アルペシン・ドゥクーニンク)が取り残された第2集団は、再び吹き付けた横風などにより最後まで30秒差を詰め切ることはできなかった。そして敢闘賞を獲得したインピーら2人を飲み込んだ第一集団は、ブライアン・コカール(フランス、コフィディス)の牽引役であるアレクシー・ルナール(フランス)を先頭に最終ストレートに突入した。
トレック・セガフレードのリードアウトからスプリントバトルが幕開けると思いきや、残り250mからコカールが先んじてスプリントを開始する。この虚を突くタイミングでの飛び出しにマシューズや単騎のハンデを負うユアンはもちろん、ストロングの加速も届かない。そしてその背後を取ったアルベルト・ベッティオル(イタリア、EFエデュケーション・イージーポスト)も引き寄せない圧巻のスピードを見せつけたコカールが、ツアー・ダウンアンダー第4ステージの勝者に輝いた。
プロ11年目、通算49勝目にしてようやく掴んだワールドツアーでの勝利。「ずっと手に入れることのできなかったワールドツアー勝利を、このチームで今シーズンに”アンロック(解除)”したいと思っていた。ようやく達成できたという安堵はあるものの、いまは喜びの方が少しだけ上回っている」とコカール。「第1集団で僕をアシストしてくれたアレクシー・ルナールに感謝したい。最後は一切の躊躇なく踏み込むだけだった」と30歳のフレンチスプリンターは喜んだ。
2位には初日プロローグ勝者ベッティオルが入り、ポイント賞ジャージをキープしながらも6位に沈んだマシューズは「今日の勝利を強く望んでいたが、残念ながら脚がなかった。チームは僕を信じてくれ、レースを厳しくするためチームメイトも頑張ってくれた。足りないのは僕の脚だけだった」と悔しさを素直に表現した。
本日行われるツアー・ダウンアンダー最終日(第5ステージ)は114kmと短い距離ながら獲得標高差3,100mを超える山岳ステージ。2km弱の登坂距離と平均7.3%(最大13.3%)のマウント・ロフティをスタート直後から5度登るタフなレイアウトになっており、そこで第23代総合優勝者が決定する。
最終日を翌日に控えたサントス・ツアー・ダウンアンダー第4ステージは、お馴染みポートウィランガを出発しウィランガにフィニッシュする133.2kmで争われた。コース途中にウィロンガヒルは登場するものの、名物の急坂ではなく最大勾配5.6%の「ローワー(低め)」と名のつく登り。翌日が獲得標高差3,100mを超える山岳ステージのため、スプリンターによる大会最後のスピードバトルが繰り広げられた。
ニュートラル走行終了とともに逃げたのは、3度目のアタックが決まったヨナス・ルッチ(ドイツ、EFエデュケーション・イージーポスト)とダリル・インピー(南アフリカ、イスラエル・プレミアテック)。過去に総合2連覇(2018、19年)し、今年限りで引退するインピーとルッチの2人はプロトンに3分弱のタイム差を付けた。
メイン集団のコントロールを担ったのはリーダージャージを擁するUAEチームエミレーツ。連日のように吹き付ける強風はこの日も健在で、残り77km地点からメイン集団が2つに分断し、マイケル・マシューズ(オーストラリア、ジェイコ・アルウラー)やカレブ・ユアン(オーストラリアナショナルチーム)などこの日の優勝候補や総合勢を含む第一追走集団が形成された。
この集団分裂の直後、混沌とした前方集団ではタージ・ジョーンズ(オーストラリア、イスラエル・プレミアテック)が落車。コービン・ストロング(ニュージーランド)のリードアウト役を務めるジョーンズは背中を痛めたものの、再び乗車しグルペットで無事フィニッシュラインにたどり着いている。
2つあるこの日の山岳ポイントでは、総合リーダージェイ・ヴァイン(オーストラリア、UAEチームエミレーツ)の繰り下げで山岳賞ジャージを着るミッケルフレーリク・ホノレ(デンマーク、EFエデュケーション・イージーポスト)が積極的にポイントを加算する。その結果ホノレは1ポイント差でヴァインを上回り、山岳賞ジャージを正式に自分のものにしている。
第1ステージの勝者フィル・バウハウス(ドイツ、バーレーン・ヴィクトリアス)やカーデン・グローブス(オーストラリア、アルペシン・ドゥクーニンク)が取り残された第2集団は、再び吹き付けた横風などにより最後まで30秒差を詰め切ることはできなかった。そして敢闘賞を獲得したインピーら2人を飲み込んだ第一集団は、ブライアン・コカール(フランス、コフィディス)の牽引役であるアレクシー・ルナール(フランス)を先頭に最終ストレートに突入した。
トレック・セガフレードのリードアウトからスプリントバトルが幕開けると思いきや、残り250mからコカールが先んじてスプリントを開始する。この虚を突くタイミングでの飛び出しにマシューズや単騎のハンデを負うユアンはもちろん、ストロングの加速も届かない。そしてその背後を取ったアルベルト・ベッティオル(イタリア、EFエデュケーション・イージーポスト)も引き寄せない圧巻のスピードを見せつけたコカールが、ツアー・ダウンアンダー第4ステージの勝者に輝いた。
プロ11年目、通算49勝目にしてようやく掴んだワールドツアーでの勝利。「ずっと手に入れることのできなかったワールドツアー勝利を、このチームで今シーズンに”アンロック(解除)”したいと思っていた。ようやく達成できたという安堵はあるものの、いまは喜びの方が少しだけ上回っている」とコカール。「第1集団で僕をアシストしてくれたアレクシー・ルナールに感謝したい。最後は一切の躊躇なく踏み込むだけだった」と30歳のフレンチスプリンターは喜んだ。
2位には初日プロローグ勝者ベッティオルが入り、ポイント賞ジャージをキープしながらも6位に沈んだマシューズは「今日の勝利を強く望んでいたが、残念ながら脚がなかった。チームは僕を信じてくれ、レースを厳しくするためチームメイトも頑張ってくれた。足りないのは僕の脚だけだった」と悔しさを素直に表現した。
本日行われるツアー・ダウンアンダー最終日(第5ステージ)は114kmと短い距離ながら獲得標高差3,100mを超える山岳ステージ。2km弱の登坂距離と平均7.3%(最大13.3%)のマウント・ロフティをスタート直後から5度登るタフなレイアウトになっており、そこで第23代総合優勝者が決定する。
サントス・ツアー・ダウンアンダー2023第4ステージ結果
1位 | ブライアン・コカール(フランス、コフィディス) | 2:53:41 |
2位 | アルベルト・ベッティオル(イタリア、EFエデュケーション・イージーポスト) | |
3位 | ユーゴ・パージュ(フランス、アンテルマルシェ・サーカス・ワンティ) | |
4位 | ポール・ペンウェット(フランス、グルパマFDJ) | |
5位 | コービン・ストロング(ニュージーランド、イスラエル・プレミアテック) | |
6位 | マイケル・マシューズ(オーストラリア、ジェイコ・アルウラー) | |
7位 | ドリアン・ゴドン(フランス、AG2Rシトロエン) | |
8位 | マリウス・マイヤーホーファー(ドイツ、チームDSM) | |
9位 | キム・ハイドゥク(ドイツ、イネオス・グレナディアーズ) | |
10位 | カレブ・ユアン(オーストラリアナショナルチーム) |
個人総合成績
1位 | ジェイ・ヴァイン(オーストラリア、UAEチームエミレーツ) | 13:26:31 |
2位 | サイモン・イェーツ(イギリス、ジェイコ・アルウラー) | +0:15 |
3位 | ペリョ・ビルバオ(スペイン、バーレーン・ヴィクトリアス) | |
4位 | マグナス・シェフィールド(アメリカ、イネオス・グレナディアーズ) | +0:45 |
5位 | マウロ・シュミット(スイス、スーダル・クイックステップ) | +0:46 |
6位 | イーサン・ヘイター(イギリス、イネオス・グレナディアーズ) | +0:50 |
7位 | スヴェンエリック・ビーストルム(ノルウェー、アンテルマルシェ・サーカス・ワンティ) | +0:54 |
8位 | ユーゴ・パージュ(フランス、アンテルマルシェ・サーカス・ワンティ) | +0:56 |
9位 | アントニオ・ティベーリ(イタリア、トレック・セガフレード) | +0:56 |
10位 | ベン・オコーナー(オーストラリア、AG2Rシトロエン) | +1:00 |
その他の特別賞
ポイント賞 | マイケル・マシューズ(オーストラリア、ジェイコ・アルウラー) |
山岳賞 | ミッケルフレーリク・ホノレ(デンマーク、EFエデュケーション・イージーポスト) |
ヤングライダー賞 | マグナス・シェフィールド(アメリカ、イネオス・グレナディアーズ) |
チーム総合成績 | UAEチームエミレーツ |
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
photo:CorVos
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