2023/01/11(水) - 12:20
1月10日に2023年のグランツールを締めくくるブエルタ・ア・エスパーニャのコースがお目見え。トゥールマレーやアングリルなど難関山岳が連続し、個人タイムトライアルの比重も低い"ブエルタらしい"クライマー向けレイアウトが披露された。
2023年ブエルタ・ア・エスパーニャのコース発表が行われたのは、歴史上2回目の開幕地となるバルセロナにあるカタルーニャ音楽堂。フランス入国とピレネー山脈でのバトル、"魔の山"アングリル、そして2回の短距離個人タイムトライアルなど、クライマー有利と呼ばれる3,153.8kmのコース全容が明らかになった。
主催者発表によれば、21日間のうち平坦ステージが6、丘陵ステージが6、山岳ステージが7、そして個人タイムトライアルとチームタイムトライアルが1つずつ。
8月26日にバルセロナで開幕し、9月17日にマドリードで閉幕する第78回ブエルタ・ア・エスパーニャ。平坦なオランダ開幕となった2022年大会とは打って変わって14.6kmのチームタイムトライアルでスタートを切り、「モンジュイックの丘」フィニッシュの第2ステージへ。第3ステージではアンドラへと入国し、早速現れる1級山岳2連発で総合バトルの火蓋が切って落とされる。
平坦フィニッシュの第4・5ステージを経て、次なる山岳ステージは2019年に初登場した1級ハバランブレを目指す第6ステージで、第8ステージには短距離ながら最大勾配20%とパンチ力ある1級アルト・ショレト・デ・カティで激坂バトルが繰り広げられる。第1週を締めくくるのはムルシア州のカラバカ・デ・ラ・クルスにフィニッシュする2級山岳だ。
大きなタイム差がつきにくい25kmの個人タイムトライアルで第2週が幕開け、続く第11ステージでは2020年大会でダニエル・マーティン(アイルランド)が涙の勝利をあげた1級山岳ラ・ラグナ・ネグラ=ビヌエサにフィニッシュ。過去何度も横風分断が発生しているサラゴサゴールの第12ステージを経て、第13ステージは1995年以来28ぶりのブエルタ登場となる超級トゥールマレーがやってくる。
しかも勝負に絡むためにはトゥールマレーの前に超級オービスク峠と1級スパンデルを無事に越えなければならない。平坦皆無、距離134kmながら獲得標高4000mオーバーという無慈悲なコースレイアウトでマイヨロホ候補は大きく絞り込まれるはず。トゥールマレーを待たず勝負が掛かることも十分考えられる。
ピレネーを終えた24時間後に挑む第14ステージもまた過酷だ。ウルセル峠とフランス/スペイン国境のララウ峠と2つの超級山岳を越え、最後は1級山岳ベラグアにフィニッシュ。前日ほどの過密な山岳レイアウトではないが、脚に余裕の無い選手は簡単に振り落とされてしまうだろう。
パンチャー有利の第15ステージと、2級山岳フィニッシュの第16ステージを経て、第17ステージにはいよいよ"魔の山"アングリルが待ち受ける。ただしあまりにも過酷な激坂は総合勢の膠着状態を生む可能性もあり、その前に登場する2つの1級山岳も含め、大逃げを狙う選手にも十分勝機はある。1級山岳が合計3ヶ所登場し、その3つ目にフィニッシュする第18ステージはピュアクライマーにとって最後と言える成績挽回のチャンスだ。
超フラットな第19ステージを挟み、主催者ユニパブリックは最終日前日の第20ステージにアルデンヌクラシックを彷彿とさせる今大会最長(208.4km)ステージを盛り込んだ。難関山岳こそ含まれていないものの、周回コース(合計2周)を含むレイアウトには合計10ヶ所の3級山岳が盛り込まれ、獲得標高は4000m越え。もしここまでのマイヨロホ争いが僅差だった場合、各チームの戦略が交錯するエンターテイメント性の高い一日となるはずだ。
21日間の戦いを締めくくるのはマドリードの平坦バトル。ディフェンディングチャンピオンのレムコ・エヴェネプール(ベルギー、スーダル・クイックステップ)はジロ・デ・イタリアに参戦するためブエルタ不出場をアナウンス済みだ。
2023年ブエルタ・ア・エスパーニャのコース発表が行われたのは、歴史上2回目の開幕地となるバルセロナにあるカタルーニャ音楽堂。フランス入国とピレネー山脈でのバトル、"魔の山"アングリル、そして2回の短距離個人タイムトライアルなど、クライマー有利と呼ばれる3,153.8kmのコース全容が明らかになった。
主催者発表によれば、21日間のうち平坦ステージが6、丘陵ステージが6、山岳ステージが7、そして個人タイムトライアルとチームタイムトライアルが1つずつ。
8月26日にバルセロナで開幕し、9月17日にマドリードで閉幕する第78回ブエルタ・ア・エスパーニャ。平坦なオランダ開幕となった2022年大会とは打って変わって14.6kmのチームタイムトライアルでスタートを切り、「モンジュイックの丘」フィニッシュの第2ステージへ。第3ステージではアンドラへと入国し、早速現れる1級山岳2連発で総合バトルの火蓋が切って落とされる。
平坦フィニッシュの第4・5ステージを経て、次なる山岳ステージは2019年に初登場した1級ハバランブレを目指す第6ステージで、第8ステージには短距離ながら最大勾配20%とパンチ力ある1級アルト・ショレト・デ・カティで激坂バトルが繰り広げられる。第1週を締めくくるのはムルシア州のカラバカ・デ・ラ・クルスにフィニッシュする2級山岳だ。
大きなタイム差がつきにくい25kmの個人タイムトライアルで第2週が幕開け、続く第11ステージでは2020年大会でダニエル・マーティン(アイルランド)が涙の勝利をあげた1級山岳ラ・ラグナ・ネグラ=ビヌエサにフィニッシュ。過去何度も横風分断が発生しているサラゴサゴールの第12ステージを経て、第13ステージは1995年以来28ぶりのブエルタ登場となる超級トゥールマレーがやってくる。
しかも勝負に絡むためにはトゥールマレーの前に超級オービスク峠と1級スパンデルを無事に越えなければならない。平坦皆無、距離134kmながら獲得標高4000mオーバーという無慈悲なコースレイアウトでマイヨロホ候補は大きく絞り込まれるはず。トゥールマレーを待たず勝負が掛かることも十分考えられる。
ピレネーを終えた24時間後に挑む第14ステージもまた過酷だ。ウルセル峠とフランス/スペイン国境のララウ峠と2つの超級山岳を越え、最後は1級山岳ベラグアにフィニッシュ。前日ほどの過密な山岳レイアウトではないが、脚に余裕の無い選手は簡単に振り落とされてしまうだろう。
パンチャー有利の第15ステージと、2級山岳フィニッシュの第16ステージを経て、第17ステージにはいよいよ"魔の山"アングリルが待ち受ける。ただしあまりにも過酷な激坂は総合勢の膠着状態を生む可能性もあり、その前に登場する2つの1級山岳も含め、大逃げを狙う選手にも十分勝機はある。1級山岳が合計3ヶ所登場し、その3つ目にフィニッシュする第18ステージはピュアクライマーにとって最後と言える成績挽回のチャンスだ。
超フラットな第19ステージを挟み、主催者ユニパブリックは最終日前日の第20ステージにアルデンヌクラシックを彷彿とさせる今大会最長(208.4km)ステージを盛り込んだ。難関山岳こそ含まれていないものの、周回コース(合計2周)を含むレイアウトには合計10ヶ所の3級山岳が盛り込まれ、獲得標高は4000m越え。もしここまでのマイヨロホ争いが僅差だった場合、各チームの戦略が交錯するエンターテイメント性の高い一日となるはずだ。
21日間の戦いを締めくくるのはマドリードの平坦バトル。ディフェンディングチャンピオンのレムコ・エヴェネプール(ベルギー、スーダル・クイックステップ)はジロ・デ・イタリアに参戦するためブエルタ不出場をアナウンス済みだ。
日程 | スタート〜ゴール | 距離 | タイプ | |
---|---|---|---|---|
第1ステージ | 8月26日(土) | バルセロナ〜 バルセロナ | 14.6 km | チームTT |
第2ステージ | 8月27日(日) | マタロ〜バルセロナ | 181.3km | 丘陵 |
第3ステージ | 8月28日(月) | スリア〜アリンサル(アンドラ) | 158.5km | 山岳 |
第4ステージ | 8月29日(火) | アンドラ・ラ・ベリャ〜タラゴナ | 183.4km | 丘陵 |
第5ステージ | 8月30日(水) | モレージャ〜ブリアナ | 185.7km | 丘陵 |
第6ステージ | 8月31日(木) | ラ・ヴァイ・ドゥイショー〜ハバランブレ天文台 | 181.3km | 山岳 |
第7ステージ | 9月1日(金) | ウティエル〜オリヴァ | 188.8km | 平坦 |
第8ステージ | 9月2日(土) | デニア〜ショレト・デ・カティ | 164.8km | 山岳 |
第9ステージ | 9月3日(日) | カルタヘナ〜カラバカ・デ・ラ・クルス | 180.9km | 丘陵 |
休息日 | 9月4日(月) | |||
第10ステージ | 9月5日(火) | バリャドリード〜バリャドリード | 25km | 個人TT |
第11ステージ | 9月6日(水) | レルマ〜ラ・ラグナ・ネグラ(ヴィヌエサ) | 163.2km | 平坦 |
第12ステージ | 9月7日(木) | オルベガ〜サラゴサ | 165.4km | 平坦 |
第13ステージ | 9月8日(金) | フォルミガル(ウエスカ・ラ・マヒカ)〜トゥールマレー | 137km | 山岳 |
第14ステージ | 9月9日(土) | ソヴテール=ド=ベアム〜ララ・ベラグア | 161.7km | 山岳 |
第15ステージ | 9月10日(日) | パンプローナ〜レクンベリ | 156.5km | 丘陵 |
休息日 | 9月11日(月) | |||
第16ステージ | 9月12日(火) | リンクレス・プラヤ〜べヘス | 119.7km | 平坦 |
第17ステージ | 9月13日(水) | リバデセリャ(リベセヤ)〜アルト・デ・アングリル | 122.6km | 山岳 |
第18ステージ | 9月14日(木) | ポラ・デ・アリャンデ〜ラ・クルス・デ・リナレス | 178.9km | 山岳 |
第19ステージ | 9月15日(金) | ラ・バニエサ〜イスカル | 177.4km | 平坦 |
第20ステージ | 9月16日(土) | マンサナレス・エル・レアル〜グアダラマ | 208.4km | 丘陵 |
第21ステージ | 9月17日(日) | サルスエラ競馬場〜マドリード | 101km | 平坦 |
Amazon.co.jp
アーネスト グリルパン (ふた付き) IH対応 (煙が出にくい/余分な油が切れる/解凍ができる/お手入れカンタン) ベルフィーナ 大手飲食店愛用ブランド A-76159
アーネスト(Arnest)
¥4,197