2022/12/27(火) - 17:57
埼玉県所沢市のプロショップ、バイクプラス所沢店にてトレックのハイエンドE-MTB"Rail9.7"に試乗できるイベントが開催された。寒さをものともせず、多くの人が集まった試乗会の様子をレポートしよう。
自転車の楽しさを身近にし、ハードルを下げ、多くの人へとその門戸を開いてくれるE-BIKE。世界的には非常に大きなトレンドとなり、日本においてもここ数年で加速度的にその存在感を増してきた。
とはいえ、本格的なスポーツバイクブランドが展開するE-BIKEは価格レンジも相応で、気軽に手を出せるものでもないのもまた事実。特に、E-BIKE化の恩恵が大きなカテゴリーでもあるE-MTB、それもフルサスモデルともなればおいそれと手が出るものでもない。
特に、既にスポーツサイクリングを楽しんでいる人にとっては、やはりE-BIKEというのは重いのではないか、普通の自転車のほうが楽しいのではないか、まだまだ自力で十分……といった気持ちの方も多いだろう。
そんな思いを払拭するのには、やはり実際のフィールドでその良さを体感するのがイチバン。そう考えたのは、E-MTBの魅力を良く知るバイクプラス所沢店。トレックのE-MTBであるRail、しかもその最上級モデルのRail9.7を近隣のトレイルでたっぷり試せるという試乗ツアーを開催することに。
ちなみにバイクプラス所沢店では、既に何人ものスタッフがトレックのRailシリーズを購入、カスタムとライドに明け暮れるほど、E-MTBライフにどっぷり漬かっている。今回の試乗ツアーをアテンドしてくれるのも、Rail5を所有する宮崎店長やシフトやドロッパーまで電動にした「オール電化」Railを組んだ相田メカニックなど、その魅力を知り尽くした面々だ。
そんな試乗ツアーだが、開催告知を出すとすぐに予約で埋まってしまうほどの人気だったよう。当初は土日の午前中、各1回のみの予定だったのだが、急遽土曜の午後の回も増やすことになるほどだったという。それだけ、E-MTBへの注目も高まっているということだろう。
さて、試乗会当日。バイクプラス所沢店の前にはトレックのポップアップテントが立ち、ずらりとRail9.7が並んでいる。参加者の方には、身長に応じてバイクが割り当てられ、サドル高だけでなくサグやダンピングなどの調整も施される。しっかり、MTBとしての性能を味わってもらうための重要なセッティングだ。
今回はみなさんスポーツバイク経験者とのことで、E-MTBならではの扱いについての説明を。アシストモードの切り替え方法や、各モードの特徴や使い分けを宮崎店長が丁寧に説明してくれた。
そして面白い取り組みがもう一つ。試乗ツアー参加者の皆さんのために、SENAのインカム内蔵スマートヘルメットが用意されていた。最新のメッシュ技術を使うことで同時に何人ものサイクリストと耳をふさぐことなく通話できるスグレもので、グループライドにはもってこい。
それぞれの自転車を受け取り、ヘルメットをペアリングすれば早速ライドへ出発。目指すはバイクプラス所沢店からもほど近い、狭山湖の周辺に広がるトレイルだ。
スタートして早速、「これはスゴイ!!」「えー-!楽しい!」という声がヘルメットから聞こえてくる。生の感想が早速聞こえてくるのも、スマートヘルメットの恩恵だ(笑)。車両の接近や次に曲がる方向といったサイクリング中の伝達にも役立つのももちろんだ。
しばらく街中を走り、狭山湖へのちょっとした登りへ。なかなか交通量の多いルートの登りで、普段であればふらつかないようにナーバスになる区間だが、E-MTBでは余裕をもって速度を保つことができるので、周囲の状況に意識を向けやすい。
狭山湖畔の堤防を渡った先で、普段からこの辺りを走っている参加者の方から、激坂でRailの実力を試したいという提案が。それは面白そう、ということで皆さん少し下ってオフロードの登りへチャレンジ。
「路面が滑りやすいので、E-MTBモードがオススメですよ!」というアドバイスに従って、モードチェンジ。ボッシュ独自のE-MTBモードは、オフロードの登りで最大の威力を発揮するモード。立ち上がりは穏やかに、路面を掴み始めるころにしっかりとペダルバイクであれば押して歩くしかなさそうな登りだが、Railならシッティングでクルクル回すだけであっさりクリア。「これなら何回でも登れそうですね!」と余裕の表情だ。
ここから先は、一路トレイル区間へ。トレイルとはいっても、ダブルトラックなのでそこまでテクニックが必要な訳ではないのだけれど、ところどころぬかるみがあったり、大きめの斜度の上り返しがあったりと結構走りごたえのあるコース。
ペダルバイクだと息が切れそうな登りでもインカムで会話できるくらいで、ハイキングを楽しむ方とすれ違う時もしっかり挨拶できるだけの余裕がある。日本の規制に対応したモーターは、シャカリキになって踏み込んでもそこまで速度が上がるわけじゃないので、余裕のあるペースで走る方がお得(?)だし、楽しいのだ。
ペダルバイクに比べて唯一の弱点は、寒い冬の日には身体が温まりづらい、という点くらいかもしれないが、中間地点となる展望台のポイントには、あったか~い飲み物とお菓子を用意して待ってくれていたサポートの方が!あまりにも行き届いた気配りに、バイクプラスのスタッフさんにはエスパーがいるのか、と勘繰ってしまうほど。
休憩ポイントはちょっとした段丘のようになっていて、急角度のキャンバーが。E-MTBならこんなところも登れますよ、とスタッフさんがお手本を見せたところ、皆さんのチャレンジ精神に火がついてしまい、我も我もと挑戦することに。
前後輪の荷重バランスを意識しないとトラクションが抜けてしまう、ロードでは味わえない登りでのテクニカルさに、オフロードが初めてという方々がむしろ虜になってしまったようで、何度も挑戦している姿は本当に楽しそう。
気付けば結構良い時間になってきたので、ちょっと急ぎ足で狭山湖の北岸ルートへ。下り基調ということもあり、良いペースで走っていくが、まとまって走れるのはバイクのキャパシティーが登りでも下りでも大きいからこそ。体力はもちろん、技術の差もある程度補ってくれるのは高性能なE-MTBならではだ。
そのままオフロード区間を走り終えたら、あとは来た道を戻ってバイクプラス所沢店へと帰還。お店が近づくにつれて「もう終わっちゃうんですか?」「もうちょっと走りたいですね(笑)」と名残を惜しむ声が聞こえてくる。それほど楽しいひと時を提供したのが、E-MTBであることは間違いない。それでは、参加者の皆さんの感想をお伝えして記事を締めくくろう。
普段から多摩湖の回りのトレイルを走り回っているという津田さん。MTB歴も長く、XCからエンデューロまで幅広く嗜むマウンテンバイカーだ。今年も王滝に出場されるほどの脚力の持ち主が、なぜE-MTBに興味をもったのかというと、「友人が購入して、少し乗せてもらったんですよ。今までのMTBとは全然違う乗り物だと思って、興味が湧いたんです」とのこと。
「今回ちゃんと乗ってみて、E-BIKEとMTBは相性がいいなと思いましたね。特にフルサスバイクはデメリットが消えて、メリットだけが残るので素晴らしいですよね」と津田さん。「普通のMTBだと登りを攻める、なんてことは出来ませんが、E-MTBだと登りも楽しめます。楽しい時間が格段に増えるのは、良いですよね」とのことでした。
ロードバイクで良くサイクリングを楽しまれている松本夫妻。バイクプラスさんの店頭で、今回の試乗会ツアーを知り、申し込んだのだという。「E-BIKEも楽しそうだし、MTBにも興味があって、一度乗ってみたいなと思っていて。それで良い機会だなと思って参加しました」と旦那さん。
奥さんからも、「普通の電動アシスト自転車だと、グイグイ押されるような不自然な感覚がありますけど、このRailはとても自然な感覚で、やっぱりスポーツ用に作られているものは違うんだなと。体力の心配も無く、いろんな場所で楽しく走れそうで良いですね。いくいくはE-MTBもアリですね!」とコメントいただきました。
そして今回の試乗ツアーの立役者でもあるバイクプラス所沢店の宮崎店長。「皆さん、すごく楽しんでいただけたようで良かったです。インカムでも新鮮な感想が聞けて本当に良かったですね」と手応えを感じていた様子。
宮崎店長の考える、E-MTBの良さとは?と尋ねると「やっぱり一番わかりやすいのは体力をカバーしてくれるというところですよね。今回、コースを決めるのに、何回も周辺のトレイルを登って下って、としていたんですが、E-MTBじゃないと難しかったと思います。自分の知らない道を開拓してみようという時も、E-MTBであれば不安なくチャレンジできると思います。そういった、楽しみ方の幅を増やせるというのが、魅力ですね」と語っていただいた。
試乗ツアーは既に終了してしまったが、バイクプラス所沢店では店頭にRail9.7(2021モデル、Mサイズ)とRail 5(2021モデル、Sサイズ)の試乗車を常設している。2023年1月末までに試乗を体験した方には、ボッシュオリジナルボトルとE-MTB購入時に使えるクーポンをプレゼントしているとのことだ。気になる方は、ぜひ訪ねてみては?
自転車の楽しさを身近にし、ハードルを下げ、多くの人へとその門戸を開いてくれるE-BIKE。世界的には非常に大きなトレンドとなり、日本においてもここ数年で加速度的にその存在感を増してきた。
とはいえ、本格的なスポーツバイクブランドが展開するE-BIKEは価格レンジも相応で、気軽に手を出せるものでもないのもまた事実。特に、E-BIKE化の恩恵が大きなカテゴリーでもあるE-MTB、それもフルサスモデルともなればおいそれと手が出るものでもない。
特に、既にスポーツサイクリングを楽しんでいる人にとっては、やはりE-BIKEというのは重いのではないか、普通の自転車のほうが楽しいのではないか、まだまだ自力で十分……といった気持ちの方も多いだろう。
そんな思いを払拭するのには、やはり実際のフィールドでその良さを体感するのがイチバン。そう考えたのは、E-MTBの魅力を良く知るバイクプラス所沢店。トレックのE-MTBであるRail、しかもその最上級モデルのRail9.7を近隣のトレイルでたっぷり試せるという試乗ツアーを開催することに。
ちなみにバイクプラス所沢店では、既に何人ものスタッフがトレックのRailシリーズを購入、カスタムとライドに明け暮れるほど、E-MTBライフにどっぷり漬かっている。今回の試乗ツアーをアテンドしてくれるのも、Rail5を所有する宮崎店長やシフトやドロッパーまで電動にした「オール電化」Railを組んだ相田メカニックなど、その魅力を知り尽くした面々だ。
そんな試乗ツアーだが、開催告知を出すとすぐに予約で埋まってしまうほどの人気だったよう。当初は土日の午前中、各1回のみの予定だったのだが、急遽土曜の午後の回も増やすことになるほどだったという。それだけ、E-MTBへの注目も高まっているということだろう。
さて、試乗会当日。バイクプラス所沢店の前にはトレックのポップアップテントが立ち、ずらりとRail9.7が並んでいる。参加者の方には、身長に応じてバイクが割り当てられ、サドル高だけでなくサグやダンピングなどの調整も施される。しっかり、MTBとしての性能を味わってもらうための重要なセッティングだ。
今回はみなさんスポーツバイク経験者とのことで、E-MTBならではの扱いについての説明を。アシストモードの切り替え方法や、各モードの特徴や使い分けを宮崎店長が丁寧に説明してくれた。
そして面白い取り組みがもう一つ。試乗ツアー参加者の皆さんのために、SENAのインカム内蔵スマートヘルメットが用意されていた。最新のメッシュ技術を使うことで同時に何人ものサイクリストと耳をふさぐことなく通話できるスグレもので、グループライドにはもってこい。
それぞれの自転車を受け取り、ヘルメットをペアリングすれば早速ライドへ出発。目指すはバイクプラス所沢店からもほど近い、狭山湖の周辺に広がるトレイルだ。
スタートして早速、「これはスゴイ!!」「えー-!楽しい!」という声がヘルメットから聞こえてくる。生の感想が早速聞こえてくるのも、スマートヘルメットの恩恵だ(笑)。車両の接近や次に曲がる方向といったサイクリング中の伝達にも役立つのももちろんだ。
しばらく街中を走り、狭山湖へのちょっとした登りへ。なかなか交通量の多いルートの登りで、普段であればふらつかないようにナーバスになる区間だが、E-MTBでは余裕をもって速度を保つことができるので、周囲の状況に意識を向けやすい。
狭山湖畔の堤防を渡った先で、普段からこの辺りを走っている参加者の方から、激坂でRailの実力を試したいという提案が。それは面白そう、ということで皆さん少し下ってオフロードの登りへチャレンジ。
「路面が滑りやすいので、E-MTBモードがオススメですよ!」というアドバイスに従って、モードチェンジ。ボッシュ独自のE-MTBモードは、オフロードの登りで最大の威力を発揮するモード。立ち上がりは穏やかに、路面を掴み始めるころにしっかりとペダルバイクであれば押して歩くしかなさそうな登りだが、Railならシッティングでクルクル回すだけであっさりクリア。「これなら何回でも登れそうですね!」と余裕の表情だ。
ここから先は、一路トレイル区間へ。トレイルとはいっても、ダブルトラックなのでそこまでテクニックが必要な訳ではないのだけれど、ところどころぬかるみがあったり、大きめの斜度の上り返しがあったりと結構走りごたえのあるコース。
ペダルバイクだと息が切れそうな登りでもインカムで会話できるくらいで、ハイキングを楽しむ方とすれ違う時もしっかり挨拶できるだけの余裕がある。日本の規制に対応したモーターは、シャカリキになって踏み込んでもそこまで速度が上がるわけじゃないので、余裕のあるペースで走る方がお得(?)だし、楽しいのだ。
ペダルバイクに比べて唯一の弱点は、寒い冬の日には身体が温まりづらい、という点くらいかもしれないが、中間地点となる展望台のポイントには、あったか~い飲み物とお菓子を用意して待ってくれていたサポートの方が!あまりにも行き届いた気配りに、バイクプラスのスタッフさんにはエスパーがいるのか、と勘繰ってしまうほど。
休憩ポイントはちょっとした段丘のようになっていて、急角度のキャンバーが。E-MTBならこんなところも登れますよ、とスタッフさんがお手本を見せたところ、皆さんのチャレンジ精神に火がついてしまい、我も我もと挑戦することに。
前後輪の荷重バランスを意識しないとトラクションが抜けてしまう、ロードでは味わえない登りでのテクニカルさに、オフロードが初めてという方々がむしろ虜になってしまったようで、何度も挑戦している姿は本当に楽しそう。
気付けば結構良い時間になってきたので、ちょっと急ぎ足で狭山湖の北岸ルートへ。下り基調ということもあり、良いペースで走っていくが、まとまって走れるのはバイクのキャパシティーが登りでも下りでも大きいからこそ。体力はもちろん、技術の差もある程度補ってくれるのは高性能なE-MTBならではだ。
そのままオフロード区間を走り終えたら、あとは来た道を戻ってバイクプラス所沢店へと帰還。お店が近づくにつれて「もう終わっちゃうんですか?」「もうちょっと走りたいですね(笑)」と名残を惜しむ声が聞こえてくる。それほど楽しいひと時を提供したのが、E-MTBであることは間違いない。それでは、参加者の皆さんの感想をお伝えして記事を締めくくろう。
普段から多摩湖の回りのトレイルを走り回っているという津田さん。MTB歴も長く、XCからエンデューロまで幅広く嗜むマウンテンバイカーだ。今年も王滝に出場されるほどの脚力の持ち主が、なぜE-MTBに興味をもったのかというと、「友人が購入して、少し乗せてもらったんですよ。今までのMTBとは全然違う乗り物だと思って、興味が湧いたんです」とのこと。
「今回ちゃんと乗ってみて、E-BIKEとMTBは相性がいいなと思いましたね。特にフルサスバイクはデメリットが消えて、メリットだけが残るので素晴らしいですよね」と津田さん。「普通のMTBだと登りを攻める、なんてことは出来ませんが、E-MTBだと登りも楽しめます。楽しい時間が格段に増えるのは、良いですよね」とのことでした。
ロードバイクで良くサイクリングを楽しまれている松本夫妻。バイクプラスさんの店頭で、今回の試乗会ツアーを知り、申し込んだのだという。「E-BIKEも楽しそうだし、MTBにも興味があって、一度乗ってみたいなと思っていて。それで良い機会だなと思って参加しました」と旦那さん。
奥さんからも、「普通の電動アシスト自転車だと、グイグイ押されるような不自然な感覚がありますけど、このRailはとても自然な感覚で、やっぱりスポーツ用に作られているものは違うんだなと。体力の心配も無く、いろんな場所で楽しく走れそうで良いですね。いくいくはE-MTBもアリですね!」とコメントいただきました。
そして今回の試乗ツアーの立役者でもあるバイクプラス所沢店の宮崎店長。「皆さん、すごく楽しんでいただけたようで良かったです。インカムでも新鮮な感想が聞けて本当に良かったですね」と手応えを感じていた様子。
宮崎店長の考える、E-MTBの良さとは?と尋ねると「やっぱり一番わかりやすいのは体力をカバーしてくれるというところですよね。今回、コースを決めるのに、何回も周辺のトレイルを登って下って、としていたんですが、E-MTBじゃないと難しかったと思います。自分の知らない道を開拓してみようという時も、E-MTBであれば不安なくチャレンジできると思います。そういった、楽しみ方の幅を増やせるというのが、魅力ですね」と語っていただいた。
試乗ツアーは既に終了してしまったが、バイクプラス所沢店では店頭にRail9.7(2021モデル、Mサイズ)とRail 5(2021モデル、Sサイズ)の試乗車を常設している。2023年1月末までに試乗を体験した方には、ボッシュオリジナルボトルとE-MTB購入時に使えるクーポンをプレゼントしているとのことだ。気になる方は、ぜひ訪ねてみては?
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