今シーズン20勝を積み上げたグルパマFDJが2023年の新チームキットを発表した。白基調だったジャージは一転青と紺ベースとなり、正面と背面の中央にフランス国旗を表すトリコロールカラーが加わった。



大幅に変更されたグルパマFDJの新チームキット大幅に変更されたグルパマFDJの新チームキット photo:Équipe Cycliste Groupama-FDJ
フランス籍のワールドチームであるグルパマFDJが12月9日、2023年シーズンに向けた新チームキットを披露した。白基調に赤と青の袖というトリコロールカラーだったデザインは、青と紺色をアシンメトリーに配色した落ち着いたデザインへ。そしてフランス国旗を表す三色が正面と背面の中央に配置された。

ジャージサプライヤーは引き続きALE Cyclingが務め、新デザインはSNS上でフランスの強豪サッカークラブであるパリ・サンジェルマンFCを思わせるデザインだと概ね好評の模様。また同じALE Cyclingがサポートするバーレーン・ヴィクトリアスも同日に新ジャージを公開している。

引き続きALE Cyclingmがジャージサプライヤーを務める引き続きALE Cyclingmがジャージサプライヤーを務める photo:Équipe Cycliste Groupama-FDJダヴィド・ゴデュ(フランス)ダヴィド・ゴデュ(フランス) photo:Équipe Cycliste Groupama-FDJ

2022年シーズンはワールドツアー6勝を含む20勝を飾ったグルパマFDJ。なかでもスプリンターであるアルノー・デマール(フランス)はジロ・デ・イタリアで区間3勝とマリアチクラミーノ(ポイント賞)を獲得した。また、チームとしてはツアー・オブ・ジ・アルプス第5ステージで長年チームのエースを務めてきたティボー・ピノ(フランス)が1007日ぶりの勝利を挙げるなどプレゼンスを発揮したシーズンとなった。

チームは新キットと共にエース級の選手たちの来季に向けたコメントも発表した。今年のツール・ド・フランスで総合4位と過去最高の成績を残したダヴィド・ゴデュ(フランス)は「2022年に築き上げたチームの自信は、来年のツールに向けた野心に繋がっている」とコメント。そしてデマールは「マイルストーン(中間目標)である(自身通算)100勝を目指す」と、あと9勝に迫った記録に向け意欲を語った。


text:Sotaro.Arakawa