7月18日、ツール・ド・マルティニック(UCI2.2)の最後を飾る第9ステージは、Riviere PiloteからLamentinの135kmで行われ、清水都貴がリーダージャージを守り抜いた。チーム力を結集したチームブリヂストン・アンカーはチーム総合優勝も獲得。多くの成果を得てレースを終えた。

スタートラインに並ぶ清水都貴(チームブリヂストン・アンカー)スタートラインに並ぶ清水都貴(チームブリヂストン・アンカー) photo:Team Bridgestone ANCHOR以下はチームブリヂストン・アンカーのレースレポート。

最後の決戦は、斜度18%のツール・ド・マルティニック名物・ガロシャーの壁に加え、突然の激しいスコール、都貴のパンク、総合2位のロゾーによるアタックの応酬と、まさしく死闘を繰り広げた。

しかし伊丹健治、狩野智也、普久原奨の献身的なアシストの元、最後の最後までライバルを逃さなかった清水都貴が栄光の個人総合優勝、マイヨジョーヌをついに守り抜いた。

そして身を粉にして走り続けたチームメイトを報うかのように、BSアンカーはチーム総合も制覇し、カリブの激戦ツール・ド・マルティニックを完勝した。

清水はポイント賞(ホワイトジャージ)でもトップを守り、9日間9ステージに渡る長く苦しい激戦を勝ち抜いたチームメイト、スタッフと抱き合い優勝を喜び、最高の形でこのレースを終えた。


表彰台で美女の祝福をうける清水都貴(チームブリヂストン・アンカー)。歓喜の表情で総合優勝のトロフィーを掲げた表彰台で美女の祝福をうける清水都貴(チームブリヂストン・アンカー)。歓喜の表情で総合優勝のトロフィーを掲げた photo:Team Bridgestone ANCHOR第9ステージ結果
1位 メイン・ベルケンボッシュ(オランダ)
2位 フランクリン・チャコン(SCセスマ) +2'00"
3位 ティム・ナダロフ(オランダ) +2'15"
4位 オリヴィエ・ラゴ(デジセル・マルティニック) +2'45"
5位 ウィリー・ロゾー(マルティニック)
6位 ダニエル・コレヴァール(オランダ)
7位 ヨアン・ミショー(ブールガン・ブレス)
8位 清水都貴(チームブリヂストン・アンカー)
9位 ラース・ヴァンデルヴァール(オランダ) +6'24"
10位 セドリック・エウスタシュ(マルティニック) +8'23"

個人総合
1位 清水都貴(チームブリヂストン・アンカー)
2位 ウィリー・ロゾー(マルティニック) +58"
3位 ヨアン・ミショー(ブールガン・ブレス) +1'52"
4位 オリヴィエ・ラゴ(デジセル・マルティニック) +5'38"
5位 フランクリン・チャコン(SCセスマ) +6'51"
8位 狩野智也(チームブリヂストン・アンカー) +18'33"
 
アシストに健闘してくれたチームメイトらとともに表彰台にあがる清水都貴(チームブリヂストン・アンカー)アシストに健闘してくれたチームメイトらとともに表彰台にあがる清水都貴(チームブリヂストン・アンカー) photo:Team Bridgestone ANCHORポイント総合
1位 清水都貴(チームブリヂストン・アンカー) 126ポイント
2位 ウィリー・ロゾー(マルティニック) 106ポイント
3位 フランクリン・チャコン(SCセスマ) 103ポイント

チーム総合
1位 ブリヂストン アンカー 82h40'55"
2位 マルティニック +7'25"
3位 オランダ +8'01"

text&photo:Team Bridgestone ANCHOR