2022/11/21(月) - 16:46
東京五輪レガシーの伊豆MTBコースで開催されたMTB全日本選手権。次世代を担う男子U23は副島達海(大阪産業大学)、ジュニアは高橋翔(TeensMAP)、ユースは松山海司(Sonic-Racing)が勝利。マスターズは年代別に4人のチャンピオンが誕生した。
U23:副島達海(大阪産業大学) が独走勝利
男子U23のスタート 水飛沫を上げて日本CSCホームストレートを走り出す photo:Makoto AYANO
次世代を担うトップレーサーたちによるバトルは少人数でも熱いもの。昨年までの覇者北林力らがエリートに移って抜けたため、優勝のチャンスは誰にでも有るほど実力的に拮抗したバトルとなった。
エリートとの時間差スタートで、エリートより1周少ない4周回でのレースは雨の過酷なコンディションとなった。極端にスリッピーで危険なコース状況の中、タフさを発揮して抜け出たのは昨年のジュニアチャンピオンで、今年がU23初年度の副島達海(大阪産業大学)だった。
男子U23でトップに出た副島達海(大阪産業大学) photo:Makoto AYANO
2位を走る松本一成(RIDE MASHUN SPECIALIZED) photo:Makoto AYANO
テクニックに秀でた村上功太郎(松山大学)が浄蓮の滝セクションを行く photo:Makoto AYANO
男子U23優勝は副島達海(大阪産業大学) photo:Makoto AYANO
副島「大学に入ってから獲ると決めて、ここに照準を定めて来たレース。何度も想像したゴールでのガッツポーズ。今も夢のようです。マッドコンディションでまともに走れない区間が半分以上にもなりましたが、あらゆる想定をして早めの対応をした結果がここにあると思います」。
ジュニア:嶋﨑亮我を下し、高橋翔(TeensMAP)が2連覇達成
ジュニア男子 スタートから高橋翔(TeensMAP)と嶋﨑亮我(Fine Nova LAB)が激しく競り合う photo:Makoto AYANO
ジュニアもまた「世界を視野に入れて成長を狙う」という明確な意思を持った選手たちによる闘いだ。スタートから激しい鍔迫り合いを繰り広げたのは高橋翔(TeensMAP)と嶋﨑亮我(Fine Nova LAB)。ともに今年の世界選手権の日本代表選手であり、幼少期より長く共に切磋琢磨してきた仲だ。
男子ジュニア 高橋翔(TeensMAP)と嶋﨑亮我(Fine Nova LAB)の激しいつば競り合い photo:Makoto AYANO
10月の韓国でのアジア選手権で勝利し、アジア大陸チャンピオンジャージを着る高橋と、トライアルをベースに持つテクニシャンの嶋﨑。常勝のショウ(翔)に挑むリョウガ(亮我)の闘志は凄まじく、肩と肩をぶつけ合いながら攻め、ライバル心むき出しで挑んだ。
男子ジュニア 浄蓮の滝セクションを行く高橋翔(TeensMAP) photo:Makoto AYANO
ジュニアの嶋﨑亮我(Fine Nova LAB)が桜ドロップで高いエアーを決める photo:Makoto AYANO
男子ジュニア 高橋翔(TeensMAP)が嶋﨑亮我(Fine Nova LAB)を振り切って勝利 photo:Makoto AYANO
デッドヒートは2周にわたり続いたが、スタミナと冷静なレース運びで高橋が引き離し、独走に持ち込む。最終周回では嶋﨑が再び詰めるも、高橋が逃げ切った。アジア選手権と昨年の全日本ジュニアチャンピオンに続く連覇で、勝利の勢いは止まらない。
世界選ではメカトラブルで結果を残せなかった高橋だが、喜びと安堵とともに「来年はアジア選手権の連覇とUCIポイントの獲得、世界選では40位以内を目指したい」と長い目で世界への挑戦を続ける意思を語る。チーム「TeensMAP」は自ら立ち上げたプライベートチームで、世界への挑戦を続ける体制の基盤づくりを進めている。
男子ジュニア表彰 1位高橋翔(TeensMAP)、2位嶋﨑亮我(Fine Nova LAB)、3位柚木伸元(ProRide) photo:Makoto AYANO
奇しくもジュニアとU23は昨年のユースとジュニアチャンピオンふたりの勝ち上がり連覇となった。
ユース:松山海司(Sonic-Racing)が戴冠
男子ユースのスタート photo:Makoto AYANO
男子ユース 松山海司(Sonic-Racing)を含む3人のパックでレースは進んだ photo:Makoto AYANO
男子ユース表彰 1位松山海司(Sonic-Racing)、2位成田光志(Dream Seeker jr. Racing Team)、3位野嵜然新(RACING TORQUE) photo:Makoto AYANO
ユースは松山海司(Sonic-Racing)、成田光志(Dream Seeker jr. Racing Team)、野嵜然新(RACING TORQUE)の3人のパックで進んだが、最終盤に抜け出した松山が勝利。
松山は「序盤はミスを連発してしまったが後半はミス無く走れた。シクロクロスでも継続的にいい結果を残したい」と話した。
激戦のマスターズ
マスターズのスタート。各年代の選手が混走となる photo:Makoto AYANO
マスターズは46人が出走。そのなかから各年代(30・40・50・60歳台)の着順で表彰がある形式で、4周回で争われた。
マスターズレースで先頭を行く岡本紘幸(NESTO FACTORY RACING) photo:Makoto AYANO
圧倒的な力でトップを独走したのは今年ここまでのマスターズレースほとんどで勝利を挙げている岡本紘幸(NESTO FACTORY RACING)。30代の岡本に続いたのは40代の品川真寛(MIYATA MERIDA BIKING TEAM)と吉元健太郎(チーム鳴木屋)。
マスターズ30は岡本紘幸(NESTO FACTORY RACING)が危なげない圧勝を飾る photo:Makoto AYANO
マスターズ40は品川真寛(MIYATA MERIDA BIKING TEAM)が優勝 photo:Makoto AYANO
マスターズ50は多賀良成(ダートピストンズ)が優勝 photo:Makoto AYANO
マスターズ60で2連覇達成の増田謙一 (acu-power Racing) photo:Makoto AYANO
そして全体の4位フィニッシュの多賀良成(ダートピストンズ)がマスターズ50の勝者に。
マスターズ60トップの増田謙一 (acu-power Racing)は全体の15位フィニッシュという好走でマスターズ60の2連覇を達成した。増田はロードレースをベースに持つ元トップ選手で、ツール・ド・おきなわ30回連続出場のキャリアの持ち主。シクロクロスでの活躍も継続中だ。
マスターズ30は岡本紘幸(NESTO FACTORY RACING)が優勝 photo:Makoto AYANO
マスターズ40は品川真寛(MIYATA MERIDA BIKING TEAM)が優勝 photo:Makoto AYANO
マスターズ50は多賀良成(ダートピストンズ)が優勝 photo:Makoto AYANO
マスターズ60で連覇達成の増田謙一 (acu-power Racing) photo:Makoto AYANO
U23:副島達海(大阪産業大学) が独走勝利

次世代を担うトップレーサーたちによるバトルは少人数でも熱いもの。昨年までの覇者北林力らがエリートに移って抜けたため、優勝のチャンスは誰にでも有るほど実力的に拮抗したバトルとなった。
エリートとの時間差スタートで、エリートより1周少ない4周回でのレースは雨の過酷なコンディションとなった。極端にスリッピーで危険なコース状況の中、タフさを発揮して抜け出たのは昨年のジュニアチャンピオンで、今年がU23初年度の副島達海(大阪産業大学)だった。




副島「大学に入ってから獲ると決めて、ここに照準を定めて来たレース。何度も想像したゴールでのガッツポーズ。今も夢のようです。マッドコンディションでまともに走れない区間が半分以上にもなりましたが、あらゆる想定をして早めの対応をした結果がここにあると思います」。
ジュニア:嶋﨑亮我を下し、高橋翔(TeensMAP)が2連覇達成

ジュニアもまた「世界を視野に入れて成長を狙う」という明確な意思を持った選手たちによる闘いだ。スタートから激しい鍔迫り合いを繰り広げたのは高橋翔(TeensMAP)と嶋﨑亮我(Fine Nova LAB)。ともに今年の世界選手権の日本代表選手であり、幼少期より長く共に切磋琢磨してきた仲だ。

10月の韓国でのアジア選手権で勝利し、アジア大陸チャンピオンジャージを着る高橋と、トライアルをベースに持つテクニシャンの嶋﨑。常勝のショウ(翔)に挑むリョウガ(亮我)の闘志は凄まじく、肩と肩をぶつけ合いながら攻め、ライバル心むき出しで挑んだ。



デッドヒートは2周にわたり続いたが、スタミナと冷静なレース運びで高橋が引き離し、独走に持ち込む。最終周回では嶋﨑が再び詰めるも、高橋が逃げ切った。アジア選手権と昨年の全日本ジュニアチャンピオンに続く連覇で、勝利の勢いは止まらない。
世界選ではメカトラブルで結果を残せなかった高橋だが、喜びと安堵とともに「来年はアジア選手権の連覇とUCIポイントの獲得、世界選では40位以内を目指したい」と長い目で世界への挑戦を続ける意思を語る。チーム「TeensMAP」は自ら立ち上げたプライベートチームで、世界への挑戦を続ける体制の基盤づくりを進めている。

奇しくもジュニアとU23は昨年のユースとジュニアチャンピオンふたりの勝ち上がり連覇となった。
ユース:松山海司(Sonic-Racing)が戴冠



ユースは松山海司(Sonic-Racing)、成田光志(Dream Seeker jr. Racing Team)、野嵜然新(RACING TORQUE)の3人のパックで進んだが、最終盤に抜け出した松山が勝利。
松山は「序盤はミスを連発してしまったが後半はミス無く走れた。シクロクロスでも継続的にいい結果を残したい」と話した。
激戦のマスターズ

マスターズは46人が出走。そのなかから各年代(30・40・50・60歳台)の着順で表彰がある形式で、4周回で争われた。

圧倒的な力でトップを独走したのは今年ここまでのマスターズレースほとんどで勝利を挙げている岡本紘幸(NESTO FACTORY RACING)。30代の岡本に続いたのは40代の品川真寛(MIYATA MERIDA BIKING TEAM)と吉元健太郎(チーム鳴木屋)。




そして全体の4位フィニッシュの多賀良成(ダートピストンズ)がマスターズ50の勝者に。
マスターズ60トップの増田謙一 (acu-power Racing)は全体の15位フィニッシュという好走でマスターズ60の2連覇を達成した。増田はロードレースをベースに持つ元トップ選手で、ツール・ド・おきなわ30回連続出場のキャリアの持ち主。シクロクロスでの活躍も継続中だ。




MTB全日本選手権2022XCO 男子U23結果
1位 | 副島達海(大阪産業大学) | 1:08:17.63 |
2位 | 松本一成(RIDE MASHUN SPECIALIZED) | +2:12.48 |
3位 | 村上功太郎(松山大学) | +3:35.82 |
4位 | 中島渉 (弱虫ペダルサイクリングチーム) | +4:22.63 |
5位 | 鈴木来人(FUKAYA Racing) | +6:41.55 |
6位 | 山口創平(日本体育大学) | +7:02.21 |
MTB全日本選手権2022XCO 男子ジュニア結果
1位 | 高橋翔(TeensMAP) | 52:47.54 |
2位 | 嶋﨑亮我(Fine Nova LAB) | +13.72 |
3位 | 柚木伸元(ProRide) | +1:47.44 |
MTB全日本選手権2022XCO 男子ユース結果
1位 | 松山海司(Sonic-Racing) | 40:33.64 |
2位 | 成田光志(Dream Seeker jr. Racing Team) | +40.96 |
3位 | 野嵜然新(RACING TORQUE) | +1:02.57 1 |
4位 | 垣原弘明(RACING TORQUE) | +1:19.53 |
5位 | 内野友太(Q-SHU UNION CJ UNIT) | +1:38.19 |
6位 | 工藤遙真(TEAM BG8) | +1:57.23 |
MTB全日本選手権2022XCO マスターズ総合順位
1位 | 岡本紘幸(NESTO FACTORY RACING) | 57:56.66 |
2位 | 品川真寛(MIYATA MERIDA BIKING TEAM) | +58.07 |
3位 | 吉元健太郎(チーム鳴木屋) | +3:08.86 |
4位 | 多賀良成(ダートピストンズ) | +4:43.22 |
5位 | 小林義典(Team Soleil悠) | +7:12.58 |
6位 | 植川英治(tours.net) | +7:24.84 |
7位 | 古郡今日史(minzuuBike) | +7:39.54 |
8位 | 田林修吾(マウンテン☆ポテト) | +7:53.25 |
9位 | 荒川大介(TEM GRM) | +8:23.95 |
10位 | 山田敬士朗(TEAM Q-MAX) | +8:31.39 |
マスターズ年代別 優勝者 | ||
マスターズ30 | 岡本紘幸(NESTO FACTORY RACING) | |
マスターズ40 | 品川真寛(MIYATA MERIDA BIKING TEAM) | |
マスターズ50 | 多賀良成(ダートピストンズ) | |
マスターズ60 | 増田 謙一 (acu-power Racing) |
text&photo:Makoto AYANO