2022/11/08(火) - 11:41
千葉市中心部で開催されたPIST6 Urban MTB Festival in 千葉公園。MTB全日本選手権XCCで沢田時(TEAM BRIDGESTONE Cycling)が、XCEでは松本佑太(FUKAYA RACING)が勝利して全日本チャンピオンジャージを手にした。
松本佑太(FUKAYA RACING)がエリミネーター全日本王者に輝く
JR千葉駅から徒歩10分という立地にある千葉公園で11月5-6(土・日)に開催された「PIST6 Urban MTB Festival in 千葉公園」。そのメインイベントとして、「第35回全日本自転車競技選手権大会-マウンテンバイク XCC/XCE(クロスカントリー・ショート・トラック/クロスカントリー・エリミネーター)」が開催された。
3年連続となる都市型MTBレースの初日に開催されたのは、4人1組の超短距離レースでゴール順位下位2名がエリミネート=除外される形で行われ、最終的に残った4名が決勝を戦うXCE(クロスカントリー・エリミネーター)。昨年度覇者の森下尚仁(Click八幡)が準決勝で敗れ順位決定戦に回る(最終的に5位)中、一昨年王者の澤木紀雄(acu-power Racing Team)を含む4名が決勝戦に駒を進める。
スタートダッシュを決めたのはFUKAYA RACINGのチームマネージャーを務める松本佑太で、スタート直後に2番手澤木は松本の後輪に接触してブレーキ。後続の遠藤紘介(Sonic-Racing)と黒瀬文也(NESTO FACTORY RACING)も足止めを喰らい、その隙にリードを得た松本が最後まで逃げ切った。
9月にインドで開催されたXCEワールドカップで決勝10位となった松本にとっては初の全日本タイトル。2位は遠藤、3位は黒瀬だった。
沢田時(TEAM BRIDGESTONE Cycling)がショートトラック2連覇を達成
2日目のXCC(ショートトラック)レースには、昨年XCOとXCCでダブル全日本タイトルを獲った沢田時(TEAM BRIDGESTONE Cycling)を筆頭に国内トップ選手がずらりと集結。予選を勝ち上がった20名が決勝レースのスタートラインに並んだ。
1周810mのコースを12周回、合計9.72kmという短時間高強度レースの序盤戦を引っ張ったのは平林安里(TEAM SCOTT TERRA SYSTEM)だった。前週に伊豆MTBコースで開催された「ジャパン・マウンテンバイク・カップ」で2位に入った平林のペースに対応できたのは、2連覇を目指す沢田と、昨年2位に甘んじた北林力(Athlete Farm SPECIALIZED)の2人だった。
平林と沢田、そして北林の先頭グループはやがて少々ペースを落とし、後続グループを抜け出したジュニアのXCOアジア王者である高橋翔(Teens MAP)が、さらに村上功太郎(松山大学)たちも合流を果たす。現役を引退したものの、いちライダーとしてレースを楽しむ山本幸平(Athlete Farm SPECIALIZED)は第2グループでレースを進めた。
最終周回を前にした11周目に北林がペースを上げ、このアタックに追従した沢田がカウンターアタック。落車骨折明けで全日本XCO不出場を発表していた沢田がリードを保ち続けXCC2連覇を達成。11年間所属したチームブリヂストンサイクリングメンバーとしてのMTB最終レースを勝利で飾った。
「今シーズンは沢山のことを諦めなければいけなかったからこそ、今日ここで勝つことに強く懸けてきました。そして11年間ブリヂストンのMTB選手としてサポートしてくれたチームとスポンサーに感謝しています。沢山の応援も本当に力になりました。ありがとう(SNSより)」と沢田。2位は2年連続で北林力で、3位はエリート選手を抑えたジュニアの高橋翔だった。
ショーアップされた都市型レースを終え、MTB全日本選手権は11月18日から11月20日まで伊豆MTBコースで開催されるXCO(クロスカントリー・オリンピック)でフィナーレを迎える。現王者沢田が不出場を表明しているため、新しい王座を誰が手にするかに注目が集まっている。
松本佑太(FUKAYA RACING)がエリミネーター全日本王者に輝く
JR千葉駅から徒歩10分という立地にある千葉公園で11月5-6(土・日)に開催された「PIST6 Urban MTB Festival in 千葉公園」。そのメインイベントとして、「第35回全日本自転車競技選手権大会-マウンテンバイク XCC/XCE(クロスカントリー・ショート・トラック/クロスカントリー・エリミネーター)」が開催された。
3年連続となる都市型MTBレースの初日に開催されたのは、4人1組の超短距離レースでゴール順位下位2名がエリミネート=除外される形で行われ、最終的に残った4名が決勝を戦うXCE(クロスカントリー・エリミネーター)。昨年度覇者の森下尚仁(Click八幡)が準決勝で敗れ順位決定戦に回る(最終的に5位)中、一昨年王者の澤木紀雄(acu-power Racing Team)を含む4名が決勝戦に駒を進める。
スタートダッシュを決めたのはFUKAYA RACINGのチームマネージャーを務める松本佑太で、スタート直後に2番手澤木は松本の後輪に接触してブレーキ。後続の遠藤紘介(Sonic-Racing)と黒瀬文也(NESTO FACTORY RACING)も足止めを喰らい、その隙にリードを得た松本が最後まで逃げ切った。
9月にインドで開催されたXCEワールドカップで決勝10位となった松本にとっては初の全日本タイトル。2位は遠藤、3位は黒瀬だった。
沢田時(TEAM BRIDGESTONE Cycling)がショートトラック2連覇を達成
2日目のXCC(ショートトラック)レースには、昨年XCOとXCCでダブル全日本タイトルを獲った沢田時(TEAM BRIDGESTONE Cycling)を筆頭に国内トップ選手がずらりと集結。予選を勝ち上がった20名が決勝レースのスタートラインに並んだ。
1周810mのコースを12周回、合計9.72kmという短時間高強度レースの序盤戦を引っ張ったのは平林安里(TEAM SCOTT TERRA SYSTEM)だった。前週に伊豆MTBコースで開催された「ジャパン・マウンテンバイク・カップ」で2位に入った平林のペースに対応できたのは、2連覇を目指す沢田と、昨年2位に甘んじた北林力(Athlete Farm SPECIALIZED)の2人だった。
平林と沢田、そして北林の先頭グループはやがて少々ペースを落とし、後続グループを抜け出したジュニアのXCOアジア王者である高橋翔(Teens MAP)が、さらに村上功太郎(松山大学)たちも合流を果たす。現役を引退したものの、いちライダーとしてレースを楽しむ山本幸平(Athlete Farm SPECIALIZED)は第2グループでレースを進めた。
最終周回を前にした11周目に北林がペースを上げ、このアタックに追従した沢田がカウンターアタック。落車骨折明けで全日本XCO不出場を発表していた沢田がリードを保ち続けXCC2連覇を達成。11年間所属したチームブリヂストンサイクリングメンバーとしてのMTB最終レースを勝利で飾った。
「今シーズンは沢山のことを諦めなければいけなかったからこそ、今日ここで勝つことに強く懸けてきました。そして11年間ブリヂストンのMTB選手としてサポートしてくれたチームとスポンサーに感謝しています。沢山の応援も本当に力になりました。ありがとう(SNSより)」と沢田。2位は2年連続で北林力で、3位はエリート選手を抑えたジュニアの高橋翔だった。
ショーアップされた都市型レースを終え、MTB全日本選手権は11月18日から11月20日まで伊豆MTBコースで開催されるXCO(クロスカントリー・オリンピック)でフィナーレを迎える。現王者沢田が不出場を表明しているため、新しい王座を誰が手にするかに注目が集まっている。
MTB全日本選手権2022XCC 男子エリート結果
1位 | 沢田時(TEAM BRIDGESTONE Cycling) | 21:51.25 |
2位 | 北林力(Athlete Farm SPECIALIZED) | +0:03 |
3位 | 高橋翔(Teens MAP) | +0:05 |
4位 | 高本亮太(立命館大学) | +0:08 |
5位 | 村上功太郎(松山大学) |
MTB全日本選手権2022XCE 男子エリート結果
1位 | 松本佑太(FUKAYA RACING) |
2位 | 遠藤紘介(Sonic-Racing) |
3位 | 黒瀬文也(NESTO FACTORY RACING) |
4位 | 澤木紀雄(acu-power Racing Team) |
5位 | 森下尚仁(Click八幡) |
text:So Isobe
photo:JPF
photo:JPF
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