2022/10/22(土) - 09:42
アスタナカザフスタンは10月21日、38歳のルイスレオン・サンチェス(スペイン)が2年振りにチーム復帰することを発表した。またEFエデュケーション・イージーポストは現役引退も噂されていたリゴベルト・ウラン(コロンビア)と2年の契約延長を結んだことを明らかにしている。
「アスタナに戻ることができてとても嬉しい。まるで我が家に戻ってきた気持ちがする。この機会を与えてくれたアレクサンドル・ヴィノクロフ氏とマネジメント陣に感謝したい。昨年末にチームを離れたものの、(バーレーン・ヴィクトリアスで)ハードな走りを見せ、新しい経験を重ね、プロ選手として走りの改善に取り組んだ」と語ったのは、2年振りのチーム復帰が発表されたルイスレオン・サンチェス(スペイン)だ。
「2022年シーズンを与えてくれたバーレーンには感謝している。そして再びアスタナカザフスタンと共に新しい目標に向かって進んでいきたい」と、今年の11月24日で39歳になるサンチェスは意気込みを話した。2003年にプロデビューしたサンチェスは、2004年にアスタナの前身となるリバティ・セグロスに移籍。その後はケスデパーニュ(現モビスター)などを経て、2015年にアスタナに復帰した。
36歳だった2020年のスペイン国内選手権で初優勝を挙げ、今年のツール・ド・フランス第10ステージでは逃げから3位に入るなど衰えぬ力を発揮するサンチェス。そんな大ベテランの復帰にアスタナのGMであるヴィノクロフ氏は「彼は素晴らしいリーダーかつアシスト選手で、真のプロフェッショナルでもある。サンチェスはどんなレースでも信頼の置ける選手。僕から言えることは”おかえり”という言葉だけだ」とプレスリリースでコメントしている。
引退示唆から一転、ウランが2年契約を結ぶ
またEFエデュケーション・イージーポストはその同日、エースであるリゴベルト・ウラン(コロンビア)と新たに2年の契約延長を結んだことを明らかにした。コロンビア随一のスター選手であるウランは今年の初め、今季限りでの現役引退を示唆していた。
「レースを続ける決断を下した。選手を続けるパッションは十分で、僕の人生は自転車の上に跨る以外に考えられない」とその理由を話したウラン。「僕の家族はコロンビアを長く離れて暮らしているが、ヨーロッパでの生活を楽しんでいるんだ。僕にとってそれが大切なことであり、この地と自転車が好きなので、この生活をあと数年は続けたい」。
現在35歳のウランは今年のブエルタ・ア・エスパーニャで区間1勝を挙げ、3大グランツール全てでの勝利を達成。総合でも9位に入った一方で、ツール・ド・フランスでは総合25位とトップ10に入ることができなかった。そのためEFは新たな総合エースとしてイネオス・グレナディアーズからリチャル・カラパス(エクアドル)を獲得。チーム代表であるジョナサン・ヴォーターズ氏は、今後のウランの役割を「リゴ(ウラン)は何度もこのチームを救ってくれた。彼は模範となるリーダーであり、若い選手たちの指南役となってくれる」と語っている。
またウランはプレスリリースを「自転車競技は自分の”やっていることを楽しむ”という重要性を教えてくれた。それが一番大切であるという事実をね。自分が楽しんで取り組める仕事を探す。僕にとってそれが自転車に乗ること、トレーニングをすることだった」という言葉で締めくくった。
text:Sotaro.Arakawa
「アスタナに戻ることができてとても嬉しい。まるで我が家に戻ってきた気持ちがする。この機会を与えてくれたアレクサンドル・ヴィノクロフ氏とマネジメント陣に感謝したい。昨年末にチームを離れたものの、(バーレーン・ヴィクトリアスで)ハードな走りを見せ、新しい経験を重ね、プロ選手として走りの改善に取り組んだ」と語ったのは、2年振りのチーム復帰が発表されたルイスレオン・サンチェス(スペイン)だ。
「2022年シーズンを与えてくれたバーレーンには感謝している。そして再びアスタナカザフスタンと共に新しい目標に向かって進んでいきたい」と、今年の11月24日で39歳になるサンチェスは意気込みを話した。2003年にプロデビューしたサンチェスは、2004年にアスタナの前身となるリバティ・セグロスに移籍。その後はケスデパーニュ(現モビスター)などを経て、2015年にアスタナに復帰した。
36歳だった2020年のスペイン国内選手権で初優勝を挙げ、今年のツール・ド・フランス第10ステージでは逃げから3位に入るなど衰えぬ力を発揮するサンチェス。そんな大ベテランの復帰にアスタナのGMであるヴィノクロフ氏は「彼は素晴らしいリーダーかつアシスト選手で、真のプロフェッショナルでもある。サンチェスはどんなレースでも信頼の置ける選手。僕から言えることは”おかえり”という言葉だけだ」とプレスリリースでコメントしている。
引退示唆から一転、ウランが2年契約を結ぶ
またEFエデュケーション・イージーポストはその同日、エースであるリゴベルト・ウラン(コロンビア)と新たに2年の契約延長を結んだことを明らかにした。コロンビア随一のスター選手であるウランは今年の初め、今季限りでの現役引退を示唆していた。
「レースを続ける決断を下した。選手を続けるパッションは十分で、僕の人生は自転車の上に跨る以外に考えられない」とその理由を話したウラン。「僕の家族はコロンビアを長く離れて暮らしているが、ヨーロッパでの生活を楽しんでいるんだ。僕にとってそれが大切なことであり、この地と自転車が好きなので、この生活をあと数年は続けたい」。
現在35歳のウランは今年のブエルタ・ア・エスパーニャで区間1勝を挙げ、3大グランツール全てでの勝利を達成。総合でも9位に入った一方で、ツール・ド・フランスでは総合25位とトップ10に入ることができなかった。そのためEFは新たな総合エースとしてイネオス・グレナディアーズからリチャル・カラパス(エクアドル)を獲得。チーム代表であるジョナサン・ヴォーターズ氏は、今後のウランの役割を「リゴ(ウラン)は何度もこのチームを救ってくれた。彼は模範となるリーダーであり、若い選手たちの指南役となってくれる」と語っている。
またウランはプレスリリースを「自転車競技は自分の”やっていることを楽しむ”という重要性を教えてくれた。それが一番大切であるという事実をね。自分が楽しんで取り組める仕事を探す。僕にとってそれが自転車に乗ること、トレーニングをすることだった」という言葉で締めくくった。
text:Sotaro.Arakawa
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