2022/10/18(火) - 17:23
2023年5月6日に開催する第106回ジロ・デ・イタリアのコース詳細が発表された。イタリア中部オルトーナの個人TTに始まり、ローマの集団スプリントで〆。獲得標高差5,400mの山岳ステージなど、"例年通り"山岳主体の厳しいレイアウトが用意された。
日本ではジャパンカップの興奮冷めやらぬ10月17日、イタリア・ミラノにあるテアトロリリコ劇場で2023年ジロ・デ・イタリアのコースプレゼンテーションが行われた。
会場には2022年大会で総合優勝を挙げたジャイ・ヒンドレー(オーストラリア、ボーラ・ハンスグローエ)やマリアチクラミーノ(ポイント賞)を獲得したアルノー・デマール(フランス、グルパマ・エフデジ)が登場。また、過去に総合優勝経験のあるヴィンチェンツォ・ニバリ(イタリア、アスタナカザフスタン)やアルベルト・コンタドールらも出席し、コース発表の瞬間に立ち会った。
開幕地として選ばれたのは、日本の自転車ファンに馴染み深いファルネーゼヴィーニ社が社屋を構えるイタリア・アブルッツォ州オルトーナ。18.4kmの個人タイムトライアルで3週間の戦いをスタートさせ、イタリアを時計回りに一周する。3週間の戦いを締めくくるのは首都ローマで、意外にもこれが5回目の終着地点となる。
ステージカテゴリー内訳
平坦ステージ:8
丘陵ステージ:5(山頂フィニッシュ1)
山岳ステージ:5(山頂フィニッシュ4)
個人タイムトライアル:3
2023年大会には3つの個人タイムトライアルが用意された。初日と第9ステージは平坦基調だが、第20ステージはコース後半に距離7.3km/平均12.1%の登りが設定され、最大勾配22%が2ヶ所現れるタフな登坂タイムトライアルだ。3ステージ合計距離は70.6kmと長く、登坂能力だけではなく独走力も総合成績を大きく左右する。
今大会最初の山頂フィニッシュはグランサッソ・ディタリアを登坂する第7ステージだ。2018年大会でマリアローザを着たサイモン・イェーツ(イギリス、当時ミッチェルトン・スコット)が勝利した山岳で、全長26.5kmに及ぶ登りは標高差1,029m/平均3.9%/最大13%。平均勾配こそ緩やかだが、トップコンディションに無い選手をふるい落とすことになるだろう。
第13ステージはチーマコッピ(大会最高地点)が設定された、獲得標高差が5,100mに達する過酷なレイアウト。コース中盤に現れるグラン・サンベルナール峠(距離34km/平均5.5%)の最高地点は2,469mで、その後は今大会唯一のイタリア国外となるスイスに入国してクラン・モンタナ(距離13.1km/平均7.2%)にフィニッシュする。
最後の休息日を終えた選手たちの前に2つの山岳ステージ&山頂フィニッシュステージが立ちはだかる。第16ステージは超級山岳を含む5つのカテゴリー山岳が登場し、大会最後の山岳決戦となる第19ステージはトレチーメ・ディ・ラヴァレード(距離7.2km/平均7.6%)で締めくくられる。登坂の途中に下り区間があるため平均勾配は高くないが、フィニッシュ手前4kmの平均は11.7%まで跳ね上がるクイーンステージだ。
その翌日は前述した山岳個人TTを経てマリアローザの行方が確定。最後は首都ローマでパレードランを行い、大会最後のステージウィナーを決める集団スプリントになだれ込む。
21日間の総距離は3,448.6kmで、累計獲得標高差は2022年より4,000mも多い51,300mだ。
日本ではジャパンカップの興奮冷めやらぬ10月17日、イタリア・ミラノにあるテアトロリリコ劇場で2023年ジロ・デ・イタリアのコースプレゼンテーションが行われた。
会場には2022年大会で総合優勝を挙げたジャイ・ヒンドレー(オーストラリア、ボーラ・ハンスグローエ)やマリアチクラミーノ(ポイント賞)を獲得したアルノー・デマール(フランス、グルパマ・エフデジ)が登場。また、過去に総合優勝経験のあるヴィンチェンツォ・ニバリ(イタリア、アスタナカザフスタン)やアルベルト・コンタドールらも出席し、コース発表の瞬間に立ち会った。
開幕地として選ばれたのは、日本の自転車ファンに馴染み深いファルネーゼヴィーニ社が社屋を構えるイタリア・アブルッツォ州オルトーナ。18.4kmの個人タイムトライアルで3週間の戦いをスタートさせ、イタリアを時計回りに一周する。3週間の戦いを締めくくるのは首都ローマで、意外にもこれが5回目の終着地点となる。
ステージカテゴリー内訳
平坦ステージ:8
丘陵ステージ:5(山頂フィニッシュ1)
山岳ステージ:5(山頂フィニッシュ4)
個人タイムトライアル:3
2023年大会には3つの個人タイムトライアルが用意された。初日と第9ステージは平坦基調だが、第20ステージはコース後半に距離7.3km/平均12.1%の登りが設定され、最大勾配22%が2ヶ所現れるタフな登坂タイムトライアルだ。3ステージ合計距離は70.6kmと長く、登坂能力だけではなく独走力も総合成績を大きく左右する。
今大会最初の山頂フィニッシュはグランサッソ・ディタリアを登坂する第7ステージだ。2018年大会でマリアローザを着たサイモン・イェーツ(イギリス、当時ミッチェルトン・スコット)が勝利した山岳で、全長26.5kmに及ぶ登りは標高差1,029m/平均3.9%/最大13%。平均勾配こそ緩やかだが、トップコンディションに無い選手をふるい落とすことになるだろう。
第13ステージはチーマコッピ(大会最高地点)が設定された、獲得標高差が5,100mに達する過酷なレイアウト。コース中盤に現れるグラン・サンベルナール峠(距離34km/平均5.5%)の最高地点は2,469mで、その後は今大会唯一のイタリア国外となるスイスに入国してクラン・モンタナ(距離13.1km/平均7.2%)にフィニッシュする。
最後の休息日を終えた選手たちの前に2つの山岳ステージ&山頂フィニッシュステージが立ちはだかる。第16ステージは超級山岳を含む5つのカテゴリー山岳が登場し、大会最後の山岳決戦となる第19ステージはトレチーメ・ディ・ラヴァレード(距離7.2km/平均7.6%)で締めくくられる。登坂の途中に下り区間があるため平均勾配は高くないが、フィニッシュ手前4kmの平均は11.7%まで跳ね上がるクイーンステージだ。
その翌日は前述した山岳個人TTを経てマリアローザの行方が確定。最後は首都ローマでパレードランを行い、大会最後のステージウィナーを決める集団スプリントになだれ込む。
21日間の総距離は3,448.6kmで、累計獲得標高差は2022年より4,000mも多い51,300mだ。
ジロ・デ・イタリア2023ステージリスト
日時 | ステージ | スタート〜フィニッシュ | 距離 |
---|---|---|---|
5月6日(土) | 第1ステージ | フォッサチェジーア・マリーナ〜オルトーナ | 18.4km(個人TT) |
5月7日(日) | 第2ステージ | テラーモ〜サン・サルヴォ | 204km(平坦) |
5月8日(月) | 第3ステージ | ヴァスト〜メルフィ | 210km(丘陵) |
5月9日(火) | 第4ステージ | ヴェノーザ〜ラゴ・サセノ | 184km(丘陵) |
5月10日(水) | 第5ステージ | アトリパルダ〜サレルノ | 172km(平坦) |
5月11日(木) | 第6ステージ | ナポリ〜ナポリ | 156km(平坦) |
5月12日(金) | 第7ステージ | カプア〜グランサッソ・ディタリア | 218km(山岳/山頂) |
5月13日(土) | 第8ステージ | テルニ〜フォッソンブローネ | 207km(丘陵) |
5月14日(日) | 第9ステージ | サヴィニャーノ・スル・ルビコーネ〜チェゼーナ | 33.6km(個人TT) |
5月15日(月) | 休息日 | ||
5月16日(火) | 第10ステージ | スカンディアーノ〜ヴィアレッジョ | 190km(平坦) |
5月17日(水) | 第11ステージ | カマイオーレ〜トルトナ | 218km(平坦) |
5月18日(木) | 第12ステージ | ブラ〜リーヴォリ | 179km(丘陵) |
5月19日(金) | 第13ステージ | ボルゴフランコ・ディヴレーア〜クラン・モンタナ(スイス) | 208km(山岳/山頂) |
5月20日(土) | 第14ステージ | シエール(スイス)〜カッサーノ・マニャーゴ | 194km(平坦) |
5月21日(日) | 第15ステージ | セレーニョ〜ベルガモ | 191km(山岳) |
5月22日(月) | 休息日 | ||
5月23日(火) | 第16ステージ | サッビオ・キエーゼ〜モンテ・ボンドーネ | 198km(山岳/山頂) |
5月24日(水) | 第17ステージ | ペルジーネ・ヴァルスガーナ〜カオルレ | 192km(平坦) |
5月25日(木) | 第18ステージ | オデルツォ〜ヴァル・ディ・ゾルド | 160km(丘陵) |
5月26日(金) | 第19ステージ | ロンガロネ〜トレチーメ・ディ・ラヴァレード | 182km(山岳/山頂) |
5月27日(土) | 第20ステージ | タルヴィジオ〜モンテ・ルッサリ | 18.6km(個人TT) |
5月28日(日) | 第21ステージ | ローマ〜ローマ | 115km(平坦) |
text:Sotaro.Arakawa
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