2022/10/15(土) - 23:36
ジャパンカップ本戦の前日、同じコースで行われるオープンレース。男子は残り1kmで抜け出した内田宇海が優勝。女子は唐見実世子が2周を独走して優勝。弱虫ペダルサイクリングチームが男女共に優勝した。
ジャパンカップ・オープンレースは、ジュニア以上の男女で全国大会出場経験者が出場できるレース。「無差別級レース」と表現されることもあるように、大学生や高校生、JBCFのE1クラスタ、JプロツアーやJCLのチームでジャパンカップ本戦に出場しないチームなど、通常のレースでは一緒に走ることのないメンバーが集まる。若手選手の登竜門としても知られ、ここでの勝利をきっかけに上位カテゴリーへ進んだ選手も多いレースだ。
例年であれば男子は300名の定員で二つのグループに分けてレースが行われるが、今回は3年ぶりの開催もあってか100名を切るエントリー人数となったため、ひとつのグループでのレースとなった。女子も1週間後に全日本選手権を控えて参加者数少なめとなった。
終盤のアタック合戦から抜け出した内田宇海が優勝
男子のレースは7周72.1km。序盤からアタックと吸収が繰り返されながら集団の人数が絞られていく。数名が先行する場面が何度もあったもののタイム差が広がらず、1周続かず後続集団に吸収されていく。
決定打が無いまま最終周回に入り、古賀志林道を下りきって残り半周を切ると、フィニッシュに向けてのアタック合戦が始まる。北野普識(イナーメ信濃山形)や高岡亮寛(Roppongi Express)がアタックすると、8名ほどまで絞られる。高岡は残り3kmからさらにアタックするも勝負を決めるには至らない。残り1km、「自分の勝ち筋は独走逃げ切りしかない」と言う内田宇海(弱虫ペダルサイクリングチーム)が抜け出して先行。そのままフィニッシュまで逃げ切った。
内田宇海コメント
「シーズン終了間近で優勝がなかったので、とにかく勝ちたい気持ちが強かった。弱虫ペダルはチームで参戦していたので終始、後手を踏まずにレースを運べた。
残り2周からは、自分から攻撃を仕掛けて集団スプリントにならない展開に持っていこうとチャレンジした。最終周回で8名程に絞れたが、どこかで抜け出しを決めるためアタックを考えていた。後半のアップダウンで高岡さんのアタックを皮切りにスプリントにしたくなさそうな選手のアタック合戦が始まり、かなりきつかったが2回連続でアタックして残り1kmほどから抜け出せた。あとはゴールまで気合いで踏み切り逃げ切ることが出来た。Jエリートツアーで走っているE1の方達が強敵ですごく楽しかった」
女子 唐見実世子が2周を逃げ切って優勝
3周30.9kmで行われた女子のレースは、1周目から唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム)が古賀志林道の登りでペースアップして人数を絞っていく。2周目には全員を振り切り、単独で頂上を通過。その後も後続との差を1分以上まで広げてフィニッシュまで逃げ切った。
唐見実世子コメント
「全日本選手権を目前に控えている事と、距離が短い事、脚質の事を考えて、出し切って終われるようなレースにしたいと考えていた。
例年に比べると参加者も少なく、少し寂しいレースではあったが、ジャパンカップである事には変わりないので、勝たせてもらえてとても嬉しい。私はジャパンカップは今回初優勝。長く競技を続けて良かったと思う。シーズン終盤だが、途中シクロクロスを挟みながら、全日本選手権とツールド沖縄を全力で戦いたい」
チャレンジレース 残り1kmからの抜け出しアタックに成功した青木峻二が勝利
オープンレースの前に開催されたチャレンジレースにはクラブチーム所属などのホビーレーサーが参加。定員300名のところ140人あまりが参加。150人を超えないため2レースには分割せず1レースでの開催となった。
「アジア最高位のワンデイロードレース、ジャパンカップサイクルロードレースのコースで力試し」がキャッチフレーズのとおり20.6km(1周10.3km×2周)で争われる。9:50にスタートしたレースは序盤からハイペースで進んだ。古賀志林道の登りでは集団は大きく伸びるものの分解せず、しかし分断した集団から20人ほどの先頭集団が形成された。
2周めにかけてさらに絞り込まれ、KOMを超えた時点で清水大地(R&D栃木)が飛び出す。清水は田野町の登りまで逃げるが追い上げた6人に吸収される。そして7人でのレースとなった先頭集団が残り1kmに差し掛かったとき青木峻二(神奈川)が抜け出し、そのままフィニッシュまで逃げ切った。
後続に2秒の差をもって逃げ切り両手を挙げてフィニッシュした青木はクラブチーム等に無所属の個人活動レーサー。フルタイムの38歳のサラリーマンだが、かつて2015年にはツール・ド・おきなわ市民210kmクラスで2位になった経歴の持ち主。しかししばらく自転車から遠ざかり、長いブランクをおいてのレース再開だという。
「7人になってラスト1kmあたりにきてローテーションが悪くなってきたので抜け出したんです。おきなわ以来、子供が育ち盛りだったので乗っていなかったんです。今は練習は朝だけ。またこれからも楽しく自転車を続けたいですね」と喜びを語ってくれた。
ジャパンカップ・オープンレースは、ジュニア以上の男女で全国大会出場経験者が出場できるレース。「無差別級レース」と表現されることもあるように、大学生や高校生、JBCFのE1クラスタ、JプロツアーやJCLのチームでジャパンカップ本戦に出場しないチームなど、通常のレースでは一緒に走ることのないメンバーが集まる。若手選手の登竜門としても知られ、ここでの勝利をきっかけに上位カテゴリーへ進んだ選手も多いレースだ。
例年であれば男子は300名の定員で二つのグループに分けてレースが行われるが、今回は3年ぶりの開催もあってか100名を切るエントリー人数となったため、ひとつのグループでのレースとなった。女子も1週間後に全日本選手権を控えて参加者数少なめとなった。
終盤のアタック合戦から抜け出した内田宇海が優勝
男子のレースは7周72.1km。序盤からアタックと吸収が繰り返されながら集団の人数が絞られていく。数名が先行する場面が何度もあったもののタイム差が広がらず、1周続かず後続集団に吸収されていく。
決定打が無いまま最終周回に入り、古賀志林道を下りきって残り半周を切ると、フィニッシュに向けてのアタック合戦が始まる。北野普識(イナーメ信濃山形)や高岡亮寛(Roppongi Express)がアタックすると、8名ほどまで絞られる。高岡は残り3kmからさらにアタックするも勝負を決めるには至らない。残り1km、「自分の勝ち筋は独走逃げ切りしかない」と言う内田宇海(弱虫ペダルサイクリングチーム)が抜け出して先行。そのままフィニッシュまで逃げ切った。
内田宇海コメント
「シーズン終了間近で優勝がなかったので、とにかく勝ちたい気持ちが強かった。弱虫ペダルはチームで参戦していたので終始、後手を踏まずにレースを運べた。
残り2周からは、自分から攻撃を仕掛けて集団スプリントにならない展開に持っていこうとチャレンジした。最終周回で8名程に絞れたが、どこかで抜け出しを決めるためアタックを考えていた。後半のアップダウンで高岡さんのアタックを皮切りにスプリントにしたくなさそうな選手のアタック合戦が始まり、かなりきつかったが2回連続でアタックして残り1kmほどから抜け出せた。あとはゴールまで気合いで踏み切り逃げ切ることが出来た。Jエリートツアーで走っているE1の方達が強敵ですごく楽しかった」
女子 唐見実世子が2周を逃げ切って優勝
3周30.9kmで行われた女子のレースは、1周目から唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム)が古賀志林道の登りでペースアップして人数を絞っていく。2周目には全員を振り切り、単独で頂上を通過。その後も後続との差を1分以上まで広げてフィニッシュまで逃げ切った。
唐見実世子コメント
「全日本選手権を目前に控えている事と、距離が短い事、脚質の事を考えて、出し切って終われるようなレースにしたいと考えていた。
例年に比べると参加者も少なく、少し寂しいレースではあったが、ジャパンカップである事には変わりないので、勝たせてもらえてとても嬉しい。私はジャパンカップは今回初優勝。長く競技を続けて良かったと思う。シーズン終盤だが、途中シクロクロスを挟みながら、全日本選手権とツールド沖縄を全力で戦いたい」
チャレンジレース 残り1kmからの抜け出しアタックに成功した青木峻二が勝利
オープンレースの前に開催されたチャレンジレースにはクラブチーム所属などのホビーレーサーが参加。定員300名のところ140人あまりが参加。150人を超えないため2レースには分割せず1レースでの開催となった。
「アジア最高位のワンデイロードレース、ジャパンカップサイクルロードレースのコースで力試し」がキャッチフレーズのとおり20.6km(1周10.3km×2周)で争われる。9:50にスタートしたレースは序盤からハイペースで進んだ。古賀志林道の登りでは集団は大きく伸びるものの分解せず、しかし分断した集団から20人ほどの先頭集団が形成された。
2周めにかけてさらに絞り込まれ、KOMを超えた時点で清水大地(R&D栃木)が飛び出す。清水は田野町の登りまで逃げるが追い上げた6人に吸収される。そして7人でのレースとなった先頭集団が残り1kmに差し掛かったとき青木峻二(神奈川)が抜け出し、そのままフィニッシュまで逃げ切った。
後続に2秒の差をもって逃げ切り両手を挙げてフィニッシュした青木はクラブチーム等に無所属の個人活動レーサー。フルタイムの38歳のサラリーマンだが、かつて2015年にはツール・ド・おきなわ市民210kmクラスで2位になった経歴の持ち主。しかししばらく自転車から遠ざかり、長いブランクをおいてのレース再開だという。
「7人になってラスト1kmあたりにきてローテーションが悪くなってきたので抜け出したんです。おきなわ以来、子供が育ち盛りだったので乗っていなかったんです。今は練習は朝だけ。またこれからも楽しく自転車を続けたいですね」と喜びを語ってくれた。
オープン男子 結果(72.1km)
1位 | 内田宇海(弱虫ペダルサイクリングチーム) | 1時間56分29秒 |
2位 | 寺崎武郎(バルバサイクルレーシングチーム) | +3秒 |
3位 | 北野普識(イナーメ信濃山形) | |
4位 | 高岡亮寛(Roppongi Express) | |
5位 | 島野翔汰(YURIFitCyclingTEAM) | |
6位 | 青島冬弥(明星大学) | |
7位 | 島崎将男(北海道帯広広南商業高等学校) | |
8位 | 佐藤后嶺(北海道石狩南高等学校) | |
9位 | 豊田勝徳(TREK MINIBUS RACING TEAM) | +36秒 |
10位 | 五十嵐洸太(弱虫ペダルサイクリングチーム) | +38秒 |
オープン女子 結果(30.9km)
1位 | 唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム) | 57分56秒 |
2位 | 高橋由佳(バルバクラブエチゼン) | +1分15秒 |
3位 | 福山 舞(湾岸サイクリング・ユナイテッド) | |
4位 | 榎本美帆 | +1分20秒 |
5位 | 阿部花梨(High Ambition) | +2分24秒 |
6位 | 廣瀬博子(サイタマサイクルプロジェクト) | +4分3秒 |
7位 | 野添晴菜(バルバクラブエチゼン) | +5分38秒 |
8位 | 中村友紀子(京浜ピストクラブ) | +9分23秒 |
9位 | 小口加奈絵(日本体育大学) | +9分23秒 |
10位 | 田上萌々子(スムー) | +12分17秒 |
チャレンジレース 結果(20.6km)
text:Satoru Kato(Open Race), Makoto AYANO(Challenge Race)
photo:Satoru Kato, Makoto AYANO,Yuichiro Hosoda
photo:Satoru Kato, Makoto AYANO,Yuichiro Hosoda
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