2022/10/09(日) - 12:02
大会2日目にしてクイーンステージが訪れたツール・ド・ロマンディ・フェミナン。距離17.3kmの最終山岳でアシュリー・モールマン(南アフリカ、SDワークス)がアネミエク・ファンフルーテン(オランダ、モビスター)を下し、勝利と共に総合首位に立った。
この日40歳の誕生日を迎えたアネミエク・ファンフルーテン(オランダ、モビスター) photo:Tour de Romandie Féminin
全3ステージで開催中のワールドツアー最終戦であるツール・ド・ロマンディ・フェミナン。第2ステージはシオンをスタートし、1級山岳ティヨン2000の山頂にフィニッシュする104.5kmの山岳ステージだ。まずはコース中盤に現れる1級山岳スエン(距離13.8km/平均6.9%)を越え、総合優勝の行方を左右する1級山岳ティヨン2000(距離17.3km/平均6.6%)を目指す。
この日40歳の誕生日を迎えたアネミエク・ファンフルーテン(オランダ、モビスター)にバースデーケーキが贈られ、78名の選手たちがシオンの街を出発した。スタート直後にジョージャ・ウィリアムズ(ニュージーランド、バイクエクスチェンジ・ジェイコ)と山岳賞を着用するエリーゼ・アイエン(オランダ、チームDSM)の2人が飛び出し逃げが成立。モビスター率いるプロトンが追う形でレースは進行した。
シオンをスタート地点とするツール・ド・ロマンディ・フェミナン第2ステージ photo:Tour de Romandie Féminin
マルタ・カヴァッリ(イタリア、FDJスエズ・フチュロスコープ)による牽引でプロトンは崩壊 photo:Tour de Romandie Féminin
一時は3分のリードを奪った逃げの2人だったが、1級山岳スエンの登坂でファンフルーテンが自らプロトンのペースアップに加わったこともあり残り38km地点で吸収。1級山岳ティヨン2000の登坂を前に、今度は前日勝者アルレニス・シエラ(キューバ、モビスター)やマーレン・ローセル(スイス、SDワークス)、ソラヤ・パラディン(イタリア、キャニオン・スラム)の3名が飛び出した。
フィニッシュラインが待つティヨン2000に突入し、今大会はアシストに徹するマルタ・カヴァッリ(イタリア、FDJスエズ・フチュロスコープ)の牽引で優勝候補の1人であったデミ・フォレリング(オランダ、SDワークス)が早々に脱落。その後ジュリエット・ラブー(フランス)の牽引で先頭集団を引き戻した残り8.3km地点でアシュリー・モールマン(南アフリカ、SDワークス)がアタックした。
36歳のモールマンの加速に反応できたのはファンフルーテンとリアヌ・リッパート(ドイツ、チームDSM)、ペトラ・スティアスニー(スイス、ローラン・コジェアス・エーデルワイス スクアッド)の4名。牽制状態に陥ったことでエリーザ・ロンゴボルギーニ(イタリア、トレック・セガフレード)らが合流したものの、残り6.5kmで今度はファンフルーテンが加速。再び同じ4名に絞られた。
残り6.5km地点でアネミエク・ファンフルーテン(オランダ、モビスター)が加速 photo:Tour de Romandie Féminin
自身初となるワールドツアー勝利を挙げたアシュリー・モールマン(南アフリカ、SDワークス) photo:Tour de Romandie Féminin
ファンフルーテンが繰り返すペースアップにスティアスニーとリッパートが遅れ、その動きを冷静に対応したモールマンが残り2.5kmから再度加速。ファンフルーテンは遅れを喫し、独走のままモールマンがフィニッシュラインに到達した。
「スイスの美しい山に1人でフィニッシュすることができて最高に嬉しい。不運の連続だった今年の最後に勝利することができた。ワールドツアーでの勝利は特別」と、意外にもワールドツアー初勝利を挙げたモールマンは喜んだ。またバースデー勝利を逃したファンフルーテンが26秒遅れでフィニッシュしたため、モールマンが総合首位に浮上している。
翌日のツール・ド・ロマンディ・フェミナン最終日は、2つのカテゴリー山岳が登場する丘陵ステージ。しかしフィニッシュまで約20kmは平坦路のため、総合順位の動かない集団スプリントが濃厚だ。
26秒遅れでフィニッシュしたアネミエク・ファンフルーテン(オランダ、モビスター) photo:Tour de Romandie Féminin
勝利と共に総合リーダージャージも獲得したアシュリー・モールマン(南アフリカ、SDワークス) photo:Tour de Romandie Féminin
![この日40歳の誕生日を迎えたアネミエク・ファンフルーテン(オランダ、モビスター)](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2022/10/09/3103135231641444695566562900039298563895404n.jpeg)
全3ステージで開催中のワールドツアー最終戦であるツール・ド・ロマンディ・フェミナン。第2ステージはシオンをスタートし、1級山岳ティヨン2000の山頂にフィニッシュする104.5kmの山岳ステージだ。まずはコース中盤に現れる1級山岳スエン(距離13.8km/平均6.9%)を越え、総合優勝の行方を左右する1級山岳ティヨン2000(距離17.3km/平均6.6%)を目指す。
この日40歳の誕生日を迎えたアネミエク・ファンフルーテン(オランダ、モビスター)にバースデーケーキが贈られ、78名の選手たちがシオンの街を出発した。スタート直後にジョージャ・ウィリアムズ(ニュージーランド、バイクエクスチェンジ・ジェイコ)と山岳賞を着用するエリーゼ・アイエン(オランダ、チームDSM)の2人が飛び出し逃げが成立。モビスター率いるプロトンが追う形でレースは進行した。
![シオンをスタート地点とするツール・ド・ロマンディ・フェミナン第2ステージ](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2022/10/09/3109136141641444595566573197551717800104001n.jpeg)
![マルタ・カヴァッリ(イタリア、FDJスエズ・フチュロスコープ)による牽引でプロトンは崩壊](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2022/10/09/31063653316414078955702415661645387381611n.jpeg)
一時は3分のリードを奪った逃げの2人だったが、1級山岳スエンの登坂でファンフルーテンが自らプロトンのペースアップに加わったこともあり残り38km地点で吸収。1級山岳ティヨン2000の登坂を前に、今度は前日勝者アルレニス・シエラ(キューバ、モビスター)やマーレン・ローセル(スイス、SDワークス)、ソラヤ・パラディン(イタリア、キャニオン・スラム)の3名が飛び出した。
フィニッシュラインが待つティヨン2000に突入し、今大会はアシストに徹するマルタ・カヴァッリ(イタリア、FDJスエズ・フチュロスコープ)の牽引で優勝候補の1人であったデミ・フォレリング(オランダ、SDワークス)が早々に脱落。その後ジュリエット・ラブー(フランス)の牽引で先頭集団を引き戻した残り8.3km地点でアシュリー・モールマン(南アフリカ、SDワークス)がアタックした。
36歳のモールマンの加速に反応できたのはファンフルーテンとリアヌ・リッパート(ドイツ、チームDSM)、ペトラ・スティアスニー(スイス、ローラン・コジェアス・エーデルワイス スクアッド)の4名。牽制状態に陥ったことでエリーザ・ロンゴボルギーニ(イタリア、トレック・セガフレード)らが合流したものの、残り6.5kmで今度はファンフルーテンが加速。再び同じ4名に絞られた。
![残り6.5km地点でアネミエク・ファンフルーテン(オランダ、モビスター)が加速](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2022/10/09/3111944571641447362232961483451041016590328n.jpeg)
![自身初となるワールドツアー勝利を挙げたアシュリー・モールマン(南アフリカ、SDワークス)](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2022/10/09/3099227441641443028900065178270163281754385n.jpeg)
ファンフルーテンが繰り返すペースアップにスティアスニーとリッパートが遅れ、その動きを冷静に対応したモールマンが残り2.5kmから再度加速。ファンフルーテンは遅れを喫し、独走のままモールマンがフィニッシュラインに到達した。
「スイスの美しい山に1人でフィニッシュすることができて最高に嬉しい。不運の連続だった今年の最後に勝利することができた。ワールドツアーでの勝利は特別」と、意外にもワールドツアー初勝利を挙げたモールマンは喜んだ。またバースデー勝利を逃したファンフルーテンが26秒遅れでフィニッシュしたため、モールマンが総合首位に浮上している。
翌日のツール・ド・ロマンディ・フェミナン最終日は、2つのカテゴリー山岳が登場する丘陵ステージ。しかしフィニッシュまで約20kmは平坦路のため、総合順位の動かない集団スプリントが濃厚だ。
![26秒遅れでフィニッシュしたアネミエク・ファンフルーテン(オランダ、モビスター)](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2022/10/09/3101091451641444362233267129487547234923177n.jpeg)
![勝利と共に総合リーダージャージも獲得したアシュリー・モールマン(南アフリカ、SDワークス)](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2022/10/09/310007531164144639556639389315424812900349n.jpeg)
ツール・ド・ロマンディ・フェミナン2022 第2ステージ結果
1位 | アシュリー・モールマン(南アフリカ、SDワークス) | 3:23:35 |
2位 | アネミエク・ファンフルーテン(オランダ、モビスター) | 0:26 |
3位 | エリーザ・ロンゴボルギーニ(イタリア、トレック・セガフレード) | 0:43 |
4位 | リアヌ・リッパート(ドイツ、チームDSM) | 1:01 |
5位 | ペトラ・スティアスニー(スイス、ローラン・コジェアス・エーデルワイス スクアッド) | 1:03 |
6位 | ベロニカ・エヴァース(アメリカ、EFエデュケーション・ティブコSVB) | 1:26 |
7位 | エヴィータ・ムジック(フランス、FDJスエズ・フチュロスコープ) | 1:41 |
8位 | ヤーラ・カステレイ(オランダ、プラントゥール・プラ) | 2:11 |
9位 | アマンダ・スプラット(オーストラリア、バイクエクスチェンジ・ジェイコ) | 3:01 |
10位 | ジュリエット・ラブー(フランス、チームDSM) | 4:00 |
個人総合成績
1位 | アシュリー・モールマン(南アフリカ、SDワークス) | 7:00:14 |
2位 | アネミエク・ファンフルーテン(オランダ、モビスター) | 0:30 |
3位 | エリーザ・ロンゴボルギーニ(イタリア、トレック・セガフレード) | 0:49 |
4位 | リアヌ・リッパート(ドイツ、チームDSM) | 1:05 |
5位 | ベロニカ・エヴァース(アメリカ、EFエデュケーション・ティブコSVB) | 1:36 |
6位 | エヴィータ・ムジック(フランス、FDJスエズ・フチュロスコープ) | 1:51 |
7位 | ヤーラ・カステレイ(オランダ、プラントゥール・プラ) | 2:21 |
8位 | アマンダ・スプラット(オーストラリア、バイクエクスチェンジ・ジェイコ) | 3:11 |
9位 | ジュリエット・ラブー(フランス、チームDSM) | 4:10 |
10位 | アンナ・シャクリー(イギリス、SDワークス) | 4:51 |
その他の特別賞
ポイント賞 | アルレニス・シエラ(キューバ、モビスター) |
山岳賞 | エリーゼ・アイエン(オランダ、チームDSM) |
ヤングライダー賞 | リアヌ・リッパート(ドイツ、チームDSM) |
チーム総合成績 | SDワークス |
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
photo:CorVos
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