2022/10/07(金) - 12:16
集団スプリントで決着したグラン・ピエモンテ。イル・ロンバルディアに向けた最後の前哨戦をイバン・ガルシア(スペイン、モビスター)が制し、ワールドチームからの降格危機を脱しつつあるチームに移籍後初勝利をもたらした。
シーズン最後のワールドツアーレース「イル・ロンバルディア」が開催される2日前、同じイタリアのピエモンテ州でグラン・ピエモンテ(UCI.Pro)が行われた。舞台となったのはオメーニャからベイナスコまでの198km。コース中盤にイル・ピオネット(距離3.3km/平均8%)が設定されているものの、それ以外は平坦路が続くスプリンターレースだ。
そのためスタート地点にはオラフ・コーイ(オランダ、ユンボ・ヴィスマ)やエリア・ヴィヴィアーニ(イタリア、イネオス・グレナディアーズ)、マッテオ・トレンティン(イタリア、UAEチームエミレーツ)らトップスプリンターたちが集結。その他にもマテイ・モホリッチ(スロベニア、バーレーン・ヴィクトリアス)やマルク・ヒルシ(スイス、UAEチームエミレーツ)などイル・ロンバルディアを見据える選手たちが出場した。
レース序盤から逃げ集団を形成したのはワールドチーム降格圏からひとまず脱し、現在13位につけるモビスターのマッテオ・ヨルゲンソン(アメリカ)を含む4名。一方のメイン集団はトレック・セガフレードらワールドチームが中心に牽引する形でレースは進行し、残り距離を消化していった。
残り62km地点から始まるイル・ピオネット(距離3.3km/平均8%)に入ると、メイン集団ではピュアスプリンターであるコーイが遅れを喫する。一方でミラノ〜サンレモに続く今年2つ目のモニュメント勝利を狙うモホリッチが自らペースアップ。登りで人数が絞られたプロトンが逃げグループを飲み込みながら、フィニッシュラインの引かれたベイナスコに突入した。
優勝候補の1人であったヒルシが落車により脱落するなか、残り5kmでピーター・セリー(ベルギー、クイックステップ・アルファヴィニル)がアタック。これをトレーニー(研修生)で19歳のマディス・ミケルス(エストニア)をエースに据えるアンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオが引き戻し、勝負は集団スプリントへ。
アンドレア・バジオーリ(イタリア、クイックステップ・アルファヴィニル)がロングスプリントを仕掛け、その背後についたモホリッチとアルベルト・ベッティオル(イタリア、EFエデュケーション・イージーポスト)が残り100mで先頭へ。更にその後方から一気にポジションを上げたイバン・ガルシア(スペイン、モビスター)が、2人を追い抜き勝利した。
「モビスターに移籍してようやく掴んだ勝利。最高にハッピーだよ。調子の悪い時期にあっても、諦めることなく戦い続けてきた。これによりUCIポイントを積み上げることができた」とガルシアは喜びを語った。
ガルシアはスペイン北部のヒホン出身の26歳。2016年にエティックス・クイックステップ(当時)でプロデビューを果たした後、バーレーン・マクラーレン(当時)を経由し2021年にモビスターに加入した。ガルシアにとってこれが自身2年ぶりとなるプロ3勝目かつ、モビスター移籍後初勝利となった。
シーズン最後のワールドツアーレース「イル・ロンバルディア」が開催される2日前、同じイタリアのピエモンテ州でグラン・ピエモンテ(UCI.Pro)が行われた。舞台となったのはオメーニャからベイナスコまでの198km。コース中盤にイル・ピオネット(距離3.3km/平均8%)が設定されているものの、それ以外は平坦路が続くスプリンターレースだ。
そのためスタート地点にはオラフ・コーイ(オランダ、ユンボ・ヴィスマ)やエリア・ヴィヴィアーニ(イタリア、イネオス・グレナディアーズ)、マッテオ・トレンティン(イタリア、UAEチームエミレーツ)らトップスプリンターたちが集結。その他にもマテイ・モホリッチ(スロベニア、バーレーン・ヴィクトリアス)やマルク・ヒルシ(スイス、UAEチームエミレーツ)などイル・ロンバルディアを見据える選手たちが出場した。
レース序盤から逃げ集団を形成したのはワールドチーム降格圏からひとまず脱し、現在13位につけるモビスターのマッテオ・ヨルゲンソン(アメリカ)を含む4名。一方のメイン集団はトレック・セガフレードらワールドチームが中心に牽引する形でレースは進行し、残り距離を消化していった。
残り62km地点から始まるイル・ピオネット(距離3.3km/平均8%)に入ると、メイン集団ではピュアスプリンターであるコーイが遅れを喫する。一方でミラノ〜サンレモに続く今年2つ目のモニュメント勝利を狙うモホリッチが自らペースアップ。登りで人数が絞られたプロトンが逃げグループを飲み込みながら、フィニッシュラインの引かれたベイナスコに突入した。
優勝候補の1人であったヒルシが落車により脱落するなか、残り5kmでピーター・セリー(ベルギー、クイックステップ・アルファヴィニル)がアタック。これをトレーニー(研修生)で19歳のマディス・ミケルス(エストニア)をエースに据えるアンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオが引き戻し、勝負は集団スプリントへ。
アンドレア・バジオーリ(イタリア、クイックステップ・アルファヴィニル)がロングスプリントを仕掛け、その背後についたモホリッチとアルベルト・ベッティオル(イタリア、EFエデュケーション・イージーポスト)が残り100mで先頭へ。更にその後方から一気にポジションを上げたイバン・ガルシア(スペイン、モビスター)が、2人を追い抜き勝利した。
「モビスターに移籍してようやく掴んだ勝利。最高にハッピーだよ。調子の悪い時期にあっても、諦めることなく戦い続けてきた。これによりUCIポイントを積み上げることができた」とガルシアは喜びを語った。
ガルシアはスペイン北部のヒホン出身の26歳。2016年にエティックス・クイックステップ(当時)でプロデビューを果たした後、バーレーン・マクラーレン(当時)を経由し2021年にモビスターに加入した。ガルシアにとってこれが自身2年ぶりとなるプロ3勝目かつ、モビスター移籍後初勝利となった。
グラン・ピエモンテ2022結果
1位 | イバン・ガルシア(スペイン、モビスター) | 4:21:44 |
2位 | マテイ・モホリッチ(スロベニア、バーレーン・ヴィクトリアス) | |
3位 | アレクシー・ヴィエルモ(フランス、トタルエネルジー) | |
4位 | エドアルド・ザンバニーニ(イタリア、バーレーン・ヴィクトリアス) | |
5位 | アルベルト・ベッティオル(イタリア、EFエデュケーション・イージーポスト) | |
6位 | マディス・ミケルス(エストニア、アンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオ) | |
7位 | コービン・ストロング(ニュージーランド、イスラエル・プレミアテック) | |
8位 | アンドレア・バジオーリ(イタリア、クイックステップ・アルファヴィニル) | |
9位 | アレッサンドロ・コーヴィ(イタリア、UAEチームエミレーツ) | |
10位 | フレデリク・ワンダール(デンマーク、ボーラ・ハンスグローエ) |
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
photo:CorVos
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